本当の自分を見せるのが怖い…仮面をかぶるのは悪いこと?人付き合いのストレスを減らす考え方
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
✅ 人と話すとき、無意識に「演じている」と感じる
✅ 相手によって態度や話し方を変えてしまう
✅ どんな自分が本当なのか、わからなくなる
こんなふうに、「素の自分で人と接することができない」と悩んでいませんか?
「本当の自分を出せたら楽なのに…」
「こんなふうに気を使いすぎる自分が嫌だ…」
そう思うこともあるかもしれませんね。
でも実は、 「仮面をかぶってしまうこと」自体が悪いわけではない んですよ。
まずは、なぜ仮面をかぶってしまうのか、その理由を一緒に考えてみましょう。
なぜ「仮面をかぶってしまう」のか?
人と関わるときに仮面をかぶるのは、 「自分を守るための本能」 でもあります。
たとえば、次のような理由があるかもしれません。
① 「本当の自分」を出して、嫌われるのが怖い
「素の自分を見せたら、どう思われるんだろう?」
「もし相手に受け入れられなかったら…?」
このような不安があると、 「本当の自分」を見せるのが怖くなり、相手に合わせた仮面をかぶってしまう ことがあります。
特に、過去に次のような経験がある場合は、より強く仮面をかぶるようになることがあります。
自分の意見を言ったら、否定されたことがある
「友人との会話で、『これってこう思うんだよね』と言ったら『それは違うんじゃない?』と即座に否定されて、それ以来、人と話すときに『否定されたらどうしよう』と構えてしまいます。本当はもっと自由に話したいのに、つい相手の反応を気にしすぎてしまうんです。」
ありのままでいたら、「変わってるね」と言われたことがある
「学生時代、私は周りと興味を持つものが少し違っていました。好きな本や趣味の話をすると、『へぇ、変わってるね』と笑われることがあって…。
それ以来、周りに合わせることを意識するようになり、本当の自分を出すのが怖くなりました。『また変って思われたらどうしよう』と思うと、好きなものを堂々と話すこともできなくなって…。」
こうした経験があると、「本当の自分ではダメなんだ」と思い込んでしまいます。
実際には「本当のあなたがダメ」ということではないのですが、過去の嫌な記憶のせいで「本当の自分を見せること」にブレーキがかかってしまいます。知られたら嫌われるかも、否定されるかも、離れていくかも…不安や恐怖が「本当の自分を見せて受け入れてもらいたいという欲求」を上回ってしまうのです。
② 「相手に合わせることが正解」だと思っている
「相手に合わせることが当たり前」
「空気を読むのが大事」
こうした考えが強いと、 自分を出すよりも「相手に合わせること」を優先してしまう ことがあります。
もちろん、場の雰囲気を考えたり、相手に気を配ることは素晴らしいことです。
ですが、それが行き過ぎてしまうと 「いつも誰かに合わせることが当たり前」 になってしまい、 「自分はどうしたいのか?」がわからなくなってしまう ことがあります。
下記は、実際の相談事例です。
「私は昔から、どんな場面でも『相手に合わせること』が当たり前だと思ってきました。友人同士で食事に行くときも、みんなの意見を優先して『私はどこでもいいよ』と言ってしまうし、職場でも意見を求められると『みんなが決めたことで大丈夫です』と答えてしまいます。
本当は『こっちのお店のほうがいいな』とか、『こうしたほうが効率的じゃないかな』と思うこともある。でも、もし自分が違う意見を言って、場の空気を乱したら…と思うと怖くて、結局いつも周りに合わせてしまいます。」
この相談者の場合は、まずはカウンセラー(Poche)に素直な気持ちを言って否定されないという経験を積むうちに、少しずつ自分の意見が言えるようになっていきました。
「気持ちを言っても大丈夫」と思えるようになり、そこから「自分の気持ち」が少しずつ出せるようになったのです。
今では友達やパートナー相手にも、「これがいい」「今日はやめておくね」と言えるようになり、ストレスはかなりなくなったといいます。
③ 「本当の自分がわからない」
「友達と話すとき、無意識に相手が喜びそうなリアクションを取ってしまいます。楽しいふりをしているけど、実は疲れていることも多くて…。でも、素の自分でいたら嫌われるんじゃないかと思うと、結局また相手に合わせてしまうんです。」
この相談事例のように、「いつも相手に合わせてきたせいで、どれが本当の自分なのかわからない…」と感じることはありますか?
もしそうだとしても、「本当の自分がない」ということではないので、心配しないでくださいね。
「まだ分からない」だけです。
もちろんこれは、悪いことでもありません。本当の自分がわからない人の多くは、「自分以外の誰か」について考えたり合わせたりして、頑張って生きてきたことが多いのです。
つまりあなたには、「誰か」について考え合わせる力があります。あなたは「出来ない」のではなく、「出来る」人です。だから、今まで「誰か」に向けていた力を、少しずつ自分に向けてあげるだけで大丈夫。
長い間、自分を守るために「仮面をかぶること」が当たり前になっていただけ。
少しずつ、「自分は本当はどうしたいんだろう?」と考えていくことで、 自分の気持ちが見えてくるようになります。
「仮面をかぶること」は、悪いことじゃない
ここまで「なぜ仮面をかぶってしまうか」ということについて書きましたが、これは「仮面を被るのは良くない」と伝えるためではありません。
実は、 仮面をかぶることにはメリットもある んです。
たとえば、次のような場面です。
✅ 初対面の人と話すとき、適度に明るく振る舞うことで会話がスムーズに進む
✅ 仕事や公の場では、きちんとした態度をとることで信頼を得られる
✅ 相手の雰囲気に合わせることで、人間関係を円滑にすることができる
このように、誰かに対して仮面をかぶることは 「自分を偽ること」ではなく、「状況に応じたコミュニケーションの工夫」 でもあります。
言い換えるなら、人を不用意に傷つけない優しい配慮、その場に応じた対応、不用意に自分を晒さず「自分を守る手段」とも言えるでしょう。
「仮面をかぶること」も、あなたの一部
「本当の自分を出したい」と思うのは、それだけ 「自分らしく生きたい」 という気持ちがあるからこそ。
でも、今まで仮面をかぶってきたことも、 あなたが頑張ってきた証拠 です。
だからこそ、無理に変えようとしなくても大丈夫。
少しずつ、「仮面をかぶらなくても安心できる環境」を見つけながら、 あなたがあなたらしくいられる場所を大切にしていきましょう。
あなたが、無理なく「本当の自分」でいられますように。