「何をしてもうまくいかない」と感じるあなたへ——立ち止まる勇気が、未来を変える
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「何をしても、うまくいかない」
「何をどう頑張ればいいのか分からない」
そんなふうに感じて、気持ちがふさぎ込んでしまうことはありませんか?
何とかしなきゃ、もっと頑張らなきゃ——
そう思って動こうとしても、心がついてこないことがあります。
本当は動けないほど疲れているかもしれないのに、そんな自分を「怠けてるのかもしれない」と責めてしまったり…。
でも、そう感じてしまう背景には、きっとあなたなりの理由があるのです。
「頑張ること」が当たり前になっていませんか?
私たちは、子どもの頃から「ちゃんとやらなきゃ」「迷惑をかけてはいけない」と言われて育つことが少なくありません。
それがいつの間にか、「頑張ることが当たり前」「止まるのは悪いこと」という思い込みにつながっていることがあります。
特に、周囲に気を遣うことが上手な方ほど、無意識のうちに自分の気持ちを後回しにしてしまいがちです。
そんな日々が続けば、心が疲れ切ってしまうのも当然のこと。
「もう頑張れない」と感じるのは、
弱いからではなく頑張りすぎた証なのです。
「どうせうまくいかない」があなたを守る
「どうせうまくいかない」
そんなふうに思うと、どこかネガティブなイメージを持ってしまうかもしれません。
でも実は、この言葉には、あなた自身を守る意味が込められていることがあります。
それは、これ以上傷つかないように、これ以上無理をしないように――
心が自らにブレーキをかけてくれている優しさのサインなのかもしれません。
「動けない」
「やる気が出ない」
そう感じているとき、あなたはすでに、たくさんのエネルギーを使い果たした状態なのかもしれません。
「今のまま走り続けたら、壊れてしまうかもしれない」とあなた自身が無意識に感じ取っていたり、
ずっと心に鞭を打ち続けてきたからこそ、心が「今はもう休もう」と伝えてきているのかもしれません。
どうかその声を、「弱さ」や「逃げ」と受け取らず、
「私の心が、限界を教えてくれているんだ」と受け止めてあげてください。
そうすることで、心は少しずつ安心し、やがて自然に動き出す力が戻ってきます。
疲れていないのに「何もかもうまくいかないと感じる時」
「何もかもうまくいかない」と感じる原因は、疲れかもしれないとお伝えしました。
でも中には、「疲れていない。元気なのにうまくいかない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、こうした感覚には「見えない心の疲れ」が隠れていることがあります。
たとえば…
・いつも笑顔でいなければと思っている
・人の期待に応えようと頑張っている
・本音を抑えて、空気を読んでいる
こうした「頑張り」は、表面的には元気に見えても、内側では少しずつ心のエネルギーを消耗しています。
「疲れていないと思っていたけれど、言われてみれば心がいつも張り詰めていたかもしれない」
そんなふうに気づくこともあるかもしれません。
「うまくいかない」と感じるのは、ただの気のせいではなく、あなたの心が何かを伝えようとしているサイン。
その声を無視せず、そっと耳を傾けてみてくださいね。
止まってもいい
焦る気持ちはとてもよくわかります。
でも、不思議なことに「もうがんばらなくていいよ」と自分に言ってあげたとき、ふっと肩の力が抜けて、自然と次の一歩が踏み出せるようになることがあるんです。
心が元気を取り戻すためには、「何かをすること」よりも、「止まること」「安心すること」のほうが、よっぽど大切なときもあります。
だから、どうか怖がらないでください。
今は立ち止まっても大丈夫。
あなたはちゃんと、前に進んでいます。
周りと比べなくていい。
焦らなくていい。
「今は止まりたい」「動けない」「動きたくない」と感じるその心の声を、まずは優しく聞いてあげてください。
ひとりで抱えるのが苦しいときは、誰かに気持ちを話してみるのもいいかもしれません。
安心して話せる場所がない場合は、Pocheメールカウンセリングがあることも思い出していただけると嬉しいです。
「止まってもいい」
…そう自分に許可を出せたとき、きっとまた、新しい風が吹いてきます。