「雑に扱われるのは私のせい?」— いいえ、それは相手の問題です

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

「雑に扱われるのがつらい」
「ないがしろにされると、怒りや悲しみがこみ上げてくる」
「雑に扱われないために、自分を変えなきゃいけないの?」

…このような気持ちを抱えながら、苦しんでいませんか?

 

「もっとハッキリ言えればいいのに」
「もう少し強くならなきゃ」
「自分が変われば、雑に扱われなくなるのかな」

…そうやって、自分を変えようと努力しているのに、それでも変わらない状況に 「やっぱり私が悪いの?」と、さらに悩んでしまうこともあるかもしれませんね。

 

はじめに伝えたいのは 「雑に扱われるのは、あなたのせいではない」 ということ。

そして 「雑に扱う人から離れてもいいし、離れたほうがいい理由がちゃんとある」 ということです。

 

雑に扱われると、強い怒りや悲しみが湧くのはなぜ?

誰かに雑に扱われると、心の奥底から 強い怒りや悲しみ が湧いてくることがあります。

それは、あなたが 「本当は大切にされるべき存在だから」 です。自分にとってどうでもいいものに、人の感情は動きません。

 

人は 「自分の存在をちゃんと認めてほしい」 という気持ちを持っています。雑に扱われるというのは、その 「あなたの大切さを無視されること」 でもあります。

だからこそ、傷つくのは当然のことなのです。

 

「怒り」も「悲しみ」も、 「私はそんな扱いをされるべき人間じゃない」 という心の叫び。

「こんなことで怒るなんて心が狭い」「私は繊細すぎるのかな」と自分を責めてしまう人もいますが、決してそんなことはないので安心してくださいね。

 

雑に扱われるのは「あなたのせい」じゃない

「自分が変われば、雑に扱われなくなるのでは?」
「雑に扱われるのは、私に問題があるからだ」
「もっと気を強く持てば、雑に扱われなくなるのでは?」

そのように思うことはありますか?

それはきっと、 自分の行動を変えれば状況が変わるかもしれない…そう思っているからなのではと思います。

 

でも、ここでひとつ考えてみてほしいことがあります。

そもそも、人を雑に扱わないというのは、ある意味「当たり前のこと」だ、ということです。

ですが世の中には、それができない人もいます。

人を雑に扱うことで喜びを感じたり、自分の方が優位だと満足できる人たちもいます。

 

つまり 「雑に扱われること」が起きるのは、あなたに原因があるわけではなく、「相手の問題」であることが多い のです。

だからこそ、 あなたがどんなに努力をしても、相手が変わらない限り、状況は変わらないこともあります。

 

でもそれは、決してあなたのせいではありません。あなたは悪くありません。

だから、そのような人のために自分を変える必要はないのです。あなたの努力・時間・体力が、もったいないです。

 

雑に扱う人から離れてもいい理由

「人間関係は、努力して続けるもの」
「すぐに離れるのはよくない」

そんな考えがあると、なかなか決断しづらいかもしれません。

 

ですが、「雑に扱われるたびに怒るのも悲しむのもつらい…」と思うなら、「雑に扱う人とは、距離をとる」 という選択肢があることも、ぜひ知っておいてほしいのです。

 

あなたは「大切にされるべき存在」

✅ 雑に扱う人は、あなたの「大切さ」を軽視している
✅ あなたを雑に扱う人がいる環境では、「自分を大切にすること」が難しくなる
✅ あなたは「雑に扱われる環境」に慣れてしまっている可能性がある

 

人は、どんな環境にいるかで、自分の価値を決めてしまうことがあります。たとえば、雑に扱われる環境にずっといると、「私はそういう扱いをされる人間なんだ」 と思い込んでしまうこともあるのです。

 

でも、そうじゃないんです。

あなたは 「大切に扱われていい人」 です。

だからこそ、あなたを雑に扱う人に執着しなくてもいいし、無理に関係を続けなくてもいい。

…まずはそのことを「信じてみる」ことから始めてみてほしいのです。

 

雑に扱われないための努力が「いらない」理由

「雑に扱われない人になる」必要はない
「雑に扱われないために、強くなりたい」
「雑に扱われないように、自分を変えたい」

そう思う気持ちも、とてもよくわかります。きっと、そう感じてしまうようなことが、過去に積み重なってきたのではと思います。

 

でも、そもそも、雑に扱うほうが間違っているのです。

だから本当は、あなたが変わる必要はなくて、「雑に扱う人が、自分を見直すべき」 なんです。

ですが現実には、そのような人(あなたを雑に扱うような人)は変わりません。それは多くの場合、加害者が自分を変えようと思わないからです。

 

でも、だからこそ…
「雑に扱われないように頑張る」よりも、「雑に扱われたときに、どうするか?」を考えるほうが大切なのです。

 

✅ その場で「そういう言い方はやめて」と伝えてもいい
✅ 距離を置く選択をしてもいい
✅ 「私はそんな扱いをされるべきじゃない」と心の中で思うだけでもいい

 

大切なのは、「雑に扱われたときに、それを当たり前にしないこと」 です。

「雑に扱われた…」と感じたときは、ぜひ 「私は大切にされるべき存在だ」と思い出してみてください。

 

雑に扱うような人の価値観に、自分の価値を決めさせないでくださいね。

「あんな人に価値観を決めさせるなんて、絶対嫌!」「そんなの悔しすぎる!」と思ってみるのもいいでしょう。

この記事を通して、あなたがあなた自身を大切にしていいと、そう思えるよう願っています。

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

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「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
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ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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Posted by poche