「断れない」と悩むあなたへ ~断ることへの罪悪感を減らすコツ
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日のブログは、「頼まれたら断れない」というあなたに向けて書いています。
※なお今回のブログ内容は、文字を読むのもしんどい……というあなたのために、【>>音声配信サイトVoicy】でも音声収録しています。
誰かに何か頼まれたり誘われたりすると、断りにくいですよね。
断ったら嫌われてしまうのではないかという不安、相手を困らせてしまうのではという心配、断ることそのものへの罪悪感から「うまく断れない」と悩む人は増えています。
本題に入る前に、大切なことを1つお話ししますね。
そもそも、ちゃんと断れなきゃダメということはないのですよ。
断るメリットもあれば、断らずに引き受けるメリットもあります。
だから、何でもかんでも断れるのが良いというわけではありませんし、相手を優先して断れないのがダメということはありません。
大切なのは、あなたが今「断れないこと」で悩んでいるかどうかです。
断れないことであなたにばかり負担がかかっていたり、あなた自身がストレスを感じているのなら、今回お伝えする「断るためのコツ」が役に立つかもしれません。
断った回数と引き受けた回数、どちらが多い?
これまでの人間関係を思い出してみてください。
誰かからのお願い事を引き受けた回数と、断った回数、どちらの方が多いでしょうか?
ここから先のブログを読んで欲しいのは、「引き受けた回数」の方が多いあなた。
誰かからのお願いを断るのが苦手だったり、嫌なことでもつい引き受けてしまって、あとになって後悔してしまう……そんなあなたに向けてお話ししていきます。
断ることが苦手な人に一番大切なのは、「断るぞ!」という強い気持ちです。
世の中には「うまく断る方法」が溢れていますが、せっかく「断るスキル」を身に着けても、断る気持ちがなければスキルを発揮することはできません。
断わるのが苦手な人ほど、
「今日は断る」
と決めておきましょう。
……とはいえ、いざ相手を目の前にすると断ることに躊躇してしまうこともあるかもしれませんね。
相手の表情やその場の空気から、「断らない方がいいのでは」と迷ってしまうこともあるでしょう。
「断りたいのに断れない」というあなたにオススメしたいのが、『断った時、その代わりに何をするか』を決めておくことです。
用事がある時と、特に何もすることがない暇な時では、「用事がある時」の方が断りやすいですよね。
それと同じで、断る理由を最初に決めておくと今までよりも断りやすくなります。
たとえば飲み会の誘いを断るなら、行くはずだった時間を使って「何をしようか」とあらかじめ考えておきます。
気になっていた動画や映画を観たり、家でちょっといいお酒を飲んだり……。
断った時間を使って何をするか事前に決めておくと、自分の中で「断る理由」がはっきりして、断ることへの罪悪感を小さくすることができます。
断る理由が何もない時は……
さて。
このブログを読んでくれている人のなかには、「断ったとしても、特に何かを頑張る元気がない」「そもそも断る理由がない」と思う人もいるかもしれませんね。
それはそれでいいのですよ。
「休みたい」「体力的に辛い」というのも、断るための立派な理由の1つです。
これまでずっと頑張り続けてきたあなただからこそ、「頑張らないことを頑張る」時間が必要です。誰かのために使ってきた時間を、少しずつ「自分のため」に使ってみてくださいね。
今以上に頑張って自分の時間を確保するのではなくて、誰かのために使う時間を1回分減らして、その分の時間を自分に使ってみてください。
これまでのカウンセリングの経験上、「断れない」と悩むのは頑張り屋さんが多いです。
頑張り屋さんは、つい頑張りすぎてしまいます。もっとラクになるために、頑張ってラクになろうとしがちです。
でも、すでに時間も体力も限界だというのに「自分のための時間」をプラスしたら倒れてしまいます…!
だからまずは、「誰かのために使っている時間」を1つ減らして、その分を自分のための時間にあてていきましょうね。
そのために有効なのが、今日お伝えした「断る」という選択肢なのです。
繰り返しになりますが、「断れなきゃダメ」ということはありません。
断るメリットもあれば、断らずに引き受けるメリットもありますから。
でももし今あなたが「断れないこと」でストレスを感じているのなら、今回お伝えした『断わるためのコツ』を試してみてくださいね。