「仕方ない」「もう気にしない」は逆効果?割り切れない心が教えてくれる本音
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心理カウンセラーPocheです。
「他人は変えられない」
「他人の言動はコントロールできない」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
きっと、真面目で優しいあなたは、頭ではそれを理解しているのだと思います。
でも、だからといって…
簡単に割り切れるものではありませんよね。
「他人は変えられない。じゃあ、私が変わるしかないの?」
「私が我慢するしかないの?」
そんなふうに、モヤモヤが膨らむこともあります。
では、そんな時、
いったいどうすればいいのか…。
今日は、そのモヤモヤの正体や心の持ち方についてお話しできればと思います。
「頭で理解したこと」と「気持ち」
私たちはよく「頭では分かっているけど、気持ちがついていかない」と感じることがあります。
たとえば…
・何度も振り回すあの人に、イライラする
・明らかに理不尽な態度に、モヤモヤする
・謝ってほしいのに、何も言ってくれない人にモヤっとする
・そんな人だと分かっているけど、やっぱり嫌
こんなとき、
「まぁ、仕方ないよね」と思おうとしても、なぜか心が落ち着かないことがあります。
「スルーすればいい」「気にしなければいい」と言われることもありますが…
それが出来ればあなたはこんなにも苦しんでいないはずです。
感情は「ちゃんと感じきってあげる」ことでしか落ち着いてくれません。
どれだけ頭で理解しても、
気持ちがまだ納得していないとモヤモヤや怒りは消えてくれないのです。
モヤモヤの奥にある「本当の願い」
では、なぜモヤモヤするのでしょうか?
実はその感情の奥には、
「こうしてほしかった」「本当はこう思ってほしかった」という願いが隠れていることが多いのです。
たとえば…
・「もっと大切にしてほしかった」
・「私の気持ちを理解してほしかった」
・「間違ってることは、ちゃんと謝ってほしかった」
そういった素直な願いが満たされないとき、私たちの心は「仕方ない」とは思えなくなるのです。
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―そんな切実な願いなんです。
「願い」に気づくだけでも心は少し軽くなる
とはいえ、あなたの願いを相手が叶えてくれるとは限りません。
だからこそ、「分かってほしい」という思いと、
「もう諦めたほうがいいのかな」という2つの想いが綱引きすることがあります。
ここで大切なのは、「その願いに気づいてあげる」こと。
相手が叶えてくれるかどうかは一旦脇に置いて、
「本当は自分はどうして欲しいのか」がわかるだけでも、心は少しずつ落ち着いていきます。
「私は、本当はこうしてほしかったんだな」
「大切に扱ってほしかっただけなんだ」
そうやって、自分の気持ちに気づいて寄り添うことが、感情を癒す第一歩です。
モヤモヤのあとに選べること
心の中の願いに気づいて、ほんの少し心が落ち着いたら…。
そこからどうするかを選んでいきましょう。
たとえば…
・気持ちを伝えてみる
・そっと距離を置く
・今はそのままにしておく
どれが正解というわけではありません。
大切なのは「相手の反応」よりも、「自分の気持ちがどうしたいか」です。
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それが、“自分を大切にする”ことにつながっていきます。
あなたの気持ちには意味がある
誰かに振り回されたとき。
納得できないことがあったとき。
理不尽がと感じたとき。
「もう気にしないようにしよう」と思っても、気になってしまうのは、あなたの中に“大切な何か”があるからです。
大切なのは、「気になってしまうあなた」が悪いわけではない、ということ。
あなたの思いを踏みにじられたり、価値観を否定されたと感じたとき、人の心は大きく揺れます。
あなたにとって、
気になるようなことをされたのです。
気になるようなことを言われたのです。
それを気にするのは、何も悪いことではありません。
他の人にとって「気にならないこと」が、あなたにとっては「気になる」こともあります。
…でも、それでいいのです。
「みんなと違う=間違い」ではありません。
だって、あなたの人生だから。
あなたが気になるかどうかが、あなたの人生において何より重要です。
その大切な感情を無理に押さえ込まずに、少しずつ言葉にして、認めてあげてください。
「仕方ない」で終わらせる前に、「私は、どうしてそう感じたんだろう?」と、そっと心に寄り添ってあげてください。
あなたの気持ちは、決して間違いではありません。
そのままのあなたの感情が、大切に扱われますように。
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Pocheメールカウンセリングもいつでもご利用ください。一緒に考えていきましょう。