家族にさえ言えない悩みを抱えているあなたへ 〜 ひとりきりの心を少し軽くする方法
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「こんなこと、家族に言ってもきっとわかってもらえない」
「迷惑に思われるだけかもしれない」
「話しても否定されるのがオチだろう」
そんなふうに、言葉を飲み込んでしまうことはありませんか?
本当は、誰かに聞いてほしい。
でも、いちばん身近な家族にさえ言えず、心の中にしまい込んでしまう…。
「言いたいのに、言えない」
「言いたいけど、言いたくない」
そんな孤独感は、気づかないうちにあなたの心をじわじわと締めつけていきます。
今日は、そんな「家族にも言えない悩み」を抱えるあなたに、少しでも心がゆるむヒントをお伝えできたらと思います。
家族だからこそ言えないこともある
家族というのは、とても近い存在です。
だからこそ、本音を打ち明けるのが難しくなることがあります。
心配をかけたくないと思ったり、迷惑に思われるのが怖かったり。
あるいは、否定されてしまったり、「そんなの気にしすぎだよ」と軽く流されるのがつらいと感じたり…。
「家族なんだから」
「家族はなんでも言い合える」
このように言われることもありますが、「家族」といっても、その関係性はさまざまです。
なんでも言い合える関係性のこともあれば、決してそうではないこともあります。
家族だから話せる人もいれば、「家族には話せない」という人もいます。
いずれにせよ、それは「あなたのせい」ではありません。
家族の形、家族の関係性がいろいろあるだけ。
理想的な家族の形を求められることもありますが、そもそも家族の形に正解はないのです。
家族だからこそ…
「きっと、こう言われるだろうな…」
「どうせ、こんなふうに思われる」
家族だからこそ、本音を打ち明ける前に「どうせこう思われるんだろうな」と、つい心の中でシミュレーションしてしまうことがあります。
そんな思いが重なると、「どうせわかってもらえない」と、自分から心の扉を閉じてしまうこともあります。
でも、相談できないからといって、あなたが弱いわけでも、ダメなわけでもありません。
それは、これまであなたがたくさんのことをひとりで抱え、懸命に乗り越えてきた証なのです。
ひとりで抱え続ける心の重さ
けれど、どんなに頑張り屋さんでも、気持ちをずっと押し込め続けるのはとても苦しいことです。
ある日突然、小さなことで涙が出てしまったり、
いつものように過ごしているのに、なぜかイライラが止まらなかったり。
気がつくと、何もやる気が起きなくなっている……。
そうした心のサインは、「もうひとりでは抱えきれないよ」というあなた自身からのSOSです。
無理をして耐え続けるよりも、まずは「今の自分、つらかったんだな」と気づいてあげることが、何よりも大切です。
家族以外にも頼っていい
相談は、決して家族にだけするものではありません。
誰かに話を聞いてもらうことは、あなたの心を少し軽くしてくれる大切な手段です。
信頼できる友人や、同じような経験をした人。
SNSや趣味の仲間、そしてカウンセラーのような専門家も、あなたの気持ちを受け止めてくれる存在になり得ます。
「でも、いきなり誰かに話すのは難しい」と感じるなら、まずはひとりでできる方法から始めてみましょう。
ノートに思いを書き出したり、スマホに打ち込んでみたり、ひとりごとのように声に出してみるだけでもかまいません。
「どう思われるか心配」
「嫌われたくない」
「否定されるのが怖い」
…このような気持ちが強い場合は、『人に見せない』ことで安心して気持ちを吐き出すことができます。
誰かに伝えるためではなく、自分自身のために気持ちを吐き出してあげることで、心は少しずつほぐれていきます。
そのままのあなたで、大丈夫
家族に言えないことがあるのは、決して悪いことではありません。
今はまだ言葉にできなくても、「本当は誰かにわかってほしい」と思う気持ちは、あなたの中にちゃんとあるのです。
その気持ちを、どうか否定しないであげてください。
今はただ、「今日もよくがんばったね」と、優しく自分に声をかけてあげるだけでも充分です。
「あれは、嫌だったよね」と辛い気持ちに寄り添うだけでも、心は少し軽くなります。
そして、もし「もうひとりではしんどいな」と感じたときは、安心して気持ちを話せる場所に頼ってくださいね。
身近にそんな人がいないと思えば、Pocheメールカウンセリングがあることを思い出してください。
「言えない気持ち」を外に出してあげるだけで、心は少しずつほぐれていきます。
これまで誰かのためにたくさん頑張ってきたあなたこそ、これからは少しずつ、自分自身にも優しさを向けてあげてくださいね。