ストレスに弱い人の共通点とは? ——ストレスに強くなる考え方の整え方
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こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「また私が悪かったのかな…」
「なんでこんなことで落ち込んじゃうんだろう…」
日々の中で、ストレスに押しつぶされそうになってしまうこと、ありませんか?
人とのやりとりや、ちょっとした失敗で自分を責めてしまう——。
そんなあなたは、きっと日々たくさんのことを考えて、頑張ってきた人なのだと思います。
今日は、ストレスに弱い人に見られがちな心の癖と、
少しだけ気持ちをラクにする考え方のヒントをお届けします。
ストレスに弱い人の共通点
失敗した
=私はダメ、呆れられるかもしれない
怒られた
=嫌われた、私が悪いに違いない
指摘された
=馬鹿にされた、存在を否定された気がする
うまくいかなかった
=私は価値がない、どうせまた同じことになる…
——そんなふうに、ストレスに敏感な人は、出来事と「自分の価値」を結びつけてしまいやすい傾向があります。
本当は「ただ失敗した」「ただ指摘された」だけかもしれないのに、
「私がダメだからだ」と心の中で意味づけてしまうのです。
でも、それがダメだ、と言いたいのではありません。
このような思いを抱えるのは、あなたがこれまで一生懸命に頑張ってきた証でもあります。
まわりに気を配り、ミスをしないよう気を張って、「ちゃんとしなきゃ」と自分を奮い立たせてきた——
きっとそんな日々が続いていて、気づけばほんの小さな出来事にも、自分を責めてしまうのかもしれません。
だからこそ今は、こんなふうに自分に問いかけてみてください。
「これは本当に“私が悪い”ことなのかな?」
「誰かに同じことがあったら、どう声をかけるだろう?」
…そうして少しずつ、客観的に「自分」を見るように心がけていくことがストレスから心を守るための第一歩になります。
とはいえ、いきなり「失敗してもいい!」と思うのは難しいですよね。
だからこそまずは…
「失敗しても、いいのかもしれない」
「失敗しても、私の価値は変わらないのかもしれない」
そんなふうに「かもしれない」と思うことから、はじめてみましょう。すると、思考や心が少しずつ慣れていきます。
少しずつ慣れていくと、これまでの「ストレスを溜めやすい思考」が、少しずつ上書きされていきます。
つい自己否定してしまう理由
ストレスに弱い人は、「自分がダメだからこうなった」「自分のせいで」というふうに、
『出来事と自分』を深く結びつけて考えがちです。
でも本当は、出来事には相手の事情やタイミング、運も関わっています。
あなたのせいではないこと、あなただけのせいではないこと、「相手のせいのこと」だってあります。
それにもかかわらず、すべてを自分のせいにしてしまうと、日々生きているだけでも心や体がへとへとに擦り切れてしまいます。いろいろなことを背負いすぎてしまうからです。
ストレスに強くなる考え方の整え方
「私はダメ」ではなく「悲しかった」「悔しかった」と気持ちに寄り添う
→ まずは「出来事」に反応した自分の気持ちをそのまま感じてあげましょう。
すると、自己否定のループから抜け出しやすくなり、心が少しずつ落ち着いてきます。
出来事=人格ではない、と切り分けて考える
→ できなかったことがあっても、それは“スキルの問題”であって“人間性”の否定ではありません。
すると、「私はダメ」ではなく「ここはまだ練習中」と思えるようになり、自分の心に少しずつ余裕が生まれます。
「全ては過程、ダメじゃない」と繰り返す
→ 失敗や間違いも「通過点」。「またここから始めればいい」と思えると、少し心が軽くなります。
すると、うまくいかない時にも必要以上に落ち込まず、「次に進もう」と前向きになれます。
おわりに
ストレスに弱い人は、感受性が豊かで、物事に真剣に向き合う人です。
だからこそ、ちょっとした一言や出来事にも、深く心を揺らしてしまうのです。
でも、それは「ダメなこと」ではありません。
むしろ、人の気持ちに敏感で、真面目に生きようとしている証です。
ただ、だからこそ——
そのまっすぐな心が、必要以上に傷ついてしまうこともあります。
何もかもを「自分のせい」にしてしまう癖が、あなたをさらに疲れさせているのかもしれません。
大切なのは、「自分がどう感じたか」にそっと寄り添いながら、少しずつ“考え方の癖”を見直していくこと。
あなたの価値は、失敗や誰かの評価では決まりません。
どうか、「私はちゃんと感じている」「私は真剣に向き合っている」と、そんな自分を肯定してあげてくださいね。
そして、これ以上疲れすぎないためにも——
ときには、自分の心に“優しいまなざし”を向けてあげることを忘れずにいてください。