笑顔の影で不満を隠すあなたへ──それは「悪いところ」ではなく、生き抜く知恵

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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

 

「本当は納得していないのに、笑顔でやり過ごしてしまう」
「不満を言うと嫌われそうで、つい飲み込んでしまう」
「何事もない顔でやり過ごすけど、家に帰ってずーっとイライラしてる」

そんな経験、ありませんか?

 

心の中では「わかってほしい」という気持ちがあるのに、表には出せず、笑顔で隠してしまう…。

そのたびに、「なんで本音が言えないんだろう」と自己嫌悪になったり、「どうして私はいつもこうなんだろう」と悩んだり…。

察したりわかってくれない相手に対して、怒りや不満が溜まることもあります。

【関連記事】察してくれない相手にイライラする理由

 

笑顔で隠すようになった背景

  • 平気なフリをしてしまう
  • 笑って誤魔化してしまう
  • その場ではっきりいえない

「こんな性格を変えたい」と悩む方は多いです。

でも実は…
非常に多くのケースにおいて、『このクセは単なる性格のせいではない』のです。

 

このような悩みを抱える人の多くが、「過去の経験」の積み重ねによってこのようなクセを身につけています。

「その場でハッキリ態度で示さないこと」は、
もしかすると過去のあなたが『その環境で生き抜くための知恵』だったのかもしれません。

 

たとえば…
子どもの頃に、こんな経験はありませんでしたか?

  • 気持ちを言ったら怒られた
  • 不満を伝えたら「わがままだ」と否定された
  • 家庭や学校で、衝突や口論を避けるのが当たり前だった
  • 周囲の空気を壊さないように振る舞うことを求められた
  • 意見を言っても、受け入れてもらえた経験が少ない

 

こうした環境では、「本音を言う=危険」という感覚が無意識に刷り込まれます。

すると、本音を言わずにその場を「笑顔でやり過ごす(怒らずやり過ごす)」ことが、自分を守るための最も安全な選択肢になっていくのです。

 

「波風立てたくない」気持ちの正体

波風を立てないように行動できるのは、周囲への気配りができる優しさの証でもあります。

でも、その優しさは時に、自分を犠牲にする方向へ傾いてしまうことがあります。

 

なぜなら、
いつも笑顔で受け止めてくれる人は、「何を言っても大丈夫な人」だと勘違いされやすいからです。

頼まれごとを断れなかったり、きつい冗談や失礼な態度も笑って流してしまうことで、相手が無自覚のまま境界線を越えてくることもあります。

そうして、あなたの中に、少しずつ心の中に小さな不満や疲れが積もっていくのです。

 

さらには、笑顔で隠す行動には、「嫌われたくない」「安心したい」という本能的な願いが隠されていることもあります。

そしてその裏側には、「本音を言ったら関係が壊れるかも」という深い恐れが潜んでいます。

 

「本当はわかってほしい」もう一つの気持ち

不満を隠すあなたの中には、きっと「もう一つ」の大切な気持ちがあります。

それが「本当はわかってほしい」という願い。

 

「分かってくれる人なんていない」
「どうせ誰も…」

そんな思いが生まれるのも、「分かってほしい」という思いが消えていないからこそなのです。

これは決して、ネガティブなことではありません。

 

あなたのせいじゃない

もしあなたが、笑顔でやり過ごす自分を「弱い」とか「本音を言えないダメな人」だと思っているなら、その必要はありません。

「ダメだから変えなきゃ」と無理する必要もありません。

それは、過去のあなたが自分を守るために必死で身につけた、生き抜く知恵だからです。

 

それでも、変えたいと思ったら…

笑顔の裏で不満を隠すクセは、意識してもすぐになくなるものではありません。

長い時間をかけて身につけた方法だからこそ、手放すにも時間と安心が必要です。

 

もしもあなたが、「少しずつでも変わっていきたい」「このクセをなくしたい」と感じているなら、信頼できる人に少しずつ気持ちや本音を打ち明けることが第一歩になります。

「あなたを否定せず受け止めてくれる人」がいれば、その人に話すことが「本音を表に出す」安全な練習場所になります。

 

でも、もし…

「まわりは否定する人ばっかり」
「安心して話せる人がいない」
「専門的な人に相談したい」

そんなふうに感じているなら、Pocheメールカウンセリングでお話ししてみませんか?

Pocheメールカウンセリングでは、
あなたのペースに合わせながら、「波風立てたくない」気持ちと「本当はわかってほしい」気持ち、どちらも大事にできる関係づくりを一緒に考えていきます。

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Posted by poche