「子供部屋おばさん・おじさん」こどおば・こどおじと呼ばれて苦しいあなたへ─実家暮らしで感じる“生きづらさ”の正体

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

 

最近、ネットやSNSで見かけるようになった言葉、
「こどおじ(子供部屋おじさん)」
「こどおば(子供部屋おばさん)」

これは、一定の年齢を過ぎても、実家に暮らしている人を揶揄するような表現の1つのようです。

本来は個人の生活のスタイルにすぎないことを、まるで“ダメな人”であるかのように決めつけ、笑いものにするこの言葉…。

 

このたった一言で、心がギュッと締め付けられるような思いをする人は、少なくありません。

この記事では「こどおじ」「こどおば」という言葉に傷ついたり、心が揺れてしまったあなたに伝えたいメッセージをお届けできればと思っています。

 

「こどおじ」「こどおば」という言葉に傷ついてしまう理由

「もう大人なのに…」
「親に頼るなんて…」

そんなふうに責めるような言葉が、まるで社会の常識かのように飛び交っています。

けれど、本当にその言葉は、あなたに向けられるべきものでしょうか?

 

…想像してみてください。

ネットで誰かが「こどおじー!」と書き込むその行為は、
例えるなら、見知らぬ人の家の玄関を勝手に開けて、自分は覆面で顔を隠しながら、「あなた、ダメな人でしょ?」と叫ぶようなものです。

それがどれだけ無礼で、傲慢で、思いやりに欠けた行動か──本当は、誰もがわかっているはずです。

 

恥ずべきは、「見知らぬ他人の暮らしを勝手にのぞき見して、レッテルを貼る側」。

実家暮らしをしている人たちではありません。

あなたは、ただ「今、自分にできるかたちで生きている」だけ。

どうか、自分を責めないでくださいね。

 

「実家暮らし=甘え」ではありません

実家での暮らしには、それぞれ事情があります。
たとえば…

・心身の不調で働くことが難しい
・家庭の事情で家を出られない
・一人暮らしが現実的ではない経済状況

 

これらはすべて、“甘え”ではなく“現実”です。

今の自分にできる範囲で、日々を懸命に生きるという選択は、決して後ろめたく思う必要のないことなのです。

 

…と言われてもきっと、「こどおじ」「こどおば」という言葉に傷つかないようになる!というのは難しいですよね。

でもそれは、あなたの心の問題ではありません。

これらの言葉が「心を傷つける悪意ある言葉」だからこそ、傷ついてしまうだけ。傷ついてしまう自分を責める必要も、全くないのです。

 

身近な人からの言葉に傷つくとき──どう心を守るか

たとえば、親や親戚から「いつまで実家にいるの?」「早く自立しなきゃ」と言われたとき。

その言葉は、時に何気なく、時に無意識に、心をえぐるように突き刺さることがあります。

でも、それはあなたの価値を決めるものではありません。

 

身近な人からの無神経な言葉にどう向き合うかは、とても難しい問題です。

できるなら、距離をとることも、自分を守るための大切な手段。

会う頻度を減らす、話題を変える、自分のことをあまり話さないということも必要になるかもしれません。

 

何より、「その言葉は、今の私を理解していない」と心の中で線を引くことが大切です。

“自分は間違っていない”という軸だけは、どうか手放さないでください。

 

「動けない日」に、自分を責めなくていい

実家で過ごす日々の中、「今日も何もできなかった」と自己嫌悪になることがあるかもしれません。

でも、それはあなたが「がんばってきた分、休んでいる」だけ。

疲れた心と体を癒すために、あなたの無意識が休息を選んでいるんです。

 

起きられなくても、家事ができなくても…
辛い何かを抱えながら、あなたが今日もここにいること。それ自体が“えらい”ことです。

 

世の中の“普通”や“当たり前”に、あなたを押し込める必要はありません。

あなたの人生には、あなたにしかわからない背景があり、努力があり、痛みがあります。

 

「どうしてこんな暮らし方しかできないんだろう」
そう思う時もあるかもしれません。

でも、その思いは、誰よりもあなたが真剣に「これから」を考えている証でもあるのです。

 

傷ついた心は、すぐには癒えません。

でも、「わかってもらえた」「責められなかった」と思える経験が、一歩ずつあなたを支えてくれます。

この記事がその1つのきっかけになればと思い、想いを綴らせていただきました。

 

そして、もし…
「誰かに思いを聞いてほしい」と感じる時がきたら、あなたの気持ちを安心して吐き出せる場所がここにあることも思い出してくださいね。

ゆっくりでいいんです。
あなたが、あなたらしく生きられる日々へ──
その道を一緒に見つけていきましょう。

 

 

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