イライラが止まらない…また同じことで怒ってしまった… 小さな苛立ちを手放す3つのコツ
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「また怒ってしまった……」
「同じことでイライラするなんて、私ってダメだな…」
そんなふうに、自分を責めてしまったことはありませんか?
「こんなことで」と思うこともあるかもしれませんが、
ほんの些細なことに思えても、心の奥でくすぶるイライラは、知らず知らずのうちに私たちを疲れさせていきます。
この記事を通して伝えたいのは、「イライラする=ダメ」ではないということ。
それは、あなたが一生懸命に生きていて、心がもうちょっとだけ余裕をほしいと訴えているサインでもあります。
なぜ、繰り返しイライラしてしまうのか?
イライラするたびに「またか…」と落ち込んでしまう方は、とてもまじめで、責任感の強い方が多いように思います。
自分を律しようと努力している人ほど、思い通りにならないことがあると、自分を責めてしまいやすいのです。
でも、繰り返しイライラしてしまうのは、性格や根気の問題ではありません。
それは、心があなたに伝えている「もう限界です」「ちょっと休ませて」というサイン。
たとえば、ずっと我慢を重ねていたり、人に気をつかいすぎていたりすると、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきます。
そして、その蓄積がある日、ほんの小さなきっかけで溢れ出してしまうのです。
イライラは二次反応かも…
心理学では「感情の二次反応」と呼ばれる現象もあります。
たとえば、本当は「寂しい」「わかってほしい」という一次感情があるのに、それがうまく表現できないと、「イライラ」や「怒り」という形で表に出てきてしまうのです。
つまり、イライラの奥には、本当はもっと繊細で大切な気持ちが隠れていることが多いのです。
「大切にされたい」「認めてもらいたい」「自分の気持ちもわかってほしい」——
そんな心の声に気づかないまま日々を過ごしていると、イライラという形でSOSを出してしまうことがあります。
そしてもうひとつ。
イライラを感じやすい背景には、幼少期の体験や思い込みが関係していることもあります。
「我慢しなさい」
「怒っちゃダメ」
「いい子でいなきゃ」
「あなたは優しい子」
そんな言葉を繰り返し受けてきた人は、「怒ること=悪いこと」とインプットされてしまっていることが少なくありません。
そのため、ちょっとした苛立ちも「こんなことでイライラしてしまった」と必要以上に自分を責めてしまいがちなのです。
でも本来、怒りという感情は「自分を守るための大切なセンサー」です。
だからこそ、その感情を否定するのではなく、
「私は今、何に傷ついたんだろう」「何がしんどかったんだろう」と見つめることが、心の解放に繋がっていきます。
苛立ちに寄り添う3つのコツ
ここでは、すぐに感情を抑えようとするのではなく、
「イライラの裏にある気持ち」に気づくための3つのヒントをお届けします。
1. 「イライラ」に気づいたら、自分の心に問いかけてみる
イライラは、何かが「満たされていない」という心のサイン。
たとえば「ちゃんと理解してほしかった」「疲れているのに頑張りすぎている」など、本当の気持ちを見つめてみることが大切です。
「怒り」の裏にある、「本当の感情」に気づくだけでも、イライラが落ち着くことがあります。
2. 「またイライラした」と責めるのではなく、「私は頑張ってる」と認めてあげる
怒ってしまった自分を責めるのは、さらにストレスを増やしてしまうだけ。
「怒ってしまったことは仕方ない」「時間は戻せないんだから」と良い意味で開き直ってしまった方が、余計なストレスを増やさずに済みます。
その上で、「今日はしんどかったね」「ここまで我慢してたんだね」と、自分自身にやさしい言葉をかけてあげましょう。
他者から共感や肯定が得られないときこそ、せめて自分が「共感」「肯定」してあげることが大切です。そうすることで、イライラは穏やかになっていきます。
3. 感情を閉じ込めない工夫をする
イライラは、「表に出せない何か」です。
一番良いのは、小さなイライラのうちに「誰かに聞いてもらうこと」ですが、実際にはなかなか難しいですよね…。
そこでおすすめしたいのが、「外に出す」方法です。
ノートに書き出す、声に出してみる、深呼吸をしてみる。
そんなふうに「思考を外に出す」ことで、イライラが溜まりにくくなり、気持ちは少しずつ落ち着いていきます。
…ただ、こういった方法を試したときに逆にイライラが膨らむ場合があります。
それは、「うまく書けない」「声に出してもスッキリしない」「深呼吸しても落ち着かない」と、自分が期待したような効果が感じられなかったときです。
感情は、すぐに整理できるものではありません。とくに、長い間押し込めてきた思いほど、外に出すこと自体に怖さや戸惑いが伴います。
そんなときこそ、どうか「うまくできなかった自分」を責めないでくださいね。
「今はまだ、この方法は合わない」と、『やめておく』ことも選択肢の1つとして持っておきましょう。
イライラを溜めないためには、「合わないことを無理に続けない」ことも重要です。
あなたの心が、少しでもやわらぐように
怒ってしまう日があっても、大丈夫です。
何度同じことを繰り返しても、それはあなたが今を一生懸命に生きている証拠。
「こんな自分じゃダメだ」と思ったときこそ、「だからこそ私はがんばってる」と言い換えてあげてくださいね。
もし、「もうひとりで抱えるのがつらいな」と感じたときは、誰かにそっと話してみてもかまいません。
あなたの気持ちに、寄り添ってくれる場所はきっとあります。
身近にそういう場所がなければ、Pocheメールカウンセリングがあることも思い出していただければと思います。
焦らなくていい。
比べなくていい。
小さな一歩を、自分のペースで。
その歩みが、きっとあなたの心をやさしく照らしてくれるはずです。