「直接言えない」「でも、愚痴を言ったところで…」と思う人ほど『吐き出す』が必要な理由

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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

突然ですが…
あなたは「もやっ」「いらっ」とした時、すぐ相手に伝えるタイプでしょうか?

それとも、その場では言えずに我慢したり、時間が経ってからジワジワ怒りやモヤモヤが膨らむタイプでしょうか?

 

今回の記事は、
「その場では言えない」「でもモヤモヤや怒りが残りやすい」という、あなたに伝えたいことです。

 

言えない=ダメ、ではない。

モヤっとしたり、イラっとしたら、「それを今すぐぶつけるべきだ!」と言いたいのではありません。

言わない方がいい場面、言わない方がいい言葉もありますから。

だから「相手に言えない自分」を責める必要は、全くないのです。

 

むしろ、「今まで、よく耐えてきたよね」「私、大人の対応をしてきたよね」と、過去の自分をひとまず褒めてあげてほしいのです。

 

その上で今あなたが、「言えないこと」で不満を溜め込んでいるのなら…。

「少し言う」「いったん吐き出す」が必要なタイミングなのかもしれません。

 

なぜ相手に言えないのか?

「不満は相手に直接言うべき」
「相手に言ってみればいい」

そんなふうに言われることがありますが、「頭ではわかっていても、なかなか行動に移せない」と感じることがあります。

そこには多くの場合、「過去の経験」が関係しています。

 

たとえば…

・以前、意見を伝えたら否定された
・伝えたことがあるけど、表情が険しくなった相手を見て怖くなった
・「面倒な人」と思われたくなかった

 

上記のように、「直接伝えたけどうまくいかなかった経験」「伝えた方が状況が悪化した経験」があると、直接伝えることに強いブレーキがかかります。

「相手に言う=リスクだ」と、脳が学習しているからです。

だからこそ、無理に「言わなきゃ」と自分を追い詰める必要はありません。

まずは、「言いたいのに言えない」のには理由があると、今の自分の状況を肯定してみてください。

「言えない自分」を責めてしまうことが、一番の負担になるからです。
今の自分を責めない方が、結果的に「言えるようになる」可能性もUPします。

我慢が続くと心と体は疲れてしまう

とはいえ、不満や怒りをずっと抱えたままでいると、心も体もじわじわと疲弊していきます。

気づけば、人間関係全体に不信感が広がったり、誰も頼れなくなったり信じられなくなったり、別の場面で感情が爆発したり…。

そんなときに、見逃さないでほしいのが、あなたの中で生まれる「愚痴や不満」。

愚痴も不満も、心が「もう限界だよ」「このままだと限界が来るよ」と教えてくれる大切な信号なのです。

 

「愚痴を言っても意味がない」
「不満を持つのは良くない」

…このような考え方もあります。

でも、「愚痴や不満」をずっと押し込めることは、火種を消さずに机の引き出しに入れっぱなしにしているようなもの。

ある日突然、大きな火事になってしまうこともあります。

それを防ぐには、「火種」を引き出しに入れないこと。
つまり、愚痴や不満を吐き出すことが大切です。

 

安全に吐き出せる場所を持つ

「愚痴や不満を溜め込まないほうがいい」と言われても、困ってしまいますよね。

ここでは、どうすればいいのか…ということについてお話しします。

 

まず第一に、
直接相手に言えるなら、小出しで伝えるのもひとつの方法です。

「この部分だけはちょっと困る」「これだけは嫌」など、全てではなく一部だけを伝えるだけでも、溜まり方は変わります。

 

ですが…
直接相手に伝えるのが難しそうだったり、「伝えるデメリット」が大きい場合は、
安心できる第三者に話すことをおすすめします。

「愚痴や不満を溜め込まない方がいい=本人に言わなきゃいけない」ということではないのです。

本人に言えなくても、誰かに聞いてもらうことで「心の中に溜まった愚痴や不満」を外に出していけます。

 

この時のポイントは「自分の発言が外に漏れにくい環境であること」。

信頼できる友人や家族、カウンセラーなど、あなたの話をジャッジせず受け止めてくれる人が理想です。

 

信頼できる第三者に話す方法は、
「愚痴を言っても何も変わらない」と思う方ほど、試してみてほしいのです。

 

現実が変わらなくても、「話を聞いてもらえた」という感覚だけで、不思議と心の中の圧は下がります。

それは、水がたまったバケツの栓を抜くようなもの。

中身を少し流すだけで、持ち上げる重さはぐっと軽くなるのです。

 

不満や愚痴を出すことは、ただの弱音ではありません。
それは、次の一歩を踏み出すためのリセット作業です。

 

人は、安心して気持ちを吐き出せたとき、心に空白が生まれます。

その空白に、「じゃあ次はこうしてみようかな」という新しい視点や、小さな前向きさが入り込む余地ができます。

 

だからこそ、あなたが今できることは、
「安全な場所で、少しずつ吐き出す」
それだけで十分です。

 

言えない日があってもいい。
愚痴が長くなってもいい。
大事なのは、あなたの気持ちが「ちゃんと存在している」と認められること。

相手を許すとか、スルーするとか、ご機嫌でいるとか、
そういう努力の前に「吐き出す」の方が大切です。

 

どうか、自分の心に詰まった声を、ひとりで抱え込まないでくださいね。

受け止めてもらえるだけで、人はきっと軽くなれます。

 

もし安心して話せる第三者がいないと思えば、Poche メールカウンセリングも選択肢の一つとして考えてみてもらえると嬉しいです。

 

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「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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Posted by poche