嫌われたくないのに…合わせすぎてモヤモヤするとき
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心理カウンセラーPocheです。
「嫌われたくない」
「波風を立てたくない」
「否定されたくない」
そんな思いから、相手に合わせすぎてしまうことはありませんか?
相手が望む答えや態度を選び、自分の意見や感情はそっと飲み込む日々。
その場は平和に過ぎても、心の中では小さな反発や不満が静かに積もっていく…。
相手に合わせるのが良くない、ということではありません。
「相手に合わせること」が必要な場面もありますし、合わせることで得られるメリットもあるはずだからです。
でも、もしも…
「損をしているな…」
「なんだか舐められている気がする」
そんなふうに「相手に合わせる」ことのメリットがあまり感じられなかったり、デメリットの方が大きいと感じているのなら。
ここから先の内容が、ほんの少しお役に立てるかもしれません。
合わせられるのは「あなたの強み」
まず、はじめにお伝えしたいのは、
相手に合わせられること自体は、とても大きな長所だということ。
会話や空気を乱さず、場の雰囲気を読んで調整できる人は多くありません。
あなたがそれを自然にできるのは、相手の様子を敏感に感じ取り、臨機応変に動ける力があるから。
これまで培ってきた「スキル」ともいえるのです。
ただ、その力が強すぎると「自分を後回し」にするクセになってしまいます。
結果として、心の中で不満が膨らみ、相手との関係がぎくしゃくしてしまうこともあるのです。
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相手にメリット、あなたにはデメリット。
相手はラク、あなたはしんどい。
……そんな関係が続くと、あなたの心や体がどんどんすり減ってしまいます。
“さりげなく合わせない”という選択
合わせることに疲れた時こそ、「合わせない」という選択肢を試すチャンス。
「合わせない」といっても、大きく行動を変える必要はありません。
合わせないことは、相手に喧嘩をうったり、相手を攻撃するということではないからです。
嫌われない程度に、自分の立場を保つ方法があります。
たとえば…
返事や表情をほんの少し変えてみること。
「はい」「そうですね」の後に少しの間を置いたり、笑顔をつくるのを1秒だけ遅らせたり、すぐに同意せず「そうなんですね」と淡々と返したり。
これらは相手から見ればほとんど違和感がないのに、“全面的に賛同していない”というサインになります。
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また、第三者から見ても『嫌な感じ』に見えないメリットも。
反発の感情は悪者じゃない
とはいえ、これまで合わせてきた人が、いきなり「合わせない」を試すのは大変です。
なんだか良くないことをしているような、悪いことをしているような、居心地の悪さを感じることもあります。
そんな時は無理せず、「心の中で意識する」ことから始めてみてください。
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その感覚を消そうとせず、「あ、今ちょっと引っかかったな」と認識するだけでOKです。
反発心や違和感は、あなたが自分を守るためのセンサー。
それを悪いものだと思わなくていいのです。
ただ、そのまま感情を表に出すと衝突につながる場合もあるので、まずは表情や間、言葉選びでやんわりと距離をつくってみましょう。
境界線を保つメリット
こうした「さりげなく合わせない」やり方は、相手に「この人は何でもOKしてくれる人ではない」と印象づけます。
結果として、舐められにくくなり、相手もあなたに対して配慮するようになります。
それは、あなたがこれまで無理に頑張って築こうとしていた“対等な関係”を、自然に形づくるきっかけになります。
合わせすぎて疲れてしまうのは、これまであなたが「合わせて頑張ってきた」証。合わせるスキルです。
せっかかく培ったそのスキルを手放す必要はありません。
ほんの少しの無言、ほんの少しの無表情。
それだけで、心の境界線は守れます。
合わせるスキルを持つあなただからこそ、「合わせない選択肢」を持つことができれば、もっと毎日がラクに疲れにくくなりますよ。
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メールのやり取りを通して、「今よりもっとラクになれる方法」を一緒に探していきましょう。