「自分の性格が嫌い」「性格を変えたい」と悩むあなたへ
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日は、反響の大きかったツイート「家庭環境が性格に及ぼす影響」についてお伝えしていきます。
※今回のブログは「文字を読むのがしんどい……」という方のために、【>>音声配信Voicy】でも収録しています。
生まれ持った性格、環境によってつくられる性格
人にはそれぞれ「生まれ持った性格(気質)」がありますが、どのような環境で育つかが与える影響はあなたの想像以上に大きなものです。
例えば、親に管理されすぎていたり、「ああしなさい」「こうしなさい」と親の言うことが絶対の環境で育つと、他人からの指示や指摘が極端に嫌いになります。
子どもの頃に親から支配され過ぎている場合、他人から受ける「支配に似たもの」に敏感に反応します。アドバイスや質問でさえ、自分への指摘や攻撃、批判だと感じてしまいます。
誰かに言い返せなかった場面を繰り返し思い出し、記憶の中で言い返したりと、常に誰かと頭の中で戦うようになるなど、「人は嫌いじゃないが、人間関係にとにかく疲れてしまう」と訴える方が多いです。
親から何かを達成することを求められ、頑張ったかどうかよりも「結果」に価値をおかれてきた場合は、誰かに認められるためにやりすぎてしまい、限界を超えて頑張ってしまいます。
頑張ることが当たり前だった場合、頑張って何かしていないと自分に価値がないように感じて怖くなったり、ゴロゴロしていることを指摘された経験が多いと休むことやリラックスするのが苦手になることもあります。
母と娘によく見られるのが、「親を喜ばせたい」という動機です。
子どもの頃に家族を喜ばせることを頑張ってきた人は、親を喜ばせるために「親が求める自分」を演じるようになります。自分がどうしたいかよりも、「親はどうしてほしいのか」を敏感に察知して行動します。
この傾向を抱えたまま大人になると、自分がどうしたいかよりも「相手がどうしたいのか」を優先するようになることが多いです。こういった傾向は、以前のブログでお伝えした『つい相手を優先してしまう』という悩みにもつながります。
そのほか「怒り」を極端に避けるといった傾向が見られることもあります。
誰かが怒っているのが苦手なのはもちろん、「自分が怒ることもできない(怒るのはいけないことだと思う)」という人が増えています。
様々な要因が考えられるので一概には言えませんが、子どもの頃に親を傷つけて後悔した経験があると、他人を傷つけることに恐怖を抱きやすくなります。
この場合は「怒り」そのものを抑え込んでしまうケースが多く、怒る代わりに「不安」「悲しみ」「パニック」といった感情を抱くことが多いです。
今を知ることは、親への批判ではない
先ほど挙げたいくつかの例の中に、「あ、わかるかも」というものはありましたか?
「今抱えている悩みと、もしかしたら繋がっているのでは」と思う内容はありましたか?
ここでお伝えしたいのは、何が良くて、何が悪いということではありません。
あなたの親の子育て批判をしたいわけでもありません。
どのような子育ても、良くも悪くも子どもに何かしらの影響を与えます。
あなたが悪いとか、親が悪いとかそういうことではなくて、何が関係しているのかということをお伝えしたかったのです。
そしてその影響は、大人になった今も強く残り続けています。
だからこそあなたの生まれ持った性格に、環境がどのように作用したのかは大きな意味を持つのです。
あなたが「治したい」「こんな自分は嫌だ」と思う部分は、あなたの性格がつくりだしたものではなく、過去の家庭環境が作りだした可能性はないでしょうか?
なぜこのような質問をしたかというと、生まれ持った性格をガラリと変えるのは難しいですが、家庭環境が作りだした性格なら変化させていけるからです。
……いえ、変えていくというよりも「生まれ持った本来の性格を思い出して、自分らしく生きる」ことで今抱えている生きづらさが解消されると言った方がいいかもしれませんね。
「性格を変えたい」とおっしゃる方は多いですが、それが「本来の自分の性格」なのかそれとも「家庭環境によってつくられた性格なのか」を知るのは、自分らしさを知るための重要なステップです。
自分が今変えたいと思っているのは「本来の自分の性格なのかどうか」について、少し考えてみても良いかもしれませんね。
こういった過去の影響が及ぼす影響については、現在発売中の書籍「あなたはもう、自分のために生きていい」でも詳しくお伝えしています。
「もしかして私の悩みにも過去が影響しているのでは?」と気になる方は読んでみてくださいね。
※子どもの頃にあまりいい思い出がない……という方は、チャプター3からお読みいただくことをおすすめします。