「やればいい」って分かってる…けど動けない日もある
Sponsored Links
.jpg)
心理カウンセラーPocheです。
「こうした方がいいんじゃない?」
「〇〇した方がいいよ」
そんなふうに誰かから助言やアドバイスをされて、モヤモヤしたことはありませんか?
職場の上司、同僚、友人、家族…
相手は、あなたのことを思って「こうしたほうがいいんじゃない?」と伝えてくれているのかもしれません。
でも、言われた通りに行動できるかと言えば、そんなに簡単じゃないはずです。
分かっているけれど…
たとえば、こんな言葉で心が揺れ動くことがあります。
「なんで黙ってるの?もっと積極的に発言するといいよ」
「考えすぎずに、まずはやってみたら?やらなきゃわからないでしょ」
「気にしすぎ。もっと気楽に考えなよ。そんなに気にしなくて大丈夫だよ」
もっともらしいし、正しそうにも聞こえるかもしれません。
相手に悪気がない場合もありますが…
相手にとってアドバイスのつもりでも、自分の中ではそれがプレッシャーに変わってしまうこともあります。
すると、アドバイスの言葉が、「自分を責めるための材料」のように感じられてしまうことがあるのです。
「やっぱり自分がダメだから言われるのかな…」という気持ちになってしまったり、行動できない自分にモヤモヤして自己嫌悪が積み重なっていったり…そんなふうに悩むこともあります。
.jpg)
大切なのは、その言葉を「自分がどう感じたのか」。
相手の意図ではなく、あなたがその言葉をどう感じたのかを大切にしてほしいのです。
「行動できない自分」を責めなくていい
アドバイスを受け取ったら必ず行動しなければならない、という決まりはどこにもありません。
それに、あなたが行動しないことには、きっと理由があります。
怠けや甘え、単純な反抗ではなく、
今の状況や環境の影響だったり、体力や気力のタイミングだったり、自分の中でまだ準備が整っていない可能性もあります。
もしかするとその理由は、誰かが納得するような、立派な理由ではないかもしれません。「なんとなく」のように、自分にしか分からないものかもしれません。
でも、それでいいのです。
助言は相手の自由ですが、受け取ってどうするかは『自分の自由』なのです。
.jpg)
「この方法は今の私には合わなかったな」と思えれば、それだけで十分。 行動しないこと=悪いことではありません。
アドバイスとの距離感を決めておく
もし助言を受けるのが負担になってきたら、受け止め方を少し変えてみるのも一つです。
たとえば、相手に返す言葉を「参考になります」にしてみる。
これは「やります」と約束することなく、相手の気持ちだけ受け取る方法です。
.jpg)
すべてを受け入れなくても大丈夫。
そして、あなたのタイミングで選びましょう。
相手からのプレッシャーや、申し訳なさ、罪悪感から「無理に選んでしまう」ことがないようにしてくださいね。
アドバイスはあくまで「選択肢の一つ」であって、 「課題の提出期限」ではありません。
今の自分に合わないものは、そっと横に置いておきましょう。
いつか必要になるときが来れば、そのときまた試してみればいいのです。それくらいの気持ちで大丈夫ですよ。
あなたはちゃんと考えている
助言をもらったあとに残るモヤモヤは、 何もしていない証拠ではなく、ちゃんと考えた証拠です。
行動するかしないかに関わらず、その時間を過ごしたこと自体に意味があります。
迷った時間も、あなたの一部。それは「無駄」ではありません。
行動しなかった自分を責めるのではなく、 「私は私のペースで考えて選んだ」と認めてあげてくださいね。
その選択は、外から見えなくても、あなたの大切な一部だからです。
どうか、動けない自分を嫌いにならないで。
助言を受けても受けなくても、あなたは十分やっていけます。
今日も、ちゃんとここにいる自分を、そのまま受け入れてみてくださいね。