「なんで察してくれないの?」と感じたとき:モヤモヤイライラ…でも言えない!の裏にあるもの

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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

「どうして気づいてくれないの?」
「言わなくてもわかってほしい」

そんなふうに感じたことはありませんか?

 

特に、近しい関係ほど「きっと分かってくれるはず」と期待してしまうものです。

その気持ちはとても自然なことですが、積み重なると、相手への不満だけでなく「私って大事にされてないのかも」という悲しみや苛立ちにまでつながってしまいます。

 

察してほしい気持ちは、甘えじゃない

  • 「相手に言えばいいだけ」
  • 「相手に言わない方が悪い」

そんなふうに言われてしまうこともありますが、必ずしもそうとは限りません。

 

私たちは本来、安心できる関係の中で「全部説明しなくても、分かってくれる」ことを求める生きものです。

「察してほしい」「言わなくてもわかってほしい」という思いは、とても自然なもの。それは、安心感や愛情を感じたいという、自然で大切な欲求です。

ただ…
その欲求が叶わなかったときに生まれる「わかってもらえない」という感覚は、心の奥に孤独感を刻みます。

そして、その痛みが強くなると、「察してくれない相手が悪い」という怒りや、「私なんて…」という自己否定にもつながってしまうことがあります。

 

察してほしい気持ちの奥にあるもの

この「察してほしい」という思いの裏には、大きく分けて2つの感情が隠れています。

1つめは、本当の望み。

「安心したい」「受け止めてもらいたい」「気持ちを尊重してほしい」という願い。
これは人としてとても自然で健やかな欲求です。

 

2つめは、恐れ。

「言ったら否定されるかも」「わがままだと思われるかも」という不安。
過去に気持ちを否定された経験があるほど、この恐れは強くなります。

 

この望みと恐れが同時に存在すると、「言いたいけど言えない」「でもわかってほしい」という葛藤が生まれ、モヤモヤが募ってしまいます。

すると…「言えばいい」と言われても、言えずに苦しみます。
「言えば伝わるかもしれない」という希望より、「言って伝わらなかったら?」という絶望が上回ってしまいます。

なぜ「言わずに察してほしい」と思うのか

「察してほしい」
「言わなくてもわかってほしい」

このように感じる背景には、子どもの頃や過去の人間関係での経験が関わっていることがあります。

 

たとえば…

  • 気持ちを話しても、笑われたり否定された
  • 相手の機嫌をうかがって過ごすことが当たり前だった
  • 「自分の気持ちは迷惑になる」と感じさせられた

こうした経験を重ねると、「直接伝える=危険」という感覚が心に刻まれ、できるだけ衝突や拒絶を避けるために「察してほしい」という形で表すようになるのです。

これは、『その当時』の傷ついたあなたが、自分を守るために身につけた大切な生きる知恵なのです。

気持ちを伝えるための小さな一歩

「察してほしい」を手放すのは、一気には難しいことです。

だからこそ、安心できる小さな一歩から始めてみましょう。

 

自分の気持ちを自覚する
「私は今、何を感じているんだろう?」と紙に書き出してみましょう。

 

安心できる相手に短い言葉で伝える
「今日は少し疲れてる」など、小さな感情から練習してみる

 

受け止めてもらえた経験を積み重ねる
「言っても大丈夫だった」という記憶が増えると、恐れは少しずつ和らぎます。

 

あなたは悪くない

「察してほしい」と思うことは、
これまでの人生で身につけた、心を守るための方法です。

 

でも、「察してもらう」のは、なかなか難しいことが多いもの…。

察してほしいが叶わないときのストレスやイライラもまた、相当大きいはずです。

そうなると、当時「あなたを守るはずだった手段」が、今のあなたを苦しめてしまいます。

 

だからこそ、これからは
「少しずつ伝えてもいい」
「少し伝えてみる」

……そんな選択が増えていくと、今よりきっとストレスは減らしていけます。

 

大きく行動しなくて大丈夫。

過去の自分の頑張りや努力を認めた上で、「少しずつ」「気が向いた時に試してみる」のがおすすめです。

察してほしいのに分かってもらえない関係に悩んでいるなら、安心できるやり取りの中で、一緒に整理していきましょう。
Pocheメールカウンセリングでは、あなたのペースを大切にしながら、本当の望みや恐れをやさしく紐解いていきます。 

 

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Posted by poche