言えなかった気持ちを抱えたまま、疲れていませんか?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「本当は、こう思っていたのに…」
「あの時、言えば良かった」
そんな気持ちを、胸の奥にしまい込んだまま、誰にも言えずに我慢してきたことはありませんか?
一度や二度なら、なんとか耐えられるかもしれません。
でも、それが積み重なると、「言わずに我慢すること」が当たり前になり、ふとしたときに心が悲鳴をあげるようになります。
溜まったストレスが「怒り」「悲しみ」という形で爆発することもあれば、「痛み」「疲労」という形で体がSOSを訴えることもあります。
「もう、これ以上、自分を押し殺すのはしんどい」
「もっと自分を大切にしたい」
「人に振り回されずに、ラクに生きていきたい」
そんなふうに感じたことがあるあなたに、この記事の言葉が届きますように。
相談事例:「我慢ばかりしてしまう私」
Mさん(仮名・30代女性)は、いつも「いい人」であろうと努力してきました。
職場でも、友人との関係でも、相手を優先し、自分の気持ちは後回し。
ときには、上司の無茶な要求にも「はい」と応えてしまい、内心モヤモヤしながらも、言い返すことができませんでした。
「断ったら嫌われるかもしれない」
「怒らせたらどうしよう」
そんな不安がいつも心のどこかにあったのです。
けれど、抑え続けた気持ちは、ある日ふとしたきっかけで溢れ出しました。
家で涙が止まらなくなったとき、Mさんは初めて「このままじゃだめだ」「もう頑張れない」と思ったそうです。
「言えなかった気持ち」に気づく、小さな第一歩
Mさんが最初に取り組んだのは、
「そのとき、本当は何を感じていたのか?」を、自分自身に問いかけることでした。
最初はうまく言葉にならなかった感情も、メールカウンセリングを通して少しずつ整理できるようになっていきました。
「本当は、無理って言いたかった」
「本当は、悲しかった」
「嫌われるのが怖かった」
そんなふうに、小さな「本音」に気づくたびに、少しずつ、自分の心に寄り添えるようになっていきました。
そして、いきなり「嫌です」と言うのではなく、「それは少し難しいです」とやんわり伝える練習も始めました。
「こう言えばいいよ。言うのが難しかったら、数秒止まってみようなど、できない時もPocheさんは見守りつつアドバイスをくれました。はじめて「今は難しいです」と断った時のドキドキと、相手の驚いたような表情が忘れられません。今は無理な仕事を押し付けられることもなくなって、少しずつ、「できること」「できないこと」を選べるようになってきた気がします。」
我慢し続けることが、心に与える影響
言いたいことを言えずに我慢を重ねると、自己肯定感は知らず知らずのうちに下がっていきます。
「どうせ私なんて」
「私の気持ちなんて、誰にもわかってもらえない」
そんなふうに、自分を小さく扱ってしまう癖がついてしまうのです。
さらに、人間関係にも影響が出やすくなります。
相手に合わせすぎることで、心から安心できる関係が築けず、疲れや孤独感だけが積み重なっていってしまうからです。
誰かに合わせられるのは、あなたの良さでもあります。
「察するのが苦手」「それができない」と悩む人も多くいるからです。
でも…
察してしまうからこその大変さ、できるからこその苦しみも、きっとあなたは知っているはずです。
Mさんも、最初は「こんなことで相談していいのかな」と迷っていました。
でも、一人で抱え続けるより、誰かと一緒に自分の気持ちを整理することで、ずっと楽になれることに気づいていきました。
「言葉にすること」
「誰かに受け止めてもらうこと」
それは、心にたまった痛みをそっと手放していくために、とても大切なプロセスです。
もし今、あなたも「誰にも言えない思い」を抱えているなら――
どうか、ひとりで頑張りすぎないでくださいね。
身近に信頼して話せる人がいれば、少しずつでもいいので、話して受け止めてもらってみてください。
「そんな人いない」と思えば、Pocheに話してみてください。
うまく言葉にできなくても、まとまらなくても、大丈夫。
あなたが感じた「悲しい」「悔しい」「寂しい」そんな思いには、ちゃんと理由があるのです。
少しずつ、少しずつ。あなた自身の心に寄り添いながら、『本当のあなた』を取り戻していきましょうね。