人が嫌いなわけじゃない。でも、ずっと一緒にいると疲れてしまうあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「人が嫌いなわけじゃない」
「ひとりでいたら、寂しさも感じる」
「でも、ずっと人と一緒にいると、疲れてしまう……」
そんなふうに感じることはありませんか?
にぎやかな場所が苦手なわけじゃない。
友達と過ごす時間が嫌いなわけでもない。
むしろ、楽しいと思う瞬間もちゃんとある。
だけど、気づけばどっと疲れてしまっていたり、「ひとりになりたい」と思うこともある――
そんな自分に戸惑ったり、「私はわがままなのかな…」と、心のどこかで責めてしまっている方も少なくありません。
でも、それは決して「悪いこと」ではありません。
むしろ、ごく自然な心のサインなのです。
「気を遣いすぎる毎日」に疲れてしませんか?
あなたはきっと、優しくて、気配りのできる方なのだと思います。
だからこそ、無意識のうちにまわりの空気を読んで、相手に合わせて、自分の気持ちを後回しにしてきたのではないでしょうか。
そのやさしさは、本当に素敵なものです。
でも、どんなにやさしくても、どんなに頑張り屋さんでも、ずっと気を張り続けるのは、やっぱりしんどいものです。
ずっと誰かと一緒にいると疲れてしまうのは、
「人が苦手だから」ではなく、ちゃんと向き合おうとしてきたからこそ心が疲れてしまっただけなのです。
ひとりになりたいのは、「孤独」ではなく「安心」がほしいからかもしれません。
誰かと関わるのが嫌なのではなくて、
「無理をしなくていい場所がほしい」
「気を遣わずにいられる時間がほしい」
―そんなふうに、疲れた心が感じているのかもしれません。
にぎやかな集まりが苦手でもいいし、少人数で深く話せる関係が心地よいなら、それを大切にしていいんです。
あなたの「ちょうどいい距離感」は、あなただけのもの。
不安になったり、周囲が羨ましくなるかもしれませんが、他の誰かと比べる必要はありません。大丈夫です。
どちらも大切にしていい
ひとりの時間が好きでも、誰かと一緒にいたい日があってもいい。
そのときの気分や心の状態に合わせて、どちらも選べる自分でいられることが、大切なのだと思います。
「人といると疲れる」「でもひとりは嫌」だとしても、それは決してわがままではありません。
あなたの心は、ちゃんとあなたらしくいられる場所を探しているだけ。
その気持ちを否定しなくて大丈夫です。
もし、誰かと関わることに疲れたら…
「ちょっと疲れたな」と感じたときは、無理に元気にふるまわなくても大丈夫。
ひとりの時間をゆっくり過ごすことも、あなたにとって大切なケアのひとつ。
お気に入りの飲み物を用意して、好きな音楽を流しながら、ぼーっとしてみるのもいいかもしれません。
言葉にならない気持ちは、ノートにそっと書いてみるのもおすすめです。
「今日はしんどかったな」「よく頑張ったね」と、心の中で自分に声をかけてあげるだけでも、少しずつ心がほぐれていきます。
人といる時間も、ひとりでいる時間も、どちらもあなたにとって大切なもの。
どちらかを否定するのではなく、どちらも必要なものとして受け止めてあげてくださいね。
あなたのペースで、あなたの心地よさを大切にしていきましょう。
それでもやっぱり不安になった時には、「自分と似たような考えを持つ人」を探してみるのもおすすめです。
今回お伝えしたような悩みをかける人は、実はたくさんいます。
「一人ではない」ということが、安心につながることがありますよ。