「あの時こう言えばよかった…」が頭から離れないあなたへ:後になってモヤモヤするとき

こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。

 

「なんで、あの時ちゃんと伝えられなかったんだろう」
「あとから考えたら、言いたいことがたくさん出てきたのに」
「こんなふうに思う自分って、やっぱりダメなのかな…」

そんなふうに、過去のやり取りがいつまでも心に引っかかって、同じ場面を頭の中で何度も思い返してしまうことはありませんか?

 

「そんな自分を変えたい」「変えなければ」とおっしゃる方は多いのですが、
実はそれは『あなたの悪いところ』ではありません。

このような悩みが発生するのは、あなたが「気づける人」だからこそ。人の気持ちに敏感で、相手の反応を大切にしている証ともいえます。
その感受性は、あなたのやさしさのあらわれです。

 

だからまずは、
過去のことを繰り返し思い出すことも、ぐるぐる考え込んでしまうことも『何一つ悪いことではない』

…ということをお伝えした上で、記事を書き進めていきますね。

 

思い返してしまう理由

「相手を傷つけていないかな」
「もっとよい伝え方があったんじゃないかな」
「変なふうに思われてないかな…」

 

そんなふうに思えるのは、あなたが人との関わりを丁寧に振り返っているからこそ。

何度も頭の中でやりとりをリプレイしてしまうのは、あなたが真剣に、丁寧に人と関わってきたから。決して悪いことではありません。

むしろ、人を傷つけても平気な人よりも、ずっと優しくて誠実です。

でも、その思いやりや丁寧さが、自分を苦しめてしまうこともありますよね…。

 

「言えなかった自分」にも意味がある

言いたかったのに言えなかった。
あとから言葉が浮かんできて、後悔してしまう。

このようなこともあるかもしれません、

でもきっと、その時のあなたは、その場の空気や相手の表情、距離感――いろんなことを一生懸命感じ取っていたのだと思います。

「その場で言わない」「黙る」ことを選んだのは、ただ何も考えていなかったわけではなく、自分を守るための精一杯の選択だった可能性もあります。

 

怖さや不安があったのかもしれません。
言葉にする余裕がなかったのかもしれません。

でもそれは、逃げたのでも、負けたのでもなく、その場でできる最善の行動だったということ。
どうか、そのことを否定しないであげてください。

 

そして、もうひとつの可能性として――
子どもの頃から「いい子」であろうと頑張って、自分の意見を抑えてきた経験があると、大人になっても“自分の気持ちを出す”ことが難しくなることがあります。

これは決してあなたの性格のせいではありません。

親や周囲の顔色をうかがって育った人ほど、「自分の気持ちを表現する」ということに強いブレーキがかかってしまうのです。
※詳しくは電子書籍『マンガで分かる!毒親に振り回される毎日から抜け出す方法』でお読みいただけます

言葉がうまく出なかったあなたにも、ちゃんと背景があります。

今まで頑張ってきた自分を、どうかそっと労わってあげてくださいね。

心の中で繰り返してしまう思いとの向き合い方

過去のやりとりが何度も思い浮かぶと、心が重たくなってしまいますよね…。

「過去に執着している」「前に進むべき」と第三者からアドバイスされることもありますが、決してそうではありません。

今はまだ、気持ちが整理されていないというサインです。

だからこそ、小さなステップで「自分の気持ち」と向き合ってみましょう。

 

① 言えなかった言葉を今ここで書いてみる

ノートでもスマホでも大丈夫。
そのとき言えなかったこと、胸の奥に残っていた気持ちを、書き出してみてください。

「本当はこう思ってた」
「怖かった」
「もっと分かってほしかった」

誰にも見せなくていい言葉です。

でも、書き出すことで心の中の想いが整理されていきます。

 

② 「それって本当にそうだったのかな?」と問いかけてみる

「相手に嫌われたかもしれない」
「きっとあの人は、私のことを悪く思っている」

そう感じた時は、「それって、事実?」とやさしく問いかけてみてください。

もしかしたら、その思い込みは、自分の中にある“不安”がつくり出したものかもしれません。
少し視点を変えるだけで、心がふっとゆるむこともあります。

 

③ 安心できる人に話してみる

信頼できる人がいれば、「実はまだ気になっていることがある」と打ち明けてみてください。
自分の気持ちを外に出すだけで、ずいぶん心は楽になります。

もし「誰にも話せないな」と思ったときは、この場でもいいのです。

Pocheに相談していただいても構いません。
一緒に見つめていきましょう。

 

伝えたいこと

私たちは、誰かと関わる中でたくさんの感情を抱きます。
その中には、「伝えられなかった気持ち」や「言葉にできなかった思い」もたくさんあります。

けれど、それを後から思い出してしまうのは、大事にしたかった気持ちがあったから」です。

 

あなたのその“くり返し思い返してしまう気持ち”には、ちゃんと意味があります。

その感情は、どれも大切なもの。
無視せずに、少しずつ言葉にしてあげてくださいね。

言えなかった自分も、傷ついた自分も、全部ひっくるめて、あなたです。
そのままのあなたで、大丈夫。

 

すぐに思考のループから抜け出せなくてもいいんです。
少しずつ、ほどいていけばいい。

そしていつか、「あの時のことも、ちゃんと意味があったんだな」と思える日が来ますから。

あなたの心が、安心できる場所に出会えますように。

 

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか?」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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Posted by poche