「いいところもある」「悪い人じゃないけど…」優しい人ほど疲れてしまう理由と回復のヒント
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「悪い人じゃないんだけど…」
「いいところもあるんだけど…」
人間関係のなかで、こんなふうに感じたことはありませんか?
- 相手をものすごく嫌いになったわけじゃない。
- むしろ、良い人だと思える部分もある。
- でも、どこかモヤモヤしてしまう。
- 会うと疲れてしまう。
- 一緒にいると、なんとなく自分らしくいられない。
……そんな感覚を抱いたことのある方は、きっと少なくないと思います。
私の元には、
そんな自分の気持ちを「わがまま」や「心が狭いせい」「大人気ないこと」だと責めて苦しんでいる人たちがたくさん相談に訪れます。
もし、あなたもその一人なら…
ちょっと立ち止まって、考えてみてほしいのです。
本当にあなたにとって「良い人」だったら、あなたの心がこんなにざわつくことはないはずだからです。
「でも」がつく人間関係の盲点
「悪い人ではないけど、なんか疲れる」
「良いところもあるから、嫌いにはなれない」
そんなふうに感じてしまう人との関係は、実はあなたの心に負担をかけていることが多いです。
自分を抑えて、気を遣って、相手に合わせて…。
「私が我慢すればうまくいくから」
「相手も悪気があるわけじゃないし」
そうやって、自分の気持ちを押し殺していませんか?
なぜこのような質問をしたかというと、
このような我慢を続けていると、心の中には少しずつ「しんどさ」が蓄積されていくからです。
そして、気づいたときには人に会うことさえ嫌になったり、心から笑えなかったり、ささいなことでイライラしたり…そんなふうに心が疲れきってしまいます。
優しさを自分にも向けてあげてください
あなたはきっと、優しくて思いやりのある人なのでしょう。
人を責めたり、悪く思うことに罪悪感が出ることもあるのではと思います。
だからこそ、相手の気持ちを考えて、自分のことを後回しにしてしまうのかもしれません。
でも…
誰かに優しくするためには、まず自分の心が元気であることが大切です。
風邪で高熱でしんどい時に、誰かに優しくしようとは思えませんよね。
でもこれは、「意地悪」ではなく、「自分のことで精一杯でそれどころではないから」です。
…それと同じで、心が疲れ切っている時には、誰かに優しくできないのは「ある意味自然なこと」なのです。いえ、むしろ優しくできてしまったら、あなたの体が持ちません。
人に優しくしたい。
そう思える人こそ、自分に優しい選択をしてあげてください。
人に優しくできない。
そう悩んだときこそ、まずは自分に厳しくなっていないか振り返ってみてください。自分の「したい」「したくない」を叶えてあげてください。
「この人といると、なぜか疲れる」
その気持ちを、どうか無視しないでください。
どんなに優しそうに見える相手でも、あなたの心が「つらい」と感じるなら、少し距離をとることは悪いことではありません。
無理をしない関係、自然体でいられる関係……そういう人とのつながりが、あなたの心を守ってくれます。
「自分を守ること」は、わがままではありません。
私たちはつい、「相手を傷つけたくない」「嫌われたくない」という気持ちから、自分を犠牲にしてしまうことがあります。
でも、あなたの心や体が疲れきってしまったら、どんなに誰かを大切にしたくても、それができなくなってしまいます。
だからこそ、まずは「自分を守ること」を優先していいんです。
「少し距離を置こうかな」
「今日は断ろうかな」
そんな小さな選択も、あなたが自分を大切にするための一歩です。
慣れるまでは罪悪感を覚えるかもしれませんが、そのたびにこう声をかけてあげてください。
「私は、私の気持ちを大切にしていい」
「自分を守ることは、わがままなんかじゃない」と。
あなたにとって心地よい人間関係を、大切に
どんなに「悪い人じゃない」と思っても、あなたの心が疲れてしまうなら、その関係は見直してもいいのです。
あなたが無理をしなくても成り立つ関係、あなたがあなたらしくいられる関係は、きっとどこかにあります。
自分を責めるのではなく、いたわることができるようになりますように。
心から、そう願っています。