「あのときも、精一杯だったんだよ」 ——後悔で胸がいっぱいになったときに読んでほしいこと
Sponsored Links
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「過去が後悔ばかり」
「昔を思い出して、自分を責めてしまうんです」
「もっと早く気づければ…」
「過去を恨んでしまう…」
そんなふうに感じるときがあるかもしれません。
考えたくないのに考えてしまって、疲れたり。
過去を振り返るたびに胸がぎゅっと苦しくなったり。
忘れたいのに思い出したり、「忘れてしまう」のもなんだか悔しかったり…。
今日の記事は、
「それでも今日まで前に進んできた」あなたに贈るメッセージです。
あのときのあなたは、「その時の精一杯」を生きていた
「もっと違う選択ができていたら」
「なんであんなふうにしてしまったんだろう」
そんなふうに過去を悔やんでしまうとき、自分のことがどんどん嫌になってしまうかもしれません。
責めても責めても苦しくて、過去に戻ることはできなくて。
相手のせいだ!と思ってみたり、でもやっぱり自分も悪いんじゃないかとグルグルしたり……
でも、どうか忘れないでいてください。
あのときのあなたは、その時の中で、できる限りのことを、ちゃんとやっていたんです。
知識も、体力も、気持ちも、余裕も——
今のあなたより少なかったかもしれないけれど、それでもそのときのベストを尽くしていたはずなのです。
後悔は「心が育った証」でもある
過去に対して後悔を感じるのは、
「執着している」「前に進めていない」ということではありません。
むしろ、当時の自分よりも、心が成長している証拠なんです。
今だからこそ気づけることが増えた。
今だからこそ、あのときの自分の未熟さや、「もっとこうすれば」に気付けるのです。
それは「過去のあなた」から、成長した証。
変化したからこそ、その当時選べなかった選択肢に気づくことができたのです。
過去を思い出して後悔することには、痛みをともないます。
でもこれは、あなたの中で「何かが深く育っている」サインでもあります。
自分を責めたくなる気持ちも、否定しなくていい
「後悔するなんて、まだまだ成長してない証拠だ」
「もっと前を向かなきゃ」
そんなふうに、自分に“正しい答え”を出そうとすると、かえって心が苦しくなってしまうことがあります。
だから、責めてしまう気持ちが出てきたら、こんなふうに声をかけてあげてください。
「そんなふうに思ってしまうほど、あのときのことが大切だったんだよね」
「たしかに後悔してる。でも、そのときの私は、本当に頑張ってたんだよね」
自分を責める気持ちすらも、やさしく受け入れていくことで、心は少しずつ落ち着きを取り戻します。
「気づけたこと」が、すでに前に進んでいる証
イラストにもあるように、「どうしてだろう」と気づけたことが第一歩。
悩みながらでも、立ち止まりながらでも、あなたはもう前に進んでいます。
過去のあなたが残した足あとを、今のあなたが見つめ直している——
それだけで、本当にすごいことです。
あなたの歩みは意味がある
過去が後悔ばかりに見えるときは、「自分の人生が間違いだった」ように思えてしまうこともあるかもしれません。
でも、どんなに遠回りに思えたとしても、
そこには、あなたしか持っていない“気づき”と“優しさ”が積み重なっています。
過去の自分に、まだ優しくなれなくても大丈夫。
でも、どうか、今の自分のことを少しずつ受け入れてあげてください。
こんなに頑張ってきたのに、頑張ってきた道のりさえ否定してしまっては、あなたがかわいそうです。そんなの辛すぎます。
もし、後悔や自己否定の気持ちが大きすぎて、心が押しつぶされそうなときは、どうかひとりで抱え込まずに、誰かに話してみてくださいね。
Pocheメールカウンセリングでは、どんな気持ちもジャッジせずに受け止める場所を用意しています。
あなたの感じている「後悔」や「痛み」は、ちゃんと意味のあるものです。
誰にも言えなかった気持ちに、そっと光を当てていけますように。