能力・性格関係なし!?自信がないのは『潜在意識(思い込み)』のせいだった!
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日の記事は『自分に自信がもてない理由』について。
自信を持てないのは、あなたに「能力がないから」ではありません。
あなたが「ダメな人間だから」でもありません。
あなたが「そのような性格だから」でもありません。
あなたに「何か足りない」のでもありません。
毎日いっぱい考えて努力しているあなたが、これ以上自分を責めてしまいませんように。そう願って記事を書いていきますね。
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『顕在意識』と『潜在意識』
何かを考えたり、行動したり、決断したりする時には、私たちの中で『顕在意識』と『潜在意識』の2つが働いています。
『顕在意識』は私たちが普段、意識することの『できる』意識です。
日常生活で何かを決定したり、具体的に悩んでいるときに働きます。「アイスを食べよう」「右に曲がろう」など、行動や考えの理由が説明できるものが多いです。
『潜在意識』は私たちが普段、意識することの『できない』意識です。
いわゆる「無意識」にやってしまうこと、考えてしまうことが『潜在意識』に当てはまります。潜在意識が働くと「なぜだか分からないけれど、そうなってしまう」状況が起こりやすくなります。
…小難しいので、次のように理解してみてくださいね。
■顕在意識
=自分の考え、自分の気持ち
■潜在意識
=自分の思い込み、自分の価値観
=どちらかというとネガティブなものが多い
潜在意識が働くと…
実際に具体例を挙げて、「顕在意識」と「潜在意識」について考えてみましょう。
A子さんは、友達3人でつくっているLINEグループで「来週ランチに行こうよ!」と誘われました。
だけどA子さんは、迷ってしまいました。参加するメンバーの中に、苦手な人がいたからです。
本当は断りたいけれど、「断ったらノリが悪い」と思われるかな…と考えると、結局断れませんでした。
まずはA子さんが、自分で自覚している『顕在意識(気持ち・考え)』を整理していきましょう。
<顕在意識>
- 苦手な人がいるから、行きたくない
- 本当は、断りたい
- 断わったらノリが悪い、と思われるのが嫌
A子さんは、「断りたい」と思っていましたが、実際には断れませんでした。
実は『断れない』という決断をさせたのが、自分でも気がついていない『潜在意識』の仕業なのです。
…「断ったらノリが悪い、と思われるのが嫌だったのでしょう?それは顕在意識が決断したのでは?」と、思う方がいるかもしれませんね。
半分正解です!
でも「その断れないと思う考え」を作り出したのが、潜在意識そのものなのです。
「断わったらノリが悪いと思われる」というのは、A子さんの思い込み。
ノリが悪いと思う人もいるでしょうが、思わない人もいます。むしろ、思わない人の方が多いと思いませんか?
「断わる=ノリが悪い」よりも、「断る=用事がある」「断る=忙しい」「断る=行きたくない理由がある」と考える方が自然です。
A子さんの場合は、過去の経験から「断っちゃダメだ」「私からみんな離れていく」という『潜在意識(思い込み)』を作り出している可能性があります。
「断わると良くないことが起こる」という過去の記憶から、断らないようにブレーキをかけたのです。
もしかすると小さい頃、遊びを断った時に「もうA子ちゃんなんて、まぜてあげない!」と、友達から言われたことが原因かもしれません。
親から「素直にはい、って言いなさい」「素直じゃない子は、嫌われるわよ」と言われたことが、今も忘れられないのかもしれません。
このように、『過去の経験』が潜在意識をつくります。
厄介なのは、良い記憶よりも「悪い記憶」の方が潜在意識として残りやすいということ。
いわゆる毒親に育てられた子どもが人間関係に苦労しやすいのは、『ネガティブな潜在意識』がたくさんあるからなのかもしれません。
「○○しなきゃ」「○○はダメ」と、自分で自分を追い込んでしまうのです。
潜在意識がアナタの行動を決める!
私たちの行動の決定権を握るのは、意識できる『顕在意識』ではなく、意識できない『潜在意識』です。
なぜか?
それは、私たちの頭の中では潜在意識が9割を占めているからです。
自分で意識できる「顕在意識」は、わずか1割しかありません。
「試してみよう!」という挑戦をためらうのも、「もっと話しかけてみよう!」と思うのに怖くなるのも、「しなきゃ」と思いつつ始められないのも・・・あなたの「潜在意識」がブレーキをかけてしまっているだけです。
やる気がないわけではありません。
甘えているわけでもありません。
私たちの考えや行動は、『潜在意識』によって無意識のうちに決められているものがほとんど。
変えるべきは「あなたの性格」ではなくて、「過去の経験から作り出した思い込み」なのですよ。
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潜在意識を見つける
今のあなたが「自信を持つ」ために必要なのは、自信を持つための行動・考え方を『許可する』ことです。
ブレーキをかけている潜在意識に気がつき、「その考え、もう止めていいよ!もういらないよ!」と自分に教えてあげる必要があります。
海に浮かぶ『氷山』があったとします。
顕在意識(気持ち、考え)は海から出ている部分、潜在意識は海の中に隠れている部分だとイメージしてみて下さい。
普段、目に見えているのは海から出ている部分だけです。
だけど海の中にもぐってみると、隠れていた部分も見ることができますよね。
このように潜在意識は、普段は見えないけれど『意識すると』見ることができるのです。
潜在意識の見つけ方
あなたには、「やってみたいけど、まだ始めていないこと」はありますか?
まずはそれを書き出してみましょう。
その下に、「始められない理由」を3つ書きます。
さらに「始められない3つの理由」について、その下に理由を書き足していきます。
【例】
<やりたいこと>
『山登りをはじめたい』
<やれない理由>
1.時間がない
⇒仕事で忙しい2.体力がない
⇒体力づくりする暇がない
⇒年齢的に難しいかも、と思う3.一人で始めるのが嫌
⇒誘える人がいない
⇒みんな誰かと来ていると思うから
やれない理由を書き出しているときには、「顕在意識」が強く働きます。
最初に書いた理由が一番強く、「これがあるから始められない」と思い込んでいることが多いです。
では「1:時間がない」が解消されれば、山登りをはじめられるでしょうか?
…おそらく無理でしょう。
時間があっても「体力がなければ無理だ」、と別の理由を掲げます。
では「時間があって、体力作りもできたら」、山登りをはじめられるでしょうか?
…きっとまだ、始めるには十分な理由にならないでしょう。
「だけど一人で始めるのはやっぱり嫌だし…」となるわけです。
さて、
お気づきでしょうか。
最後に詳しく書き足した理由こそが、潜在意識に近い部分。
「始められない本当の理由」のことが多いのです。
例えば今回の場合、一番のネックは「一人で始めるのが嫌」という理由になりますね。
さらにお伝えすると「誘える人がいない」「みんな誰かと来ていると思う」という部分こそが、潜在意識による『思い込み』。
- なぜ「誘える人がいないと思うのか」
- なぜ「みんなは誰かと来ていると思うのか」
- なぜ「一人だと嫌なのか」
・・・この部分を作り出したのが、過去のあなたの経験です。
Pocheメールカウンセリングでは、この『なぜ』に焦点を当てて潜在意識を見つけていきます。
それは「なぜ」の部分に、あなたが「無意識に作り出したルール」が隠れているから。
そしてこのルールを手放すことが、自信を持つための重要な一歩なのです。
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あれ?を見逃さないで!
- 「自分でも、なぜこんなことを考えるのか分からない」
- 「自分でも、なぜ出来ないのか分からない」
このように、なんともいえないモヤモヤを感じた時が潜在意識に気がつくチャンス。
「無意識にしてしまうこと」と「今のあなたが本当にしたいこと」にズレがある、ということだからです。
先日のブログでお伝えした『自己肯定感』に繋がる部分でもありますが、「あれ?」という感覚を大切にしてください。
「あれ?」という小さな違和感を放っておくと、いつか大きなストレスになって、あなたを苦しめてしまうからです。
大丈夫。
小さな違和感のうちは、自分でちゃんと処理できます。
書店に並んでいる『自己肯定感を高める系の本』を読んで実践するだけでも、ずいぶん変われるはずです。
もしそれが大きな違和感になって、「自分一人じゃ大変だ!」「何から手をつけたらいいか分かんない」という時には、いつでもご相談ください。
ストレスで倒れてしまう前に、違和感をとっぱらっちゃいましょう。
Poche
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