本音が言えない4つの理由と「たった1つの原因」
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
- 「私ばっかり我慢している気がする…」
- 「なんで本音が言えないんだろう…」
- 「嘘をついているみたいで、いやだなぁ…」
- 「周りに合わせてばかりで、疲れる…」
- 「あの人みたいに断われたら、楽なのになぁ」
このように感じることは、ありませんか?
本音が言えないせいで、いつも自分ばかり損をしているように感じたり、心から信頼できる相手がいないと感じることもあるかもしれませんね。
想像してみて下さい。
やらなくていい仕事は断って、疲れた時に休んで、助けてほしい時はお願いする…
大好きな人に素直な気持ちを伝えて、甘えたいときにギュッと抱きしめてもらって、しんどい時にはとことん話を聞いてもらえる…
こんな毎日だったら、楽しいと思いませんか?
ストレスも溜まりにくく、心穏やかに過ごせる時間が増えそうですよね。
そこで今日の記事では『あなたが本音を言えない4つの理由』と、本音が言えない『たった1つの原因』についてお伝えしていきます。
これまでみんなのために我慢し続けたアナタが、「なーんだ。本音、言っていいんだ」「本音、言ってみようかな」と思えますように。
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本音が言えない4つの理由
本音が言えない理由は、人それぞれです。
まずは自分がどのパターンに当てはまるのか、チェックしてみて下さいね。
理由1.嫌われるのが怖い
今まで「誰か」の意見に合わせてきた人は、このように感じることがあるはずです。
- 「本音を言ったら、嫌われてしまうのではないか」
- 「本音を言ったら、私から離れて行ってしまうのではないか」
- 「本音を言ったら、ガッカリされるのではないか」
「本音を言ったら嫌われる」
この言葉をイメージした時に、誰かの顔が思い浮かびませんか?
その人のイメージが「本音を言うと嫌われるぞ!」「本音をズバズバ言ったら、あの人と一緒だ!」と、あなたの行動にブレーキをかけているのかもしれません。
理由2.否定されるのが怖い
自分の本音を言った時に「否定されたらどうしよう!」と、怖くなってしまう人もいます。
「こんなこと言ったらどう思われるかな」と不安になったり、「おかしい人」と思われたらどうしようと考え出すと、本音を言うことにブレーキがかかってしまいます。
ではもし…
「否定されるかどうかなんて、本音を言ってみないと分からないよ!」と言われたら、あなたはどう感じますか?
●「そうだなー」と思えた人へ
そう思えたなら、大丈夫!
少しずつ本音を言えるようになりますよ。
●そう思えなくて「でも…」と戸惑ってしまう人へ
このような言葉を聞いて、思い出す記憶はありませんか?
- 「そんなんじゃダメだと思う」
- 「え、本気でそう思ってるの?」
- 「そんな人だと思わなかったなー」
- 「あり得ない!」
- 「○○ちゃんって、変」
あなたが本音を言えないのは、過去の経験があなたにブレーキをかけているせいかもしれません。
「あの時傷ついたから、もう本音は言わない方が良い!」と、無意識に決めてしまっているのです。
理由3.自分に自信が無い
自分に自信がある人は、堂々と本音を言うことができます。
自分の価値は、「相手がどう思うかで決まらない」と知っているからです。
だから本音を伝えた時に「私はそう思わない」と相手に拒否されても、「なるほど。あなたはそうなのね」と受け止めることができます。
反対に、自分に自信がないと、本音が言えません。
本音を伝えた時に「私はそう思わない」と拒否されると、自分の人格を否定されたように感じます。
「言わなきゃよかった」「見放された」「呆れられたかな」「嫌われたかな」と、ネガティブな考えに押しつぶされてしまいます。
だから本音を言うよりも、「相手が喜びそうなこと」を言いがちです。
相手が満足そうだとホッとして、不満足そうだと「なんとかしなきゃ」と焦ります。
そのせいで人付き合いにとてつもなく疲れたり、話すことさえ面倒になったり、人と会うより1人で過ごしたい…など「人との距離感」に悩みを抱えやすいです。
理由4.自分の本音が分からない
「本音を言えない」というよりは、「そもそも自分の本音が分からない」こともあります。
「自由の意味が分からない」「自分が何をしたいのかさえ分からない」と思うのなら、あなたもこのタイプかもしれません。
- 疲れているのに、大丈夫なふりをしてしまう
- 傷ついていても、表に出さない
- 泣きたいくらい辛いのに、笑顔で隠す
- 怒っているのに、平気なふりをする
このようなことはありませんか?
子どもの頃から今まで、ずーっと「誰か」の意見に合わせてきたので、「自分の気持ち」が分からなくなっている状態です。
本音を言えない「たった1つの原因」
さきほどの4つの原因をつくりだすのが、幼少期の親とのかかわりあいです。
子どもにとって家族は、「世界そのもの」。
特別な事をしない限りは、生まれ育った家庭での人間関係が、大人になった時の人間関係に大きく影響を及ぼします。
今の人間関係の悩みを解決するヒントは、「子どもの頃の親との関係」に隠されていることが多いです。
…とお伝えすると、「こんな年になってまで親のせいにするのはいかがなものか…」と罪悪感を感じる方がいらっしゃいます。
違いますよ~。
「子どもの頃の親との関係」を知ることは、あなたの問題を「親のせい」にすることではありません。
あなたが今抱えている悩みが、いつ、どのように作られたのか。
「事実」を知ることが目的です。
あなたの親を責めることが、目的ではありません。
本音を言えるようになりたい。
そう思うのなら、まずは「本音を言えなくなった理由」を知る必要があります。
まさか!0~6歳で決まっちゃう!?
多くの場合、0~6歳頃までに「本音を言えなくなった理由」が隠されています。
自分では記憶がないような時期に、「本音を言わない方が良い」と決断したかもしれないのです。
赤ちゃんの頃の親とのかかわりを通して、「本音を言わない」という決断をしたクライエントもいます。
まさか!
そう思いますか?
「赤ちゃんの時期に生き方を決めるなんて、ありえない」と思われる方は多いかもしれませんね。
でも、その「まさか」が、あなたの身にも起こっているかもしれないのです。
赤ちゃんは、親から愛されないと生きていけません。
泣いたらミルクがもらえるのか、それともニコニコしていたらもらえるのか、大人しく待っていた方が良いのか・・・「その家でどう生きるのか」を赤ちゃんなりに必死に考えます。
子どもが初めて接する人は「親」です。
善悪も知らず、世の中のルールも知らない中で、「親」に愛されるために行動します。
そしてこの親とのかかわりが、『人間関係のベース』をつくります。
この「人間関係のベース」がおかしいと、人間関係の前提条件がズレたまま大人になってしまいます。
「1+1=3」と思い込んで
生きているようなものです。
だからどれだけ努力しても、頑張っても、思ったような結果が得られません。
なお「1+1=3」のようなズレというのは、以下のような思い込みです。
- 相手を喜ばせないといけない
- 他人には期待しない方が良い
- 弱かったらダメだ
- ネガティブな気持ちは持たない方が良い
- 何か与えないと、愛してもらえない
これらはほんの一例ですが、あなたが今まで「普通はこうだ」と思っていたことや「○○しなければいけない」と思っていたことが実は、「親から受けた影響」の可能性があります。
だからこそまずは、今の自分が「親からどんな影響を受けてきたのかを知る」こと。
人間関係の前提条件が「1+1=3」のようにズレていたなら、「1+1=2」に戻すところから始めましょう。
Poche