ネガティブなことをずっと考え続けてしまう…そんなあなたへ〜対処法

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

今日は、嫌なことを考え続けてしまうことに悩むあなたに向けてお話ししていきます。

 

過去の嫌な出来事、イラッとくるあの人のこと、傷ついた一言……

考えたくないのに考え続けてしまうというあなたに伝えたいことがあって、このテーマを選びました。

 

ネガティブなことを考え続けてしまうのは、なんだか疲れてしまいますよね…。

できれば考え続けたくない、という人がほとんどなのではと思います。

 

 

ネガティブなことを考え続けるあなたは「ダメではない」

 

「ネガティブなことを考え続けるのは、だめではない」のですよ。

もちろん、考え続けてしまうあなたがダメとか、そういうこともありません。

 

なぜこのようなことを最初にお話ししたかというと、ネガティブなことを考え続けることをやめたい!と強く思いすぎてしまうと「ネガティブなことを考えてしまう自分」を責めてしまうことがあるからなのです。

しちゃいけないことをしている、そんな自分が嫌になったり、やめたいのにやめられない自分に苛立ったり、悲しくなることもあります。

だからまずは「ネガティブなことを考え続けるのは、ダメなことではない」と知っておいてほしいなと思ったのです。

自分を責めないことは、ネガティブなことを手放す近道ですから。

 

ネガティブな思考が止まらないのは、それほど傷ついたり、腹が立ったり、悲しい出来事があったということ。

これは、決してあなたのせいではありません。

だから自分のせいではないことで、自分を責めないようにしてみてくださいね。責められるとますます苦しくなるし、辛くなってしまいますから。

 

考えないようにする方がいい?

嫌な過去を思い出した時、誰かに言われた一言を思い出した時……

「ネガティブな思考が止まらない時には、やっぱり考えのをやめるべきでしょうか?」という質問を受けることがあります。

 

その人の性格や状況にもよるので一概には言えないのですが、「考えない」ようにするのは、あまりおすすめできません。

人の脳は禁止や命令が苦手なので「考えちゃダメ!」と思えば思うほど、考えてしまうからです。

 

 

さて。

突然ですが、ここから先のブログを読む間、「ピカチュウ」のことは絶対に考えないでください

ポケットモンスターに登場するサトシの相棒、黄色のキャラクターでお馴染み、真っ赤なほっぺが可愛らしい、あのピカチュウです。考えるのはもちろんのこと、ピカチュウの姿をイメージするのも、絶対にやめてくださいね。

 

 

……いかがでしょうか。

きっとほとんどの方の頭の中には、ピカチュウの姿が浮かんでいるのではと思います。

このように「考えないでください」「絶対にやめてください」と禁止や命令をされると、つい考えてしまう。それが人の脳の習性なのです。

 

私が先ほど「嫌な過去については考えちゃダメ!」と禁止しない方がいいとお伝えしたのも、同じ理由。

考えちゃダメと思えば思うほど、嫌な過去が鮮明に思い出されてしまうからなのです。

 

ではどうすればいいの?…と不安になるかもしれませんが、方法はたくさんありますので安心してくださいね

 

寝るのは好きですか?

 

一番よいのは、寝てしまうこと。

寝るのが大好き、という人には一番おすすめの方法です。

寝ることで強制的に考えることをストップすることができるので、頭の疲労を回復できます。

 

ただし中には「元気なのに寝ることに罪悪感がある」という方や、「寝ている間に嫌な夢を見る」「寝てもスッキリ起きられない」という方もいらっしゃいます。

この場合には無理に寝るのではなく、別の方法を試しましょう。

 

 

行動を切り替えてみる

思考は行動に、行動は思考に影響しやすいことがわかっています。

だから嫌なことを考え込んでどうしようもない時には、思い切って行動を変えてしまうのもおすすめです。

漫画を読んだり、没頭てきるようなゲームをしたり、音楽を聴いたり歌ったり、運動が趣味なら筋トレするのも効果的です。

行動を切り替えることで、気持ちが切り替わります。

 

ただし「行動1つで気持ちが変わるわけがない」と思う時や、行動するほど元気が出ない場合には、無理をしないでおきましょう。

疑いながら実践してもなかなか良い効果は出ませんから、「これは良さそうだな」と思う別の方法を試す方が良いです。

 

 

何が好きですか?

そのほか「自分の機嫌を取ること」も効果的なことがあります。

好きなこと、好きなもの、テンションが上がるもの、自分の機嫌が良くなることを最優先に行動する方法です。

ネガティブなことを考えてしまう時というのは、気持ちが落ち込んでいます。

「何があったか」よりも実は、今現在の気持ちの状態が大きく影響しやすいのです。

 

たとえば、ダイエット中なのになかなか痩せなくて悩んでいたとしましょう。

ダイエットは1日やそこらで効果が出るものではありませんから、自分の体型を見ては落ち込んだり、スタイルの良い人を見て悲しくなってしまうこともあるかもしれません。

 

…でもそんな落ち込んでいる時に、「あなたの買った宝くじが当たりました!」と連絡が来たらどうでしょうか?

 

ダイエットで痩せなくて悩んでいた気持ちはどこかに飛んでいって、「宝くじが当たった」という状況に大喜びするはずです。

現実としては「ダイエットがうまくいかない」という悩みが消えるわけではないのですが、宝くじが当たって自分の機嫌が良くなることで「ダイエットがうまくいかない」という悩みが小さなことのように感じるというわけです。

 

Poche

 

このように「ダイエットがうまくいかない」という同じ出来事だとしても、自分の心の状態によって悩みは大きくなったり小さくなったりします。

 

だからネガティブな思考が止まらない時こそ、自分の機嫌を取ってみてください。

好きなこと、好きなもの、テンションが上がるようなことを最優先で試してみてください。

 

…とはいえ悩んだり落ち込んだりしている時には、「好きなもの」「テンションが上がること」は思い浮かびにくいもの。

だからこそ元気な時に「好きなもの」「テンションが上がること」をメモしておくといいですよ。

 

調子のいい時にメモしておくと、調子が悪くなった時に助けられることがありますから。

いざという時に常備しておく、風邪薬のようなものです。風邪になってしんどい時に薬局まで買いに行くのはしんどいですが、家にあれば「すぐに薬を飲む」ことができます。

それと同じで元気な時に、自分の機嫌が取れそうなものをピックアップしてみてくださいね。

 

今回は対処法の一例をご紹介しましたが、方法はまだまだあります。

ビタミンCが野菜だけではなく果物、サプリメントから摂取することもできるように、「これじゃなきゃ絶対ダメ!」ということはありません。

だから、あなたにあう方法で対処するのが一番です。

 

そのほかの方法については『あなたはもう、自分のために生きていい』『あなたのしんどいをほぐす本』でもご紹介していますので、気になった方は一度お手に取っていただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

▼親が何故か『しんどい』と感じたら▼

親子関係に悩んで八方塞がりになってしまっている中で、これから自分はどうすればいいのかを示してくれる本。

『もしかしてうちの親って、毒親?』

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「無理しなくていい」「自分を優先していい」。そう思えるようになる本。

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Posted by poche