期待しすぎて苦しくなるあなたへ。信じられなくて孤独なあなたへ。

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

 

「期待しすぎて、勝手に傷ついてしまう」
「最初から信じられなくて、距離を置いてしまう」

人との関わりに疲れを感じる時、こうした感情が頭をよぎることはありませんか?

 

一見すると正反対のように見えるこの2つの感情。

でも、どちらも心の奥には共通する思いが隠れていることがあります。

 

それは―
「本当はわかってほしい」「大切にされたい」という気持ちです。

 

期待するのは悪いことじゃない

人に期待してしまうのは、あなたが人とのつながりを大切に思っているから。

「こうしてくれるだろう」「わかってくれるはず」と思うのは、それだけ相手を信じようとした証拠です。

だからこそ、その優しさが裏切られたように感じた時、どうしようもない寂しさや怒りが湧いてくるのです。

 

「どうしてあの人は、わかってくれないの?」
「こんなに頑張っているのに、何も返ってこない」

そんなふうに傷ついてしまうのも、自然な心の反応です。

そう思ってしまう自分を責める必要はありません。そう感じるのは、あなたの素直さでもあります。

 

まずはそんなふうに「そう思っていい」と、自分で自分を受け止めること。

その上で、「期待しすぎている」ことに疲れたら、少しだけ立ち止まってみましょう。

 

「私は何を求めていたんだろう?」
「本当はどんなふうに大切にされたかったんだろう?」

そう問いかけることで、相手ではなく“自分の本当の気持ち”に目を向けることができます。

 

「わかってほしい」と思うことも、「疲れてしまった」と感じることも、どちらも大切なあなたの感情です。

 

だからこそ、期待する気持ちを抱えたまま頑張るのではなく、
“誰に”“どこまで”気持ちを向けるかを、自分で選んでいくこともまた、
あなた自身を大切にする一歩になります。

信じられないのは、自分を守ってきたから

反対に、「最初から信じない」「期待しない」という姿勢をとることもあります。

ですが、これも必要な心の防衛手段です。

 

過去に裏切られた経験や、傷つけられた記憶がある人ほど、心を閉ざしてしまうのは当然のこと。

でも本当は、心のどこかで「信じてみたい」「頼ってみたい」と願っているのかもしれません。

だからこそ、信じられない自分に苦しくなることがあります。

 

でも、「人を信じなきゃいけない」なんてことはないし、「信じられないのはダメ」ということもありません。

大切なのは、今のあなたがどうしたいと願っているのか。

 

「今はまだ信じられなくてもいい」と思っているなら…
信じられないことに後ろめたさは感じなくて大丈夫。
「私がそれでいいんだから、それで問題ない」と思ってみてくださいね。

「信じられるようになりたい」と思っているなら…
「今はまだ慣れていないだけ」「これから信じられる人を見つければいい」と信じてみてくださいね。

 

自分の気持ちを、まずは自分がわかってあげる

「期待してしまう人」も「信じられない人」も、どちらも心の奥には共通する願いがあります。

それは、
「ちゃんと向き合ってほしかった」「本当の気持ちをわかってほしかった」という、切実な思いを抱えていることです。

 

誰かにわかってもらえれば、それがベストです。

……でもきっと、今あなたの身近には「わかってくれるような人」「安心して気持ちを話せるような人」がいないのかもしれません。だからこそ、今もこうして悩みを抱えてきたのではと思います。

そんな時はまず、あなた自身が、その気持ちに気づいてあげることがとても大切です。

 

「そんなに寂しかったんだね」
「ちゃんとわかってほしかったんだよね」

そうやって、自分にやさしい言葉をかけてあげてください。

心は少しずつ、緊張を解いていきます。

 

まずは、自分に「わかってるよ」と言ってあげて

「誰かにわかってほしい」と思ったとき、
まずは自分が自分に「わかってるよ」と伝えてあげる。

それだけでも、心の孤独は少しやわらぎます。

人との関係がしんどくなるのは、あなたが人を大切に思っているから。
その優しさを、どうかこれからは自分にも向けてあげてください。

 

「私はどうしたい?」
「私は何を感じてる?」

そんなふうに、自分の気持ちに問いかける時間を少しだけ持ってみましょう。

そして、自分の心とゆっくり向き合う中で、あなたらしい心地よい人間関係を築いていけたらいいですね。

 

今、あなたが感じている「しんどさ」も、ちゃんと意味のあるサインです。

誰にも見せなくていい、小さな気持ちの声に、どうか耳を澄ませてあげてくださいね。

必要であれば、あなたの心の声を、そっと一緒に見つめるお手伝いもできます。

 

ひとりで抱え込まず、頼ってもいい。
その選択肢の一つとして、Pocheメールカウンセリングもご利用ください。

あなたが、あなたらしく生きられる日々に、少しでも近づいていけますように。

 

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