「自分だけが取り残されている」と感じるあなたへ──その想い、放っておかないでください
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「あの友達は結婚して、もうすぐ子どもも生まれるらしい」
「同僚が昇進して、みんなにお祝いされてる」
「SNSでは、みんな毎日楽しそうに過ごしている」
そんな風景を目にしたときに「おめでとう!」「よかったね」と心から思えることもあれば、
自分だけが取り残されているような気がしてモヤモヤしてしまうこともあるかもしれませんね。
でも…
心から喜べるのが良くて、「喜べないのが悪い」ということではありません。
だから、もしあなたが「誰かの幸せを喜べなくても問題ない」「今のままで困っていない」のなら、
そのままでいいのです。何も変える必要はありません。
今日の記事は、
「誰からの幸せや成功にモヤモヤするのが苦しい」
「自分だけが取り残されている気がする」
そんなあなたに伝えたいことです。
なぜこんな気持ちになるのか
私たちは日々、さまざまな情報に囲まれて生きています。
SNSを開けば、友人の華やかな日常、誰かの結婚報告、キャリアアップの投稿、楽しそうな旅行の写真…。
それ自体は喜ばしいはずの出来事でも、心が疲れているときには、まるで自分との「差」を見せつけられているように感じてしまうことがあります。
このような「比較」は、無意識のうちに心に影を落とします。
「あの人はすごいな、私は何もできていない…」
「あの年齢でこんなに活躍してるのに、私は…」
「きっと私の努力が足りないんだ」
こんなふうに、自分を責める思考に陥ってしまうのです。
これは素直だったり、真面目で頑張り屋さんの人が特に陥りやすい思考です。
それだけではありません。
比較が続くことで、自分の価値を見失ってしまうこともあります。
「どうせ私には無理」「頑張っても報われない」といった思い込みが心に根を張り、自己肯定感が低下していきます。
さらには、表面的なやりとりばかりが続く人間関係の中で、「本音を出せる場所がない」と感じることも、孤独感に拍車をかけます。
人に頼ることができず「物」に頼った結果、過食や買い物依存などの悩みを抱えることもあります。
誰にも頼れない状況で生きるための選択が「過食や依存」になっているにもかかわらず、「そんな自分」をますます責めてしまう…このような悪循環に陥ることも珍しくありません。
深いところでつながれている感覚。
弱音を出しても受け止めてもらえる関係。
それがないままだと、いくら周りに人がいても「私は一人だ」と感じてしまうのです。
放っておくと、どんな悪影響があるのか
- やる気が出ない
- なんとなく人と会いたくない
- SNSを見るとモヤモヤする
このような違和感を「見て見ぬ振り」したり、それを無理に乗り越えようと頑張り続けることで、「私なんて…」という思考が習慣になり、やりたいことへの意欲が失われ、人との距離を取るようになり……
気づけば、ますます孤独の中に閉じこもってしまうようになります。
これがさらに進むと…
- 心から笑えなくなる
- 寝つけなくなる
- 小さなことで涙が出る、怒りが湧く
- 「いなくなりたい」と思ってしまう
―そんな心身の不調につながってしまいます。
うつ状態にまで至らなくても、「なんとなくしんどい」がずっと続くことは、日常生活に少なからず影響を及ぼします。
だからこそ、早めに「その気持ち」に気づいてあげてほしいのです。
必要なのは、「安心して話せる場所」と「自分のペース」
では、この「取り残されたような感覚」から抜け出すには、どうしたらいいのでしょうか。
それにはまず、誰かと比べることをやめて、「今の自分」をそのまま見つめることが大切です。
とはいえ、頭でわかっていても、そう簡単にできることではありませんよね。
だからこそ、必要なのは「安心して話せる場所」なのです。
- ジャッジされない
- 否定されない
- 急かされない
そんな空間の中でこそ、少しずつ、自分の本音に気づき、「本当はこう思っていたんだな」と感じられるようになります。
さらに、自分のペースを大切にすることも欠かせません。
世の中のスピードや他人の成果に振り回されるのではなく、
「私は私のままで、ゆっくりでいい」と感じられる時間や関係が、心の安心を育てていきます。
あなたは実は、「取り残された」のではなく、「今は少し立ち止まっていただけ」かもしれません。
その立ち止まりには、意味があります。
疲れた心を整えるため。新しい一歩を踏み出す準備のため。
そして、少しでも本音を出せる経験を積み重ねていくことで、
「話しても大丈夫だった」
「私の気持ちは間違っていなかった」
「受け止めてもらえた」
そんな感覚が、あなたの心の土台を少しずつ、やさしく築いていってくれるはずです。
メールカウンセリングという選択肢
Pocheのメールカウンセリングでは、書きながら少しずつ自分の気持ちを整えていくことができます。
- 言葉がまとまらなくてもいい
- 今すぐ元気になろうとしなくていい
- 「こんなことを言ったらどう思われるかな」と心配しなくていい
安心できる関係の中で、「ここなら大丈夫かも」と思える経験が、少しずつ心をほぐしてくれるのです。
感情にゆっくり触れながら、「私は私でいいんだ」と思えるようになるまで、焦らずに、伴走するサポートがあります。
今、あなたが感じている「取り残されているような感覚」。
それは、あなたが一生懸命に、真剣に生きている証です。
人は、それぞれ違う人生を歩んでいます。
見えるスピードも、進む方向も、表に出るタイミングも違います。
でも、つい私たちは「他の人」と比べてしまうものです。「もっと頑張らなきゃ」「あの人みたいにならなきゃ」と…。
「ここにいていい」と思える場所は、すぐに見つからないかもしれません。
でも、それを一緒に探すことはできます。
「ここにいていい」と思える場所が見つかるまでは、「メールカウンセリング」を安心の居場所にしてみてください。
ゆっくりでいい、一歩ずつでもいい。
そのペースを、私は大切にしたいと思っています。
たとえ今は何も話せなくても、
ただ「誰かがわかってくれるかもしれない」と思えるだけで、心はほんの少し、あたたかくなります。
あなたは、一人ではありません。
比べなくても、頑張りすぎなくても、あなたの存在にはちゃんと意味があります。
どうか、今日だけでも、自分に優しいまなざしを向けてあげてくださいね。
そして、もし「ちょっと話してみたいな」と感じたら、その気持ちを大切にしてみてください。
あなたのままで、ここにいて大丈夫です。
いつでも、お待ちしています。