「人付き合いがつらい…」他人の目が気になりすぎてしまうあなたへ
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「人間関係が苦手で、気を使いすぎてしまう…」
「周りの目が気になってしまい、自分が情けなく思えてしまう…」
「人に嫌われることが怖くて仕方がない…」
このような気持ちを抱えることはありますか?
人と関わることに対して苦手意識を持ち、日々の人付き合いで疲れ果ててしまうと、「どうして自分はこうなんだろう…」と、自分自身を責めたくなることもあるかもしれませんね。
でもこれは、「あなたが弱いから」でも、「気にしすぎだから」でもないのですよ。
実は、この悩みには「過去の経験」や「自己肯定感の低さ」が関係していることが多いのです。
今日は、人間関係に疲れやすい理由と、そのような状況から少しずつ抜け出し、自己肯定感を高めるためのヒントをお伝えします。
なぜ、人付き合いが苦しくなるの?
人付き合いに対して「怖さ」や「緊張」を感じてしまうのには、いくつかの理由があります。
① 過去の経験による影響
幼少期から「人の顔色をうかがわなければならなかった」「厳しい言葉をかけられて育った」という経験があると、人と接するときに「嫌われないようにしなきゃ」「失敗してはいけない」という気持ちが強くなります。
特に、親から厳しく否定された経験がある場合、「何を言っても否定されるのではないか」という不安が残り、人との関わり方が慎重になりすぎることがあります。
過去の経験が、「人間関係=緊張するもの」「人は怖いもの」といった思い込みにつながり、今の自分に影響を与えてしまうことがあるのです。
② 「嫌われること」に対する強い恐怖
「人に嫌われるのが怖い」と感じるのは、「過去に傷ついた経験があるから」かもしれません。
例えば…
・クラスで仲間外れにされたことがある
・意見を言ったら否定されたことがある
・家族の中で「もっとこうしなさい」と厳しく言われ続けてきた
このような経験があると、「また同じように嫌われたらどうしよう…」という恐怖心が芽生え、人付き合いに対して慎重になりすぎてしまいます。
実際には、みんなに好かれることは不可能です。
理由は、みんなの価値観や感じ方が同じではないから。それは決して、あなたのせいではありません。
自分がどう頑張っても、相手の気分次第で関係が変わることもある…ということを受け入れていくことで、少しずつラクになっていきます。
③ 人と比較してしまうクセがある
周りの人が「キラキラして見える」と、自分が劣っているように感じてしまうことはありませんか?
たとえば…
・「あの人は社交的で楽しそうなのに、私は…」
・「周りの人はみんな仲良さそうなのに、私だけ孤立している気がする」
本当は、「他人が充実している=自分が劣っている」ということではありません。
でも、「自分と他人を比較すること」が当たり前になってしまうと、自分自身を否定しやすくなってしまうのです。
「人付き合いがつらい」から抜け出すために
では、どうすれば「人付き合いがつらい」「他人の目が気になりすぎてしまう」という状況から抜け出せるのでしょうか?
第一ステップは、 「他人の目」ではなく「自分の気持ち」を大切にすること。
他人の評価に左右されてしまうと、自分の気持ちよりも「どう思われるか」が気になってしまうからです。
例えば「この人に嫌われたらどうしよう」よりも、「私はこの人といて心地いいかな?」「私はこの人が好きなのかな?」と考えてみることが効果的です。
次に、 「苦手な人」との距離を適切に取っていい、と自分に許可を出すこと。
すべての人と良好な関係を築く必要はありません。特に、自分を傷つける人や、不快な気持ちになる相手とは、できる範囲で距離を取ることも大切です。
離れられればベストですが、それが難しい場合は、『表面的な関係を保つだけ(仲良くなろうと頑張らない)』に留めたり…といった手段を講じることもできます。
※個別のケースにつきましてはカウンセリングでご相談ください。
人付き合いに疲れてしまうのは、「あなたが弱いから」ではなく、過去の経験や思い込みが影響していることが多いものです。
「私は私のままで大丈夫」と思えるようになるために、今日からできることを少しずつ試してみてくださいね。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。