「自分のしたいことより、相手がどう思うか」を優先してしまうあなたへ

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

今日は、反響の多かった下記のツイートについて、お話しできればと思います。

※文字を読むのがしんどい……という人に向けて、同様の内容を【>>音声配信サイトVoicy】でも公開しています。

 

自分のしたいことよりも、

「相手がどう思うか」が

判断基準になる人がいる。

 

否定が多い環境で育つと、

従う方が心が傷つかないと考えやすい。

褒められる経験が少ないと、

認められたいという気持ちが強くなる。

失敗が許されない環境で育った場合、

「あの言い方はよくなかった」と後悔し自責しやすい。

 

 

そんな自分はダメ「ではない」

 

あなたには、自分よりも相手を優先してしまって心と体がヘトヘトになってしまう……という経験はありますか?

実は、「放っておけない自分を変えたい」「相手優先の考え方はダメだ」と自分を責めてしまう人がたくさんいます。

でも本当は、そんな自分を責める必要はないのですよ。

 

「放っておけばいい」「気にしなければいい」と誰かに指摘されることもあるかもしれませんが、それが出来ればあなたはこんなにも悩んでいないはずです。

放っておけないのは、あなたのせいではありません。ちゃんと理由があります。

 

「自分を大切に」「まず自分でいい」というアドバイスを見聞きして、「なんで私は相手優先になってしまうんだろう…」と落ち込むことがあるかもしれませんね。

でも、相手優先になってしまうのにも理由があるのですよ。

 

そもそも相手がどう思うのかが気になるのは、自然な反応です。

「相手のことが全く気にならない」のだとしたら、それはそれで厄介です。相手の気持ちに寄り添えず、意図せずに傷つけてしまう事もありますから…。

 

大切なのは「相手がどう思うか気にしないようになること」ではなくて、「なぜそんなに気になってしまうのか」という自分の本音に気が付くことです。

相手がどう思うのか気になる心を「ほんのちょっぴり」減らすだけで、人と付き合うのが「かなり楽」になりますよ。

 

 

なぜ相手がどう思うのか気になるのか?

 

次のように、自分に尋ねてみてください。

 

・なぜ相手がどう思うか気になるの?

・どうして相手のしたいことを優先するの?

・子どもの頃は、親がどう思っているかを気にしていた?

 

子どもの頃からずっと相手優先で生きてきた人の場合は、「なぜ」「どうして」という質問に答えられないことがあります。

そんな時はもっと詳しく、次のように尋ねてみてください。

 

・嫌われたくないから?

・傷つきたくないから? それとも、傷つけたくないから?

・認めてほしいから? それとも、否定されるのが怖いから?

・受けとめてほしいから? それとも、離れていくのが怖いから?

 

……これらの質問の答えが、あなたが相手を気にしすぎてしまう理由です。

理由が見つかったら、次は「どうして、そこまで気にしなければいけないのか」について考えていきましょう。

そのためには、次のように自分に尋ねてみてください。

 

・その相手は、あなたの気持ちを叶えてくれそうな人?

・その相手は、あなたにとって大切な人?

・その相手に喜んでもらえると、あなたも嬉しい? それとも、嫌われたくないからやっている?

・その相手に認めて受け入れてもらうのは、あなたが我慢して耐えるより価値のあること?

 

Poche

 

ここで1つ、お伝えしたいことがあります。

それは、「本音」を探す質問の答えは時間や場所、体調によっても変わるということです。

誰かに怒られて落ち込んでいる時と、美味しいスイーツを食べてご機嫌の時とでは、頭に浮かぶ答えは違うものです。

 

本音に正解・不正解はありません。

あなたが感じたものはすべて「本物」です。

 

大切なのは、自分が納得できるかどうか。納得できないままだと、行動に移せませんから。

だからこそ、自分の出した答えに「そっか、そうなんだな」と納得できるまで何度か自分に尋ねてみてくださいね。

 

初対面の人に本音を話せないのと同じで、これまで自分の感情を抑え込んできた人ほど「自分の本音が出ない」ことがあります。

だからこそ1回限りではなく、何度か尋ねてみてください。

何度も同じ質問をしているうちに警戒がとけ、自分の考えもだんだんまとまり、自分の本音が感じやすくなりますよ。

 

「なぜそこまで人が気になるのか」という理由が分かり、その理由に心から納得できると、不思議なことに今より人目が気にならなくなります。

自分を知ると、不安や恐怖は和らいでいきますよ。

※どんな過去がどのような影響を及ぼすのかについては、現在発売中の書籍「あなたはもう、自分のために生きていい」のチャプター1で詳しくお伝えしています。

 

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Posted by poche