本当に安心できる人の特徴5選|距離を置くべき人のサインとは?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「この人といるとなんとなく気を遣ってしまう」
「会ったあと、ぐったり疲れてしまう」
「悪い人じゃないんだけど…」
そんなふうに、人との関係でモヤモヤした経験はありませんか?
人間関係の疲れは、いつもハッキリとした原因があるわけではなく、「なんとなく」の違和感や「言葉にできない疲労感」として現れることがあります。
でもその感覚、実はとても大切な心のサインかもしれません。
今回は、「本当に安心できる人」と「距離を置いた方がいい人」の違いについて、心理学の視点も交えながらやさしくお話していきます。
安心できる人の特徴 5選
1. あなたの気持ちを否定せずに聞いてくれる
共感的に話を聞いてくれる人は、「受容(acceptance)」の姿勢を持っています。
カール・ロジャーズという心理学者は、この“無条件の肯定的関心”が、人の心を癒すと述べています。
「それ、つらかったね」「わかるよ」と、あなたの立場を理解しようとする姿勢がある人は、自然と心が緩みます。
2. あなた個人として関わってくれる
「みんなはこうしてるよ」ではなく、「あなたはどうしたい?」と問いかけてくれる人。
その人は、あなたを“一人の存在”として大切に見てくれている証です。
自分を比べずに済む関係は、安心感と自己肯定感を育ててくれます。
3. そばにいると心が落ち着く
一緒にいて、特別なことをしなくてもホッとできる人。
これは「安全基地(secure base)」の役割を果たしてくれる存在です。
心理学者ボウルビィの愛着理論でも、安全なつながりが人の情緒を安定させることが明らかになっています。
4. あなたのペースを尊重してくれる
「今すぐ返事して」ではなく、「無理しないでね」と言ってくれる人は、あなたの境界線(バウンダリー)を大切にしてくれる人です。
境界線が尊重されることで、人は安心して人とつながることができます。
5. あなたの成長や幸せを応援してくれる
嫉妬や支配ではなく、「あなたらしくいてね」と見守ってくれる人。
その人は、“依存”ではなく“信頼”の関係を築こうとしています。
安心できる関係は、あなたの自己実現をやさしく後押ししてくれます。
距離を置いたほうがいい人のサイン
「苦手」と感じることに罪悪感を覚える方は多いのですが、次のようなサインがあるときは、自分を守る距離をとることも大切です。
- 話を聞いてくれない、遮ってばかり
- 頻繁に否定したり、他人と比較してくる
- あなたの時間や感情を当然のように使おうとする
- 一方的に頼ってきたり、見返りを求める
- 関係が“取引”のように感じられる
このような関係は、あなたの心のエネルギーを奪ってしまいます。
「自分の感覚」を信じていい理由
「苦しい」と感じる気持ち。
「ちょっと苦手だな」「なんか嫌だな」と感じる気持ち。
それらは決して、“あなたのわがまま”ではありません。
私たちの心には、危険や不調和を教えてくれるセンサーがちゃんと備わっています。
誰と一緒にいて、どう感じるか——
その感覚は、あなただけの大切な指標です。
心が疲れたときは、小さな見直しから
すぐに関係を断ち切る必要はありません。
まずは「自分を大切にできる距離感」を探してみましょう。
人間ですから、「好き」「嫌い」の感情がハッキリしない関係もあります。
一緒にいて心地よい時もあれば、やっぱり疲れてしまう…そんな関係があることは珍しくありません。
「少しでも嫌だと思ったら関係を見直す」のも1つの選択肢ですが、「少し嫌な程度なら、様子を見る」のもOKです。
大切なのは、あなたにとって「快」「不快」のどちらが大きいのか。
その割合なのです。
たとえば…
・会う頻度を少し減らしてみる
・返信を急がず、自分のペースを優先してみる
・少しでも安心できる人と過ごす時間を増やしてみる
そうやって少しずつ、自分だけの安全な人間関係を描いていけたら、それだけで心は軽くなっていきます。
おわりに
あなたが心を開ける相手は、きっとこの世界のどこかにいます。
無理に関係を続けるよりも、自分が「落ち着ける」「安心できる」つながりを選ぶことは、わがままでも失礼でもなく、あなたが自分を大切にするための選択です。
記事を読んで不安になったあなたへ
ここから先は、この記事を読みながら、
「もしかして、距離を置かれる側って私のことかも…」
「私が“避けられる人”だったらどうしよう」
そんな不安を感じた方に、ぜひお伝えしたいことです。
きっとあなたは、「自分のため」にこの記事を読み始めてくださったはず。
自分を責めるために読んだのではないはずです。
タイトルにあるように、
「どんな人と距離を取るべきなのだろうか」
「私はどんな関係を選びたいのか」
——そうやって、よりよく生きるためのヒントを求めて、このページを開いてくださったのではないでしょうか。
それなのに、なぜか読みながら苦しくなったり、
胸の奥がモヤモヤしたり、悲しくなってしまったとしたら——
それは、あなたがきっと、誰かのことを大切に思ってきた証です。
たくさん悩んで考えて…そうして生きてきた人ほど、「自分ごと」として記事を読む傾向があります。
誰かとつながりたくて、良い関係を築こうと、がんばってきたからこそ、心が反応してしまったのです。
心配になってしまったあなたにこそ、伝えたいのです。
あなたは、あなたが思っているよりダメではないし、あなたが思っているよりたくさん頑張れています。
本当に人を平気で傷つけるような人は、「そのような悩み」さえ抱えません。
そんなふうに悩めるあなただからこそ、安心できる人間関係は必ず見つけていけます。
もし人間関係に疲れたときは、ひとりで抱えず、あなたの気持ちを否定しない場所で、そっと言葉にしてみてくださいね。
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