2.当日キャンセルを繰り返して自己嫌悪…その心理背景と対処法
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心理カウンセラーPocheです。
- 「大丈夫、きっとやれる」と思っていたはずなのに、約束や予定が近づくにつれて心が重くなっていく。
- 結局直前になって「やっぱり行けません」とキャンセルしてしまう。
そんな経験はありませんか?
当日キャンセルをしてホッとしたのも束の間、
「相手に迷惑をかけた」「信頼を失ったかもしれない」と申し訳なくなったり、
「嫌われたかも…」「呆れられたかも…」「もう誘ってもらえないかも」と不安になってしまうこともあります。
そんな自分が嫌になったり、「変えたい」「やめたい」と感じる人が増えています。
でも、まずお伝えしたいのは…
当日キャンセルしたその裏側には、あなたなりの『必死の自己防衛が隠れている』ことなのです。
「はい」と答えてしまう心理
最初に誘われたときに「はい」と答えたのは、「断ったら悪いな」「期待を裏切りたくない」という思いがあったから。
もしくは、その時は本当に「行きたい」「やりたい」と思ったのかもしれません。
…その時のあなたにとって、「当日キャンセルして困らせてやろう!」なんて思いはなかったはずです。
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「断ったら申し訳ない」という優しさだったり、
楽しみな気持ちがあったはずなのです。
でも…
日が近づくにつれて、「本当にできるのかな」「失敗したらどうしよう」という不安が膨らんでいき、心も体も固まってしまう…。
「やっぱり行きたくないな」という思いが膨らむものの、「今さら断るなんて」「どう思われるかな」と怖くなってしまう…。
あまりに悩み考えすぎて、体調不良になってしまうことも珍しくありません。
そしてようやく行動できたのが当日……
『キャンセル』という形だったのかもしれません。
これは決して怠けではありませんし、「途中で気持ちが変わった」とか、気まぐれでもありません。
あなたの中の繊細さと責任感、優しさや不安がぶつかり合った結果、直前まで動けなかっただけなのです。
自分を責める代わりに、理解してあげる
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「また迷惑をかけてしまった」と責めることではありません。
むしろ、
「無理して倒れる前に、自分を止められた」
「無理してまで会って、相手を嫌いになる前にキャンセルできた」
そう理解してあげてほしいのです。
あなたには会いたくない理由、行きたくないと思った理由があるはずだからです。
当日に「やっぱり行けない」と言えたことは、限界を超えてしまう前にブレーキをかけられた証拠。
その瞬間、あなたにとっては一番誠実で安全な選択だったのです。
負担を減らす小さな工夫
当日キャンセルには、ちゃんとした理由がある。
…といっても、現実的には直前のキャンセルが続くと、相手との関係にヒビが入ってしまうこともあります。
そこで、自分を守るできるのが
「言い方」や「小さな予防線」を張っておくことです。
たとえば最初の返事に…
- 「とても楽しみなのですが…。当日、体調次第になるかもしれません」
-
「最近、体調を崩す日が増えていて…。体調や状況を見て、直前にまたご相談させてください」
-
「予定がハッキリしないので、近くなったら行けそうかどうか、お知らせしますね」
- 「日程が近づいたら、改めてご連絡してもいいですか?」
そんな一言を添えるだけで、プレッシャーはぐっと軽くなります。
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直前にキャンセルしてしまうのは、心が壊れるのを防ぐためのブレーキ。
それを「弱さ」「ダメなこと」と捉えるのではなく、
「私には自分を守る力がある」と肯定してみてください。
- 直前になってでも、自分を守れた。
- 自分を大切にできた。
- 自分を尊重できた。
そうやって認めてあげていいのです。
もし「直前になるまで動けなかった」と自分を責めそうになったら、こう言い換えてみてください
「直前になるまで、私は相手のことを一生懸命思いやっていたんだ」と。
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だからどうか、そんな自分を責めすぎないでくださいね。
予定を断ってしまっても、それはあなたの人間性を否定するものではありません。
むしろ、「無理して倒れなかった」「怖かったけど言えた」という事実を肯定していきましょう。
「また迷惑をかけた」と責めるより、「私はあのとき、自分を守ることができた」と認めてあげてください。
そこから少しずつ、安心して人と関われる余地が生まれていきます。