月曜日がつらいあなたへ:「また1週間が始まる」と感じる朝に
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
月曜日の朝、なんだか気が重くなる…。
そんなこと、ありませんか?
今日は、週の始まりに「つらいな」と感じてしまうあなたに向けて、そっとお話をしたいと思います。
「また仕事か…」と憂鬱になる
朝の目覚ましが鳴っても、体が重い。
なんとなく気持ちが沈んで、会社に行く支度にも手がつかない。
そんな月曜日の朝、「なんでこんなに気が重いんだろう」と思ったことはありませんか?
実はこの状態は、「ブルーマンデー症候群」や「月曜病」と呼ばれ、誰にでも起こりうる、心と体の切り替えがうまくいかない心理状態です。
決して、甘えや怠けではありません。
気持ちが重くなる背景
月曜がしんどくなるのには、いくつかの理由があります。
たとえば…
◉ 休日が思うように過ごせなかった
「せっかくの休みだったのに、結局ダラダラして終わってしまった」
「やりたいことがあったのに何もできなかった…」
そんな後悔が心に残ると、月曜日に入る気力がぐっと下がってしまうことがあります。
反対に、「連休が楽しすぎた」「リラックスしすぎた」あとに訪れる現実とのギャップも、しんどさの原因になることがあります。
◉ 仕事への億劫さやプレッシャー
「また5日連続で働かなきゃいけない」
「苦手な人と会う予定がある」
「難しいタスクが控えている」
こんなふうに、先のことを考えるほど気持ちが重くなり、月曜の朝を迎えるのがしんどく感じてしまうこともあります。
真面目だったり責任感が強かったり、頑張り屋さんほどこの傾向が強いです。
◉ プライベートや人間関係のモヤモヤ
仕事そのものよりも、私生活や人間関係でのストレスが影響していることも少なくありません。
たとえば、家のことで気がかりなことがあったり、プライベートが充実していないと感じて焦ってしまったり。
また、職場での人間関係に疲れていると、月曜が特に重たく感じることもあります。
そんな心の負担が、週明けのやる気を奪ってしまうのです。
「月曜がつらい」と感じるあなたは、がんばり屋さんかも
冒頭でもお伝えしたように、こうした気分の落ち込みは、決して「怠け」や「甘え」ではありません。
むしろ、日々の仕事や人間関係をがんばっているからこそ、週明けというスタートに向き合うエネルギーが足りなくなってしまうことは多いのです。
月曜日の朝に「行きたくない」と思うのは、自然な心のサインです。
責める必要なんて、まったくありません。
小さな「リズム戻し」を意識してみる
月曜の朝が特につらい方は、休日と平日のリズムの差が大きい可能性があります。
いきなり元のテンションに戻そうとせずに、「日曜の夜に好きな音楽を聴く」「月曜の朝にお気に入りのコーヒーを淹れる」など、“心と体の切り替えスイッチ”になるような習慣をひとつだけ持っておくと、少し気持ちがラクになることもあります。
でも、いろいろ試してみても辛さが続いたり、「ただの月曜ブルー」では片づけられないくらい、気分が落ち込む状態が続いているとしたら…
それは、少し立ち止まるサインかもしれません。
たとえば、職場や仕事内容が今のあなたに合っていないのかもしれないし、日常の中で抱えているストレスが、思っている以上に積み重なっているのかもしれません。
最後に
月曜日がつらいあなたへ。
それは、あなたが毎日をちゃんとがんばっている証です。
すぐに解決できることばかりではないけれど、「このままでいいのかな」と感じたときこそ、自分の心の声をそっと聞いてあげる時間を、持ってみてほしいなと思います。
辛いなら休んでいい。
それが私の正直な思いですが、「休めない」状況にある人も多いと言うこともまた、理解しています。
だからもしあなたが、「行きたくないけれど、行かなくてはいけない」という状況にあるのなら、「行きたくないのに行った自分」に何か楽しみを用意してあげて欲しいです。
嫌なことを頑張るだけでは、心も体も疲れてしまいます。
「楽しみなんてない」「そんな余裕がない」と思われる場合は、「だからこそ無理しない」という選択をするのも1つです。
憂鬱な月曜日に、朝起きて仕事に行くだけで十分偉いと思ってみる。
そのうえで、それ以上色々なことを無理しなくていいと、自分に許可を出してみてくださいね。
「ほどほどで頑張るのが難しい」「疲れたら休むことが出来ない」と感じられる環境にあったとしても、そのような自分を責める必要は全くありません。
ほどほどが苦手だからこそ、疲れ切らないようにしておく。
疲れたら休むのが難しいからこそ、「まだできる」「もう少しできる」というところでストップしておく。
頼るのが苦手で背負い込んでしまうからこそ、頑張って断ってみる。
このような選択が、あなたの心や体を守ってくれるかもしれません。
また、現実はすぐに変えられなくても、誰かに今の苦しみや辛さを聞いてもらうだけで心が軽くなることもあります。
そんなふうに感じたときは、「話してもいい場所が、ここにもある」と思い出してもらえたら嬉しいです。
Pocheのメールカウンセリングも、あなたの心をそっと受けとめる場所でありたいと思っています。