【なぜか生きづらい…】『親子逆転』に関するツイートまとめ~2021年
こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。
この記事では、過去に投稿した『親子逆転に関するツイート』についてまとめました。
※親子逆転について、詳しくは【>>こちら】の記事に書いています
※その他のツイートは、【>>Twitterアカウント】よりご覧いただけます
親子逆転ツイートまとめ
親は、「子どもがしてほしいこと」を考えます。
「この子は何がしたいのだろう?」「何が好きなのだろう?」と考え、子どもにも尋ねます。子どもが求めているものを与えたいと思うからです。
でも親子逆転する親は、「自分が小さい頃に親と一緒にしたかったこと」を子どもに与えます。
「私はこれをしてあげたい!」「私が思う良いものを与えたい!」と考えるので、子どもの意見は聞きません。「私が良いと思うもの=子どもに必要なもの」だと思い込んでいます。
だから、子どもが「いらない」「しなくてもいい」といっても、します。喜ばなかったり、感謝しないと怒ります。
親が愛してくれなかったから、子どもに愛して欲しい。
親が認めてくれなかったから、子どもに認めてほしい。
親子逆転する親は、自分の親が満たしてくれなかったものを『自分の子ども』を使って満たそうとします。
さらに「こんなに苦労した」「こんなに大変だった」「こんなに頑張った」という親の愚痴を聞き続けた子どもは、「親が可哀想だ」と思います。正確には、思わされます。
でも「親が可哀想な人」だった事実と、「親が子どもを苦しめている」ことは別問題なのです。親が可哀想な人だからといって、あなたを傷つけていいなんてことは、ありません。
兄弟姉妹がいる場合、親子逆転する親は「攻撃する子ども」を1人選びます。
選ばれた子どもが「自分がダメな子だから」「悪い子だから」と言うことがありますが、違います。
親は、自分を攻撃してこない「優しい子」を選んでいるのです。あなたのせいではなく親の勝手な都合です。
親子逆転する親は、必ず甘える子を選びます。
苛める人が「苛める相手」を選ぶのと同じで、誰でも苛めるわけではありません。
このタイプの親は、自分に酷い態度をとる人には服従の態度を見せて「私が悪い」と言います。 親子逆転している子どもにだけ、「お前が悪い」と攻撃的になります。
兄弟姉妹がいる場合、親子逆転をする親は「ターゲット」を絞ります。
例えば、姉には狼、妹には羊になります。 兄には羊、妹には狼になることもあります。
兄弟姉妹でタッグを組ませ、1人の子どもを攻撃することもあります。 夫婦でタッグを組み、1人の子どもを攻撃することもあります。
親は、子どもを愛します。
でも親子逆転の親は、子どもに愛してもらおうとします。
だけど「私を愛して」と素直に言えません。 プライドが邪魔をします。
「愛して」と言う代わりに、子どもを攻撃します。
攻撃して、自分の重要性を分からせようとします。
攻撃して、自分を見てもらおうとします。 小さな子どもが、親にかまってもらうために悪い事をするのと同じです。
親は、子どもの気持ちを考えます。
どうして欲しいのか、子どもの気持ちを汲み取ろうとします。
親子逆転の親は、「私の気持ちを汲み取れ」と子どもに求めます。
「どうして私の気持ちを分かってくれないの?」と子どもを責めます。 言葉で言うこともあれば、態度で示すこともあります。
すると大人になった時に人の気持ちを察することはできても、自分の気持ちが分からなくなることがあります。
自分の気持ちが分かっても、自分より他人の気持ちを優先してしまうこともあります。それがその家での「ふつう」だったからです。
親は、子どもに「何かすること」を考えます。
親子逆転する親は、子どもから「してもらうこと」ばかりを考えます。
親に感謝が足りない、親の頑張りを認めてくれない、親のありがたみを分かっていない… 「してもらうこと」ばかり考えるので、子どもが「してほしいこと」が分かりません。
- 「お前は私がいるお陰で生きている」
- 「お前を育てるのにこんなに苦労した」
- 「お前にこれだけお金がかかった」
親子逆転をする親は、子どもに恩を着せます。
「いかに親に迷惑をかけてきたか」、小さい頃に徹底的にたたき込みます。
すると子どもに、強い罪悪感が植え付けられます。親を悪く言えなくなります。親を悪く思う事でさえ、「悪いこと」のように思うようになります。
そして子どもは、親を責める代わりに、自分を責めてしまいます。
親は「ありのままのあなたで愛される」と教えます。「私はありのままで愛されている」という心の土台が育ちます。
でも親子逆転する親は、「ありのままの子どもの姿」を拒絶します。「そのままじゃ愛されない」「お前らしくあるな。私の期待に添え」と求めます。
「私は親に愛されている」と信じながら、その一方で大人になった時に「誰にも愛されていない」「ありのままの私は認められない」と感じるなら、親子逆転する親に育てられていた可能性があります。
酷い親子逆転で育った子どもは、親から苛められていても「良い親」と思い込もうとします。
無意識では不安や恐怖を感じていても、意識の上では「良い親だ」と思っていることも多いです。そうしないと、辛すぎてその家で生きていけなかったからです。
その結果、辛い体験を「楽しい体験」と信じていることがあります。そうして心を守ってきたのです。
親は、子どもを喜ばせたいと思います。子どもの自慢話も、たくさん聞いてくれます。
「すごいね」「頑張ったね」「良かったね」と褒めます。 子どもの自信が育ちます。
でも親子逆転すると、子どもが親を喜ばせなくてはいけません。親の自慢話を子どもが聞きます。
わあ、かっこいい!」「すごい、美味しい!」「いつも頑張ってくれてありがとう」と、褒めなくてはいけません。
苦手なものでも「好き」と答え、親が喜ぶものを選び、本音を言わずに同意し、嫌な話も笑顔で聞きます。
「親のため」に生きてきたので、大人になって、自分がどうしたいのか何が好きなのか分からなくなることがあります。
親子逆転する親は、何年たっても変わりません。
それどころか、高齢になればなるほど頑固になります。
子どもへの甘えも、憎しみも、要求も激しくなります。
変わるのは、攻撃手法。 高齢になるとパワーがなくなり、罪悪感に訴えるようになります。拗ねたり悲しんだりと、情に訴えます。
子どもはまるで「自分が悪いことをしているかのよう」な気持ちになります。本当は、そうではないのに…。
そしてこんな罪悪感に押しつぶされるくらいならと、再び言うことを聞くようになります。
怖いのは、親子逆転する親はそれを分かっているということです。
- 「お母さんが死んだらどうする?」
- 「お父さんがいなくなったらどうする?」
- 「寂しいから死にたい」
子どもに『死』をちらつかせる親は、子どもがどれだけ心に深いダメージを受けるのかを分かっていません。
それどころか「死なないで!」と悲しむ子供を見て、「自分が必要とされている」「自分は価値ある人間だ」と満足します。
「親の死を子どもが悲しむ」と分かっていて、『死』をちらつかせる親もいます。
こうして親子逆転する親は、どんな手段を使ってでも子どもを自分の思い通りにコントロールしようとします。怖いのは、悪気無くそうしている親がいるということです。
夫に思うように愛されなかった、姑に苛められた、友人に裏切られた… 親子逆転する親は、今まで接してきた人間関係に「悔しい」という思いを抱えていることが多いです。
その悔しさが憎しみに変わり、子どもを苛めることで解決しようとします。
だから親子逆転の苛めは、凄まじいのです。
親子逆転で育つ子どもは、「親にとって良い子」を演じなければ生きてこられませんでした。
嫌いなことを「好き」と答え、素敵なものを「くだらない」と言い、やりたいことを「したくない」と伝え、したくないことに賛成してきた。
「こんな性格でなければ…」なんて、自分を責めないでください。その環境では、親の機嫌を取るために、そうするしかなかったのですから。
親は、子どものために行動します。
でも親子逆転する親は、自分のために行動します。
子どものために優しくするのではなく、「良い親」「仲良し親子」「素敵な家庭」を演じるために優しく接します。
常に感謝を求めます。
言葉で言わなくても、態度で求めることもあります。子どもが感謝しないと怒ります。
親子の役割逆転最大の特徴は、それが「隠されたもの」だということです。
親子逆転をする親は、悪い事をしていると思っていません。子どものために、正しい「しつけ」をしていると信じ込んでいます。
子どもも、「親に愛されている」と思いこもうとしています。だから厄介なのです。
親は、子どもの自立を喜びます。
でも親子逆転する親は、子どもの自立や自己主張を嫌います。
子どもが自分の意見をもつと、批判します。「それじゃダメだ」「そんなんじゃ甘い」「やっていけない」と自信を失わせます。
子どもが意思を持つと、親がコントロールできなくなるからです。
小さな子どもは、親を独占したいと思います。
でも親子逆転する親は、子どもがいくつになっても「子どもを独占したい」と思います。
だから子どもが自分以外の人と仲良くしたり、楽しそうにしていると不機嫌になります。
このタイプの親は、それを「親に対する裏切りだ」と捉えるからです。
子どもに「親がいない」というと、「可哀想に」と言われます。
でも「親子逆転で親がいなかった」というと、「甘えるな」と言われてしまいます。
子どもが「親に苛められた」というと、「酷い!」と言われます。
でも「親子逆転で苛められた」と言っても、理解されません。 だから子どもは「自分がおかしいのではないか」と苦しみ続けます。
親子逆転の怖いところは、「はた目から分からないこと」です。
そして分からない人たちによって、さらに子どもが傷つけられてしまうのです。
親子逆転が「根深い」理由
親子逆転は、『親子の役割逆転』の略です。
心の面で、親と子の立場が入れ替わってしまうことを意味しています。
見た目には普通の親子に見えるので、周りは気がつきません。
それどころか良いお母さん、良いお父さんに見えるので、周りに相談しても「えー良い親じゃん!感謝した方が良いよ」と言われたりしがちです。
※親子逆転について、詳しくは【>>こちら】の記事に書いています
厄介なのは周りだけでなく、本人が自覚しにくいこと。
さらには「親を悪く言っちゃダメ」というブレーキがかかるので、「何かがおかしい」ということさえ気がつけないこともあります。
だからこそ、このツイートが「もしかして」と気がつくきっかけになればと思います。
「気がつく」ことは、親を責めることでもなければ、親のせいにすることでもありません。
でも今「気がつく」ことで、あなたの中で何かが変わるかもしれません。
気がついた時、その何かを「変える」「変えない」を決めるのは、あなたです。
親にも、他の誰かにも「こうしろ!」なんて口出しさせないでいいのですよ。あなたの人生ですから。
自分で「変えたいな」
と思ったときに、
人は変われます。
そのための第一歩が、「気がつく」です。
気がついたけれど、どうしたらいいかわらかない時は、カウンセリングでご相談ください。
ひとりで自信が持てないことも、一緒に考えていくうちに、「あっ、私おかしくなかったんだ」と自信が持てるかもしれませんから。