“ごめんね”が口ぐせのあなたへ ——その罪悪感を相手に利用されないためには
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
今日の記事は、
つい「ごめんね」が出てしまうあなたへ伝えたいことです。
「ちょっと聞いてもいい?」
「ありがとう」
「お願いしたいことがあるんだけど」
そんな時にも、気づけば「ごめんね」と言ってしまうこと、ありませんか?
「これ、やっておいたよ」と言われた時。手伝ってもらった時。
「ありがとう」よりも「ごめんね…」という気持ちが膨らんで、
なんだか申し訳なくなってしまったり、自分が不甲斐なく感じたり。
自分では気づかなくても、いつも気を遣って、場の空気を読んで、誰かを優先してきた人ほど、「ごめんね」が癖のように口をついて出てくることがあるのです。
でもその「ごめんね」には、本当はたくさんのやさしさが詰まっているのかもしれません。
「ごめんね」が口癖になっている理由
あなたの「ごめんね」は、誰かを傷つけたくない気持ちのあらわれ。
そして、自分の存在が迷惑になっていないかを気にしている証拠なのかもしれません。
これは、過去の経験——
「迷惑をかけてはいけない」
「人に嫌われたくない」
そんな思いが根っこにある場合が多いんです。
きっとこれまで、「ごめんね」は自分を守る言葉だったはずです。
誰かを不快にさせないように、自分の居場所を失わないように——。そんなふうに、まわりとの関係を壊さないために出てきた言葉だったのかもしれません。
でも、「ごめんね」が多すぎると、自分の心がすり減ってしまうこともあるんです。
それは、「ごめんね」と言うたびに、自分の存在が悪いことのように思えてしまうからです。
だから少しずつ「ごめんね」の代わりに、「ありがとう」を伝えるようになりますように。
「ありがとう」はあなたの心も、相手の心も回復する言葉です。
「ありがとう」を増やしていく
たとえば、誰かが荷物を持ってくれたときや、助けてくれた時。
「ごめんね」と謝ってしまうことはありませんか?
これも本当は、「ありがとう」でいいんです。
あなたが何かをしてもらったのは、「悪いこと」ではなく、優しさのやりとりだから。
大丈夫。謝らなくても、
「ありがとう」で受け取っても、相手はちゃんと嬉しいんです。
「ごめんね」が増えてくるときは…
疲れていたり、自信をなくしているときほど、「ごめんね」が増えてしまいます。
それは、「私はこれをお願いしていいのかな…」
「本当は迷惑じゃないかな…」と、自分の存在価値まで疑ってしまうとき。
だから、そんな時はまず、自分の心に休みをあげることが大切です。
「ごめんね」の代わりに言ってみてほしい言葉
- 「ありがとう」
- 「助かるよ」
- 「うれしいな」
- 「気づいてくれてありがとう」
最初はぎこちなくても、こうした言葉を意識してみると、
だんだん「受け取ること」にも慣れていきます。
そしてもう1つ…
もし余裕があれば、最初に「〇〇さん」という名前を加えてみてください。
- 「田中さん、ありがとう」
- 「小松さん、助かりました」
そんなふうに「名前」をつけるだけで、人の脳はそれを“自分に向けられた言葉”としてしっかり受け取るんです。
感謝の気持ちが、より温かく、まっすぐに届きやすくなりますよ。
そのやさしさを自分にも
あなたがつい「ごめんね」と言ってしまうのは、
それだけ人の気持ちに寄り添える、あたたかい心があるから。
でも、そのやさしさが自分自身を責める方向に向いてしまうと、とてもつらくなるのです。
だからこそ、今日は少しだけ、自分の心にこう声をかけてあげてください。
「やさしくあろうとしてくれて、ありがとう」
「今日は、自分にもやさしくしていい日だよ」
その言葉が、あなたのやさしさに、ほんの少しの休みをくれるはずです。