怒り・不安・落ち込み…感情に疲れた日の“心の休ませ方” ―感受性が強い私のままで、生きていく
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心理カウンセラーPocheです。
「ささいなことで傷ついてしまう」
「気にしすぎだとわかっているのに止められない」
「また感情に振り回されてしまった…」
そんなふうに、自分の感情の波に疲れ果ててしまうことはありませんか?
誰かの一言がずっと心に残ってしまったり、理由もなく不安になってしまったり。
そんな自分が嫌になって、「もっと強くならなきゃ」と自分を責めてしまうこともありますよね。
でも、まずお伝えしたいのは―
感情にゆさぶられるのは、あなたが感受性豊かに生きている証だということ。
それは決して、ダメなことでも、弱いことでもありません。
誰かに非難されたり否定されたり、「直さなきゃ」と思うべきところでもないのです。
むしろ、あなたが人や物事を繊細に感じ取りながら、丁寧に生きているという強さのひとつなのです。
「感情に疲れた日」があっていい
何気ないやりとり、他人のトーン、ふとした無表情…。
感受性が強い人ほど、日々の出来事が心に深く響きます。
まるでセンサーの感度が高いように、いろんなことを拾ってしまうのです。
その感度が高いからこそ、人の心の揺れや傷つきに気づき、寄り添うこともできます。
だから本来その感度の高さは、あなたの「良さ」「スキル」です。
でも…
そのぶん、心はたくさんの刺激に疲れてしまいやすくなります。
だから、怒り、不安、落ち込み―
感情が大きく揺れるのは自然なこと。
「感情に振り回されるダメな人」ではなく、受け取るものが人より多くて「そのぶん心がとても疲れやすいだけ」なんです。
「いまの私」と仲よくなる方法
「落ち込まないようにしよう」
「怒っちゃダメだ」
「不安になるなんておかしい」
そんなふうに感情を押さえつけようとすると、余計に苦しくなってしまいます。
それよりも―
今の自分の気持ちに、そっと寄り添ってあげることが、心を休ませる第一歩になります。
たとえば、こんなふうに声をかけてみてください。
「今、不安なんだね」
「怒るようなことが、あったんだからいいんだよ」
「そんなに疲れてたんだね」
大切な人に伝えるように、自分にやさしく声をかけるだけで、感情は少し落ち着いていきます。
自分に声をかけることに抵抗があれば、「文字に書く」「書いたものを見る」だけでも効果があります。
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感情に飲み込まれないための休み方
感情に疲れたときこそ、自分を“回復させる時間”が必要です。
大がかりなことはしなくて大丈夫。
あなたの心に負担をかけない、小さな「休み方」をいくつかご紹介します。
1. 「今の気持ち」をノートに書き出す
思っていることを、誰にも見せない前提で書き出してみてください。
言葉にすると、気持ちが整理されて、感情が外に出ていく感覚が得られます。
2. 安心できる“声”に触れる
お気に入りのラジオ、やさしい音楽、YouTubeの語りかけ動画でも大丈夫。
安心できるトーンに耳をゆだねることで、心が少し落ち着きます。
※Voicyでは、Pocheの「X」「インスタグラム」での投稿を音声配信しています。
3. 「がんばらない」時間をつくる
- 一杯のお茶をゆっくり飲む
- スマホを閉じてぼーっとする
- ぬいぐるみをぎゅっと抱く
どんな方法でも構いません。
「なにも生産しない時間」を、意識して取ることがとても大切です。
これは「何もできなかった」のではなくて、「何もしない時間を練習した、達成した」ということです。
感情と仲よく、生きていく
感情は、なくすものではありません。
抑えるものでも、戦うものでもありません。
「一緒に生きていく」ものです。
うれしいときも、しんどいときも。
そのすべての感情が、あなたという一人の人間を、ていねいに彩ってくれているのです。
だから、疲れたときはどうか、責めないであげてください。
怒ったり悲しかったり、感情が爆発した時こそ、責めずに寄り添ってみてください。
「感受性が強いまま」でも、大丈夫。
変わることがすべてではありません。
「感じやすい私」を否定するのではなく、そのままの自分と、一緒に暮らしていく方法を見つけていけばいいのです。
誰かと比べず、ゆっくり、自分のペースで。
あなたの感情は、あなたにしか感じられない、かけがえのないもの。
どうかこれからも、自分の気持ちを大切にしながら、少しずつ心地よく、生きていけますように。
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