「人と距離を取ってしまう…」「人付き合いが苦手…」:あなたにちょうどいい関係の見つけ方

こんにちは。
心理カウンセラーのPocheです。

 

✅ 人と親しくなりづらい
✅ どこまで踏み込んでいいのかわからない
✅ いつの間にか距離を取ってしまう

こんなふうに、人との距離の取り方に悩んでしまうことはありませんか?

 

ここでは、「人と距離を取ってしまう理由」や「距離を取りながらも自分に合った関係性を見つける方法」について、お伝えします。

 

 

なぜ、人と距離を取ってしまうのか?

人と距離を取ってしまうのには、いくつかの理由があります。

まずは、あなたがどのタイプに当てはまるのか、一緒に考えてみましょう。

 

① 過去の経験から「警戒心」が強くなっている

過去に、次のような経験がある場合は、「また同じことになるかも」と無意識に警戒してしまいます。

次に挙げるのは、その事例です。

「職場で仲良くなった同僚とプライベートでも交流するようになり、『やっと信頼できる人ができた』と嬉しく思っていました。でも、ある時から急にそっけなくなり、避けられるようになって…。私が何かしたのかと考えても思い当たることがなく、人と距離を縮めることに恐怖を感じるようになりました。」

 

もし「距離を取ってしまうのはダメなこと」と思っていたら、 それは「あなたが慎重に人間関係を築こうとしている」からこそ生まれる感情 なのかもしれない…と思い出してみてくださいね。

悪いことではなく、再び傷つかないよう「あなたを守るため」の1つの手段かもしれないのです。

 

② 「どこまで踏み込んでいいのかわからない」

親との関係がうまくいっていない場合、「適切な距離感を学べていない」ということも、人間関係で距離の取り方がわからなくなる原因の一つです。

たとえば…
親が過干渉だった場合、「どこまで踏み込んでいいのか」を考える機会がなかったり、「相手の気持ちを尊重する関係」を経験できなかった可能性があります。

逆に、親が冷たかったり距離が遠すぎたりすると、「親しい関係がどのようなものかわからない」「どこまで近づいていいのか不安」と感じることもあります。

 

次に挙げるのは、過干渉の親を持つ相談事例です。

こうした経験があると、人間関係において「どこまで関わるのが正解かわからない」と悩みやすくなります。

「母はとても心配性で、子どもの頃から何をするにも『ちゃんと報告しなさい』『勝手に決めちゃダメ』と言われて育ちました。友達関係や学校生活のことまで細かく口を出されていたので、自分の判断で行動することがほとんどありませんでした。そのせいか、大人になった今でも『この人とはどこまで仲良くしていいんだろう?』『距離を縮めたら、嫌がられるかな?』と考えすぎてしまい、親しい関係を築くのが苦手です。」

 

③ 「自分がどう思われるか」を気にしすぎてしまう

「人と話すとき、つい『この話題で大丈夫かな?』『変に思われないかな?』と考えすぎてしまいます。
本当はもう少し気楽に話したいのに、『変に思われたくない』『相手に嫌な思いをさせたくない』と考えすぎて、会話が終わった後も『あの言い方でよかったかな?』『余計なことを言わなかったかな?』と、ずっと反省ばかりしています。私はどうしてこんなに考えすぎてしまうんだろう…と、自分でも疲れてしまいます。」

 

上記は、「人目が気になりすぎる」ということでカウンセリングを利用された相談者の事例です。

このように「相手にどう思われるか」 を気にしすぎるのは決して悪いことではないのですが、考えすぎて緊張してしまったり、疲れてしまったりしやすいのです。

 

相談者の場合は『考えすぎてしまう理由』が過去の嫌な思い出の中に、隠れていました。

そのことをお伝えした上で、「考えすぎてしまった時」の対処法を試すうちに、1ヶ月ほどで「人目が昔ほど気にならなくなった」のです。

もちろん人目が全く気にならないわけではありませんが、気になった時に「気になりすぎずに済む」ようになりました。そこから1年経った頃には、「なんであの時、あんなに気にしていたのかな?って思うくらい、自分らしく自由に話せるようになった!」と嬉しいご報告も。

 

「こう思われるかも」と考えてしまうのは、それだけあなたが周りに気を配れる人だからこそ。平気で相手を傷つけたりできるひとなら、こんなふうに悩むことはありません。

その優しさを大切にしながら、少しずつ「気楽に話してみる」ことを意識していきましょう。

 

「人と距離を取る=悪いこと」ではない

人付き合いにおいて、 「誰とでもすぐに仲良くなれることが正解」 と思うことはありますか?

たとえば、子どもの頃から「みんなと仲良くしなさい」「人見知りはよくない」と言われたり、学校や職場で「すぐに馴染める人」が評価されたりすることがよくあります。

すると、「すぐに打ち解けられる=正しい」「そうでない自分はおかしい」と感じてしまうこともあります。

 

実際には人それぞれペースが違い、一気に距離を縮めることが得意な人もいれば、じっくり関係を築くほうが安心できる人もいます。

人にはそれぞれ 「ちょうどいい距離感」 があります。どちらも間違いではないのです。

 

あなたの「ちょうどいい距離感」を大切に

人との距離の取り方に正解はありません。

「もっと距離を縮めたい」と思うことがあれば、それも良いでしょう。

でも、「無理に関わらなくてもいい」と思うなら、それもあなたの大切な気持ちです。

 

どちらが正しい・間違っているではなく、 あなたが「これが心地いい」と思える距離を見つけること が大切なのです。

どうか、あなたが 無理なく、安心して人と関われる関係 を見つけられますように。

 

【その気持ち、抱え込まなくて大丈夫です】

「ずっと誰にも言えなかった気持ち、抱え続けていませんか?」
「こんなことで相談してもいいのかな…」そんなふうに思う必要はありません。
あなたの気持ちを、誰にもジャッジされずに安心して話せる場所をご用意しています。
ひとりで考え続けるより、誰かと一緒に整理することで、もっと楽に前を向けることがあります。

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Posted by poche