「誰かの一言に傷ついた」あなたへ 

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

今日のメッセージは、「誰かからの一言で深く傷ついてしまったアナタ」に向けてお届けします。

※なお今回のブログ内容は、文字を読むのもしんどい……というあなたのために、【>>音声配信サイトVoicy】でも音声収録しています。

 

言われたのがつい最近という人もいれば、もう何年も前のことという人、子どもの頃に言われた一言が今も頭に残って忘れられない……という人もいるかもしれませんね。

ふとした時に思い出すという人もいれば、四六時中頭を離れないという人、寝る前に思い出してなかなか寝付けないという人など、思い出す頻度もさまざまでしょう。

 

どのようなケースにも共通している、大切なことをお話ししますね。

それは、誰かの言葉に傷ついている自分を否定しないことです。

 

 

「こんなことくらいで」と無理に忘れようとする必要はありませんし、「未だに引きずっているなんて」と自分を責める必要もありません。

今も忘れられなくてこんなに苦しんでいるというのに、これ以上自分を責めたり否定しないでおきましょう。

今も忘れられないほど、悔しかったり悲しかったり、傷ついたということなのですから…。

 

「こんな嫌なことがあった」と誰かに話した時に、「そんなことくらいで」と否定されたら悲しいですよね。

「今も忘れられなくて困っている」と相談した時に、「気にしないほうがいい」「もっと前向きに考えた方がいい」と言われたら落ち込みますよね。それができたら、今あなたはこんなに苦しんでいないのですから。

 

「誰かの一言に悩んでいる自分を責めること」は、他の誰かに責められるのと同じくらい心に傷を残します。

誰かに否定されると傷つくように、自分で自分を否定すれば心は傷つきます。

……いえ。感じるストレスは、他人に否定される以上に大きいかもしれません。他人なら離れることができますが、自分とは離れられないからです。

 

 

傷ついた心が身体に与える影響

Poche

 

誰かからの一言に傷ついた時、怒りを感じる人もいれば、悲しみを感じる人、不安や恐怖を感じる人まで様々です。

ここで気をつけたいのは、あなたが相手に感じている感情が本物かどうかという点です。

 

特に「怒り」の裏には、何か別の本音が隠されていることが多いものです。

たとえば「何でそんなこと言うんだ!ひどい!」という怒りの裏に「自分はだれにも受け入れられないのでは……」という不安が隠れていたり、「自分ばかり頑張っている!」という怒りの裏に「頑張りを認めてほしい」という本音が隠れていることもあります。

 

よくある例として、大切な人からの連絡がこない時に「なんで連絡をくれないんだ!」という怒りの裏に、「連絡がなくて悲しかった」「自分のことなんてどうでもいいのではと不安だった」という本音が隠れていることもあります。

 

怒りの感情は痛みや痒み、悲しみは消化器系の症状、恐れや不安は吐き気や緊張というように、身体症状となって表に現れることもあるので目安にしてみてくださいね。

 

 

傷ついた心を癒すステップ

Poche

 

誰かの一言に傷ついた心を回復するための一番の方法は、自分の気持ちをそのまま認めてあげること。

怒りも悲しみも不安も、まずは自分の気持ちをそのまま受けとめましょう。

「悲しかったよね」「悔しかったよね」「腹が立ったよね」と、どんな気持ちもそのまま感じて認めてみてください。

 

「こんな風に思うのは良くないことだ」なんて自分を否定せず、「そんな風に思ってしまうほど傷ついたんだよね」と認めることで、少しずつ心の傷は癒されていきますよ。

 

どうしても自分で自分を認められなかったり、自分を否定してしまうという人は、誰かに話を聞いてもらうのもいいでしょう。

この時には必ず、あなたを否定せずに話を聞いてくれる人を選ぶようにしてください。友達や家族など身近な人ではなく、信頼できる医師やカウンセラーでもいいです。

傷ついた気持ちを癒す第一ステップとしては、「誰に聞いてもらうか」よりもまず「否定せずに最後までちゃんと聞いてもらうこと」が重要ですから。

 

 

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Posted by poche