「私のせい?」「私が悪いのかな」…苦しくなった時に思い出してほしいこと
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心理カウンセラーPocheです。
「また私が悪かったのかな」
「もしかして全部私のせい…?」
そんなふうに感じて、心がぎゅっと苦しくなることはありませんか?
相手を傷つけないように気をつかったり、自分が悪かった部分を探して反省したり…。
自信のなさや不安から、「自分が悪いのでは」と怖くなってしまうことがあります。
でも…
このように考えるのが良くない!と指摘したいのではありません。
こうして立ち止まって「相手を嫌な気持ちにさせなかったかな」と考えられるのは、あなたが人の気持ちを思いやる優しさを持っているからこそ。
本当に優しくなければ、相手のことをそこまで気にすることはありません。
今日は、そんな優しいあなたに、思い出してほしいことをお伝えします。
なぜ「私が悪いのかな」と思ってしまうの?
「自分の言い方が悪かったのかな」
「私がもっと気をつければよかったのかも」
この記事を読んでくれているあなたはきっと、何かあった時にこのように感じるのではと思います。
最初は「相手が悪い」と思っていても、最終的には「そんなふうに思う自分」を責めてしまうことも珍しくありません。
でもこれは、「人との関係を大切にしたい」「ちゃんと向き合いたい」という気持ちが強いからこそ。
周りに気を配る力が高かったり、相手を大切に思う優しさを持っている証拠でもあります。
ですが…
その優しさが行き過ぎると、本当はあなたの責任ではないことまで背負い込んでしまうことがあるのです。
苦しい時に思い出してほしいこと
1. すべてがあなたの責任ではない
人間関係は「あなた」と「相手」の二人で成り立つもの。
すべてがあなた一人の責任になることはありません。
相手が不機嫌なのは、その人自身の心の問題かもしれませんし、たまたまタイミングが悪かっただけかもしれません。
私が悪いと決めつける前に、次のように一度立ち止まってみましょう。
「本当に?」
「私だけのせい?」
「もし相手の原因だとしたら?」
脳は探している情報を見つけるのが得意。
だから、「自分のせい」と思い込んでしまうと、自分のせいの原因ばかりを探してしまうのです。たとえその可能性が低いとしても…。
でも、「相手の原因」についても考えてみることで、「あなた以外の原因」が見つかりやすくなります。
2. 自分を責めている時は心が疲れているサイン
「私が悪いのかな」と悩み続けてしまう時は、心がいっぱいいっぱいになっている証拠です。
そんな時に必要なのは、もっと頑張ることではなく、自分に優しくすることです。
まずは深呼吸して、心の中でこうつぶやいてみてください。
「私はもう十分頑張ってきた」
「今は私を労わる時間でいい」
自分を責めるのではなく、受け入れて労わること。
そうすることで、自分が「自分の味方」になっていきます。味方になると、「自分」ばかり責めなくなっていきます。
結果的に、「自分のせい」から、少しずつ抜け出していけます。
3. 自分を守るために境界線を引いてもいい
優しい人ほど、相手に合わせて自分の気持ちを後回しにしがちです。
でも、あなたの心を守るために
「ここまでは相手の問題」「ここから先は私の気持ち」と線を引いていいのです。
少しずつ「私が悪いのかな」と思うクセから離れていけると、心が軽くなりますよ。
心を軽くする声かけフレーズ5選
苦しくなった時は、こんな言葉を自分に届けてあげてください。
ここで紹介する5つのフレーズは「自分のせい」と思う思考から抜け出す効果があります。
- 私の気持ちも大切にしていい
- これは相手の問題かもしれない
- 私は悪い人間じゃない
- 私は十分頑張ってきた
- 今は少し自分を休ませよう
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最後に
「私のせい?」
「私が悪いのかな…」
きっと悩むだけでも苦しくて、悲しくて、しんどくて…
そんな日々を乗り越えながら今日まで生きてきたこと。
そんなふうに悩んで生きてきたなら、あなたはもう、十分すぎるほど頑張っています。
悩むというのは、体力も気力も使う行為だからです。
そんなあなたに今お伝えしたいのは、
無理に答えを出そうとしなくて大丈夫ということ。
「あなたのせい」ではなくても、
「誰のせいでもないこと」や「どうしようもないこと」が起こることもあります。
これまで自分のせいだと思えてきたことの中にも、
「実は自分のせいではないこと」
「自分だけのせいではないこと」
がきっとあるはずです。
だからまずは、「全部私のせい」と思い込む場所から一歩抜け出して、
少しずつでも 「そんな日もある」「私だけのせいじゃない」 と考えられるようになっていきますように。
そう願っています。
「私のせい」と思い込むことが少し減るだけで、心の重さがふっと軽くなり、呼吸が楽になる瞬間が増えていきます。
その小さな変化が、あなたの毎日に少しずつ安心と穏やかさを運んできてくれるはずです。