友達がいつも上から目線で話してくる…そのモヤモヤを抱えたままのあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「なんでそんな言い方するの?」
「なんだか見下されてる気がする…」
「なんかひっかかる…」
「え、それってどういう意味?」
そんなふうに、友達との会話の中でモヤっとしたことはありませんか?
はっきりと嫌な言葉を投げかけられたわけではないけれど、どこか自分が下に見られているような気がしてしまう……。
そんな気持ちを抱えながら、「気にしすぎなのかな」「私がひねくれてるだけ…?」と、ぐるぐる考え込んでしまうことがあるかもしれません。
今日は、「そのモヤモヤ」の正体や、「上から目線で話す友人」について一緒に考えていければと思います。
マウントされる関係が心に与えるもの
本当は悩みを相談したいのに、否定されそうで言えなくなる
なんでも比べられそうで、素直に話せなくなる
会うたびに「また何か言われるかな」と憂鬱になる
友達のはずなのに、「次は何を言われるか」「何を返すか」と身構えてしまう時間は、じわじわと心をすり減らしていきます。
なぜなら、「自分を守るモード」でいることは、心と体にとって大きな負担だから。
私たちは不安や緊張を感じているとき、無意識に“相手の表情を読み取ろうとしたり”“自分の言葉を何度も頭の中で確認したり”します。
それはまるで、ずっと気を張って戦っているような状態……。
上から目線での会話が続くうちに、
リラックスできるはずの友達との時間が、いつの間にか“気疲れする時間”になってしまうのです。
しかも、相手に悪気がなさそうだと、「私が気にしすぎなのかも」と思ってしまうことも…。
さらには、勇気を出して「それってどういうこと?」「今の言い方は傷つく」と伝えてみても、「そんなつもりじゃない」「気にしすぎ」と一蹴されてしまうこともあります。
でも…
そんなふうに何度も心が痛むような関係は、たとえ仲の良い友達であっても、少し見直してもいいのかもしれません。
上から目線になる人の心理
上から話してくる人を見ると、「なんでそんな言い方をするんだろう」と、嫌な気持ちになることもありますよね。
友達から上から目線で話されることが続くと、「自分が〇〇だから下に見られるのかな……」と、自分側の落ち度を探してしまうこともあります。
でもその多くは、
あなたのせいで「上から目線で話される」のではありません。
上から話してくる人の多くは、次のような気持ちを抱えています。
- 自信がなくて、無意識に優位に立とうとしてしまう
- 誰かに「すごいね」と言ってもらわないと安心できない
- 「負けたくない」という思いに縛られてしまっている
- 人との距離のとり方がわからず、強く出ることで関係を保とうとしている
- 本当は「認めてもらえないかもしれない」という不安を抱えている
- 「自分には価値がある」と感じたい、認めてほしいと願っている
上記を見てもわかるように、「自分の方が上だ」と自信満々だから、「上から目線で話す」とは限らないのです。
むしろ不安だからこそ、自分を認めてほしいからこそ、安心したいからこそ……
「自分の弱さを隠すために上から目線で話している」ことの方が多いのです。
それは、決して幸せな状態とは言えないのかもしれません。
もちろん、「だから我慢しよう」とか「受け入れよう」という話ではありません。
相手に事情があることと、あなたが我慢することは、全く別の話です。
でも、「この人も何かに不安を抱えているのかもしれないな」と少しだけ視点を変えてみると、あなたの心がほんの少し軽くなることがあります。
自分が劣っているから上から目線で話されるのではなく、「相手が不安だから勝手に上から目線になっているだけ」という新しい視点が追加されるからです。
無理に付き合わなくてもいい
友達との関係だからといって、ずっと近くにいなければいけないわけではありません。
モヤモヤが続くなら、少し距離を置いてみるのも、立派な選択肢です。
- 会う頻度を減らす
- 返事を急がない
- 自分の気持ちを優先する
そんなふうに、自分の安心を優先することは「わがまま」ではなく、「大切にすること」です。
心の距離を整えることができると、「私は本当はどうしたいのかな」「どんな関係が心地いいのかな」と、自分の声が少しずつ聞こえてくるようになります。
縁を切るかどうか、友達をやめるかどうかという究極の選択ではなく、「今は」離れる。「いったん」距離を置く。それでもいいのです。
本当に縁があれば、また仲良く話せる。
そんなふうに時間に身を任せてみるのも、立派な選択肢の1つです。
モヤモヤは心のサイン
「なんか嫌だった」
「素直に話せない」
「会った後に疲れる」
それは、あなたの心が「ちょっと苦しいよ」と教えてくれているサインです。
その感覚を否定せずに、どうか大切にしてあげてください。
そしてもし、「ひとりで考えるのがしんどいな」と感じたら、誰かと一緒に整理することで、心がふっと軽くなることもあります。
そんなとき、Pocheメールカウンセリングがあることも思い出してもらえたら嬉しいです。
あなたが、あなたらしくいられる関係に、少しずつ出会えますように。
そのための一歩を、どうか焦らず、やさしく歩んでくださいね。