「なんでいつも私ばっかり…」その“理不尽さ”に隠れた心のサインとは?
こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。
「なんで私だけがこんな目にあうの?」
「ちゃんとやっているのに、いつも私が損してる気がする…」
そんなふうに、「なんで私ばっかり…」と理不尽さを感じる瞬間、ありませんか?
周りはのびのびしているのに、自分だけが我慢していたり、頑張っても報われなかったり…
「私の方がちゃんとしてるのに、どうして私ばかり責められるんだろう?」と思うことも、あるかもしれませんね。
実は、そんなふうに感じる背景には、あなたの中にある“優しさ”や“責任感”が、深く関係していることもあるのです。
同じように「私ばかり…」という思いを抱えていた方がいらっしゃいます。
相談事例:報われない気がするAさん
Aさん(40代・女性)は、職場でも家庭でも「自分がちゃんとしなきゃ」と思い、いつも周囲に気を配ってきました。
頼まれたことは断らずにできる限り仕事を引き受け、家でも家族のために動き続ける日々…。
でも、ある休みの日にふと、「なんで私ばっかり、こんなに頑張ってるの?」と涙があふれたそうです。
「周りの人は、何も考えずにラクしているように見える。なのに、私だけが“ちゃんとしなきゃ”って追い詰められてる気がするんです。
家でもそうです。子育ても家事も、私の仕事。私がやって当たり前みたいに、夫も思っている気がします」と話してくれました。
Pocheとのメールカウンセリングでは、Aさんのこれまでの頑張りや、無意識のうちに抱えてきた「期待される役割」について、少しずつ丁寧に見つめていきました。
すると、Aさんはこんなふうに言葉をこぼしたのです。
「私、本当は“もう頑張りたくない”って、ずっと思ってたのかもしれません。私がやらなきゃいけないことがあるのは分かるし、頭では理解してるけど…。それでも『やって当たり前』みたいに思われるのは辛い。もっと認めてほしい、そんな気持ちもあります。」
「理不尽さ」は、心が限界を知らせてくれているサイン
理不尽さを感じるのは、あなたがわがままだからではありません。
むしろ、ずっと「自分ばかりが我慢している」と感じながらも、何とかこらえて頑張ってきた証です。
・本当は助けてほしかった
・もっと認めてほしかった
・誰かに「大丈夫だよ」って言ってほしかった
そういった気持ちを、心の奥でずっと抱えながら…それでも「ちゃんとしなきゃ」と頑張ってきた人ほど、理不尽さを強く感じやすいのです。
だからこそ、ふとした瞬間にこぼれる「なんで私ばっかり…」という思いは、あなたの心が「これ以上ひとりで抱えないで」とサインを送ってくれているのかもしれません。
あなたは悪くない。今のままでも大丈夫
人はそれぞれ、置かれている環境も、抱えている背景も違います。
「他人と同じようにできない自分が悪いのかな」
「私はもっと強くならなきゃいけないのかな」
そんなふうに感じてしまうこともあるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
むしろ、ずっと周りに合わせて、気をつかって、傷ついても言葉にできなかったあなたの方こそ、よく頑張ってきたのではありませんか?
だから決して、悪いのはあなたじゃありません。
こんなに頑張ってきたのに、そのことでさえ責めてしまっては、あなたがかわいそうです。
疲れたときは立ち止まっていいし、「もうやだな」って思った気持ちを大事にしてもいいんです。
その感情には、ちゃんと理由があります。
「なんで私ばっかり…」という気持ちは、悪いものではありません。
今の状況が理不尽だったり、無理が続いていると教えてくれる心の声。あなたの中にある“まっすぐさ”や“誠実さ”が、誰かに気づいてほしいと叫んでいる声でもあります。
そうやって「どうして私ばかり…」という気持ちに気づき、ちゃんと受けとめてあげること。
それは、自分の心を守るための第一歩でもあります。
「私ばっかり我慢してる」と感じるのは、あなたの感覚がまちがっているからではなく、それだけ無理をしてきた証拠です。
だからこそ、その思いにふたをせず、「そう感じていいんだ」と認めてあげることで、少しずつ心に余裕が生まれていきます。
そしてもし、いつもそんなふうに感じさせられる人や場所があるなら―そこからそっと距離をとってみるのも、あなたを守る大切な選択肢です。
すべての人に合わせようとしなくて大丈夫。
あなたが安心していられる関係や環境だけを、少しずつ選んでいけたらいいのです。
「私は悪くない」「ちゃんと感じていい」
その気持ちを土台に、あなたがこれからも自分らしく過ごしていけますように。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。
この気持ちを、誰にも責められずに話せたら…」そう思ったときは、どうかひとりで抱えず、あなたの心を守る選択をしてあげてくださいね。