「ちゃんとしなきゃ」に疲れたあなたへ ―人の目ばかり気にしてしまう心に、そっと休息を
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
最近、こんなふうに感じていませんか?
「人といると、どうしてこんなに疲れるんだろう」
「もっと自然に、リラックスして過ごせたらいいのに…」
誰かと会ったあと、どっと疲れてしまう。
ちょっとした会話にも緊張してしまって、うまく笑えなかったり、自分らしく振る舞えなかったり…。
そんな自分にがっかりして、「私って人付き合いが下手なんだな」なんて責めていませんか?
もしかしたら、その疲れの正体は、あなたの「気遣いのやさしさ」や「真面目さ」からきているのかもしれません。
悪いところでもなくて、直さなきゃいけないところでもなくて、「あなたの良さ」がフル稼働しすぎているだけなのかもしれないんです。
「どう思われるか」が気になること
私たちの日常には、気づかぬうちにたくさんの“評価”が潜んでいます。
SNSでの反応、職場での振る舞い、家族の目、友人の言葉…。
「ちゃんとしなきゃ」
「変に思われたらどうしよう」
「失敗はできない」
そんな思いが、少しずつ、確実に心を締めつけていきます。
そしていつの間にか、「私はどうしたいか」よりも、「どう見られるか」が優先されてしまう…。
その結果、本来の自分からどんどん遠ざかって、息苦しくなってしまいます。
でもこれは、あなたが「気配りのできる人」「誠実で責任感のある人」だからこそ、なりやすい状態でもあるのです。
周りとの関係を大切にしようとする、その思いが強いからこそ、「評価」が気になってしまうのは、ある意味とても自然なこと。
だから、そんな自分を責めないであげてくださいね。
「どこにいても落ち着かない心」に気づいたら
- どんな場所にいても、どんな人といても、ずっと気を張っている感じがする。
- リラックスしているつもりなのに、心の奥では常に緊張している。
- 人と離れて一人になると、どっと疲れを感じる」
そんな感覚があるなら、それは「自分より他人を優先してきた証」かもしれません。
人間関係を壊したくなくて自分を押し殺してきたり、誰かに嫌な思いをさせないように、自分も嫌な思いをしないようにと、たくさん考えて気を遣ってきたのではないでしょうか。
その姿勢や優しさは、とても尊いものです。
でも、ずっと他人の期待に応え続けたり、自分を抑え込み続けるのは、やっぱりつらいですよね…。
心が回復するために必要なのは「自分の感覚に戻ること」
あなたが今感じているしんどさは、「わがまま」でも「甘え」でもありません。
心が、「もう限界だよ」と知らせてくれているだけです。
だからこそ、自分自身の「ものさし」に戻ってみてほしいんです。
「どう思われるか」じゃなくて、「私はどうしたいか」。
それだけでも、心はほんの少し、自由になっていきます。
たとえば…
- 今日は無理せずに帰る。
- 自分のために好きな香りの紅茶をいれる。
- 無理に笑うのをやめてみる。
…とはいえ、いきなり「自分らしくいよう」と思っても、難しいこともありますよね。
ずっと「人の期待に応えること」を頑張ってきたあなたにとって、「素の自分でいる」ことは、むしろ怖く感じるかもしれません。
だからこそ最初に必要なのは、「失敗しても大丈夫な場所」「そのままの自分でいても受け入れられる場所」です。
「うまく話せなくてもいい」
「自分の気持ちをそのまま出しても大丈夫」
そんな安心感の中で、少しずつ「私はここにいていいんだ」と思えるようになっていきます。
メールカウンセリングという選択肢
人と話すことに緊張してしまう方、言いたいことをうまく言葉にできない方にとって、「メールでのやりとり」はとてもやさしい対話の形です。
・表情や声を気にせずに、自分のペースで書ける
・何度でも読み返しながら、気持ちを整理できる
・評価やアドバイスではなく、「受け止めてもらえる」安心感がある
メールカウンセリングは、そんな特徴を持つ対話の場です。
「無理して合わせなくてもいいよ」
「そのままのあなたで、ここにいていいよ」
「誰かに話すことに慣れていなくても大丈夫」
「顔色が気になるのも、ダメじゃないよ。ここならちゃんと話せるから大丈夫」
そんなふうに伝えたくて、私は対面ではなく『メール』という形でカウンセリングを継続しています。
あなたの気持ちを、まるごと受けとめてくれる場所が、ここにあります。
「ちゃんとしなきゃ」から、そっと離れる時間を頑張ってきたあなたに、今こそ届けたい言葉があります。
自分を大切にするって、少し勇気がいることです。
でもその小さな一歩が、あなたのこれからを、きっと優しく照らしてくれます。
どうか、あなただけのペースで。
ひとつずつ、「本当の自分」に還っていけますように。