「あの人にこうしてほしい」を叶える!お願い上手な人がやっているテクニック5選
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「こんなこと頼んで迷惑じゃないかな…」
「もし断られたら、どうしよう」
そんなふうに、人にお願いするのが苦手な人は少なくありません。
お願いを聞いてもらえるのは、性格が良いからとか、何かに優れているから…とも限りません。
お願い上手な人に、なにか特別な才能があるわけではないんです。
実は、ちょっとした言葉の工夫や、心理的なポイントを押さえるだけで、ぐっと伝わり方が変わります。
今日は、相手が思わず「いいよ」と言いたくなるような、お願い上手さんが自然とやっている “5つの方法” をご紹介します。
お願い上手な人のテクニック5選
テク①:「お願いしたい理由」を伝える
ただ「これ、お願いできますか?」と言うよりも、
「なぜお願いしたいのか」を添えるだけで、相手の受け取り方は変わります。
「〜なので」
「〜だから」
…たったこの1フレーズで、お願いの成功率は上がります。
たとえば…
- 「急ぎの締切があって、少し手伝ってもらえたら助かるのですが…」
- 「〇〇さんの得意な分野なので、力を借りられたら心強いです」など。
心理学的には「理由を添えると依頼が通りやすくなる」ことが知られており、これを“理由付けの効果”と呼びます。
人は理由があることで納得しやすくなるのです。
テク②:「相手に選択肢を与える」
「〇〇してもらえますか?」とストレートに聞くと、相手は“断りづらさ”を感じてしまうことも。
そこで、「もし大丈夫だったら…」「ご都合よければ…」と選択肢をつけて伝えると、相手の心理的な負担が軽くなります。
これは“心理的リアクタンス(反発)”を避けるための方法。
「やる/やらない」の自由を感じると、人はむしろ協力的になる傾向があります。
テク③:「感謝の気持ち」を先に伝える
まだ引き受けてもらっていなくても、感謝の言葉を先に伝えると、心の距離がぐっと縮まります。
たとえば…
- 「いつも助けていただいてありがとうございます」
- 「〇〇さんがいると安心します」
これは“好意の返報性”という心理効果によるもので、人は「大切にされている」と感じると自然と応えたくなるのです。
テク④:「小さなお願い」から始める
最初から大きなお願いをすると、相手も構えてしまいます。
まずは、気軽にできる小さなお願いからスタートしてみると、協力を得やすくなります。
心理学ではこれを“段階的要請法(フット・イン・ザ・ドア)”と呼びます。
小さな依頼を承諾することで、人は「自分はこの人を助ける人間だ」という自己認識を強め、次の依頼も受け入れやすくなるのです。
たとえば…
・「お皿だけ下げてくれる?」
→次回、「ついでに洗っておいてくれたら助かる〜」と広げていく。
・「今度LINEでちょっとだけ相談乗ってくれる?」
→後日、「もう少し話したくて…電話しても大丈夫?」とつなげる。
テク⑤:「断られても自分を責めない」
お願いが苦手な人ほど、「断られた=嫌われた」と感じがちですが…あなたのことを嫌っているということではありません。
相手には相手の都合があるだけ。
あなたにも「今日はちょっと…」と思う時があるように、相手にも気持ちが乗らなかったり、用事があってできない時があるだけなのです。
「そういうこともある」
「お願いしてみた。それだけで進歩!」
そう思ってみてくださいね。
一番大事なのは、断られたとしても“あなたの価値”が下がるわけではないということ。
「お願いができない」と思っていたあなたが、自分の気持ちを伝えること自体が、すでに素晴らしい勇気なのです。
最後に
お願いするのが怖い…という気持ちがあるのなら、まずは自分自身に「頼ってもいいよ」と言ってあげてくださいね。
誰かにお願いするのは、相手との信頼関係を築くためのひとつの表現でもあるからです。
そしてもし…
あなたがお願いを聞いてあげているのに「相手は全然聞いてくれない」なら、その関係を見直すのも1つの選択肢です。
あなただけが「言うことを聞く関係」「頼まれる関係」ではなくて、
あなたもお願いを聞いてもらえる…そんな対等な関係を築いていけますように。
お願いをしてみることは、あなたの負担を減らす第一歩。
あなたに負担がかかる関係性になっていないか、知るための1つの手段です。
「頼っていいんだ」と思える関係が少しずつ増えていきますように。