【そのままでいい】「自分に甘いのでは」「甘えているのでは」と思うあなたへ
こんにちは。心理カウンセラーPocheです。
今日のブログは、「自分に甘くてもいい」ということについて。
- 「自分に甘いのは良くない」
- 「自分に厳しくしなければいけない」
このように思うことはありますか?
もしくは誰かからそのようなことを指摘されたり、本や雑誌などで見聞きしたりして「甘いのは良くないことだ」と感じていますか?
私のもとには、「自分に厳しい人たち」が心や体のバランスを崩して相談に訪れます。
でもそのほとんどの人たちは、「自分に厳しい」とは思っていません。
むしろ、「自分に甘い」と思っていたり、「自分はまだまだだ」と思って、そんな自分に悩んで相談に訪れているのです。
だからこそ私は、「自分に甘くていい」とお伝えします。
このページに興味を持って読んでみようと感じている時点で、あなたは「自分に甘くない人」「自分に厳しい人」の可能性があるからなのです。
「自分に甘いことを肯定なんてしたら、自分に甘い人はどんどんダメになる」という意見を見聞きすることがありますが、自分に甘い人はこのようなページは読みません。
興味もないし、そもそも自分には関係のない話だと感じます。だからこのページをここまで読み進めているあなたには、「自分に甘くていい」とお伝えしても何の問題もありません。
詳しくは後述しますが、「自分に甘いのでは」「このままでいいのだろうか」と思い悩めているのなら、あなたは自分が思っているより自分に甘くないからです。
だから、安心して読み進めていただければと思います。
自分に甘い人とは
- 努力することなく簡単に諦めてしまう
- 自分に非があっても認めない
- 嫌なことがあると、逃げる
- 何でも人のせいにする
- 頑張ることで得られる充実感より、目先のラクさを選ぶ
- 逃げてはいけない時に、逃げる
これらは、「自分に甘い人」と検索した時に出てきた特徴です。
もしかすると、自分に当てはまるものもあるかもしれませんね。
でも、心配しなくて大丈夫。
甘いのが悪い、とは限らないからです。
「自分に甘い人」というとネガティブな印象を持たれがちですが、「自分に厳しいのが良い」というわけではありません。
事実、今の世の中で心身のバランスを崩しているのは、「自分に厳しい人たち」です。自分に甘い人たちではありません。
たとえば、甘い人の特徴の1つ「努力することなく簡単にあきらめてしまう」ということについて。
私たちに与えられている時間や、使える体力には限りがあります。すべてのことを頑張っていたら時間も体力もたりません。
だから、「努力することなく簡単に諦めること」が賢いこともあります。
そのほか、「頑張ることで得られる充実感より、目先のラクさを選ぶ」についても、ダメなことではありません。
人によって、人生に求めているものは違うからです。
充実感を得たい人なら、辛くてもしんどくでも頑張ることで得られるものがあるでしょう。でも、そうではない人にとっては、ただの苦痛でしかありません。頑張りすぎた結果、倒れてしまう人もたくさんいます。
だから、目先のラクさを選ぶことが、賢い選択となることもあるのです。
「逃げてはいけない時に、逃げる」についても、同様にダメとは限りません。
会社や習い事を辞める時に「逃げてはいけない」と言われることもあるようですが、そもそも「逃げてはいけない時」というのは人それぞれ違います。
周囲が何と言ったとしても、あなたが逃げたいと思えばそれは「逃げていい時」「逃げたほうがいいタイミング」なのです。
さらには、何かをやめることが「逃げ」になるとも限りません。
何かをやめて新しい方向に進むのなら、それは逃げではなく、新しい方向に舵を切ったということです。
※そもそも逃げるのは悪いことではないのですが、「逃げるのが良くないこと」と言う思いが強い場合には、「ポジティブな逃げ」「前向きな逃げ」と捉え直すのもいいでしょう。
「甘いのでは」と悩めるなら問題なし
「自分に甘くていい」と言われても、モヤモヤする人がいるかもしれませんね。
「自分に甘い人は良くない」というのが、今の世の中の風潮ですから。
「そんなんじゃ生きていけない」「やっていけない」と感じる人もいるでしょう。30代以降の世代は、特にその傾向が強いように感じます。
「自分に甘くていい」と思えるようになれば、自分に優しくなれます。
今よりも、毎日が少しずつラクに、楽しくなっていくはずです。
でも…無理に納得する必要はありません。
「自分に甘いのは良くないことだ」とあなたが思っていたとしても、大丈夫です。
この場合には、冒頭でお伝えしたように「自分に甘いのは良くないと思う時点で、自分に甘い人ではない」ということを思い出してもらえればと思います。
「自分に甘いのは良くない」という気持ちと、「でも、私は自分に甘くない」という事実。この2つをそのまま受け止めてみてください。
自分に甘い人が「自分に甘いのは良くないのでは」なんて、思えません。
ほんの少しでも「私は自分に甘いのでは…」と頭をよぎったことがあるのなら、あなたは自分に甘くない人です。
自分が思っているよりも、自分に甘くないです。
こんな世の中だからこそ「甘くていい」
- 「そんな甘い考えじゃどこに行ってもやっていけない」
- 「甘い考えをしていたら生きていけない」
このように、誰かから言われることがあるかもしれません。
直接言われなくても、このような考え方をどこかで見聞きすることがあるかもしれません。
もし、誰かからこのような言葉を放たれた時には、言った相手が「自分の理想の人かどうか」について考えてみてください。
あなたを「甘い」と指摘したその人は、あなたにとって理想の人なのか、あなたはその人のようになりたいのかについて振り返ってみてください。
その人のようになりたくないと思えば、その人の指摘は聞き入れなくて大丈夫。言われた内容は、そのまま聞き流していいです。
生きていくためには甘い考えも必要です。
頑張りすぎたり我慢しすぎたりして心や体のバランスを崩すのは、「自分に甘くない人たち」だからです。
他人を「甘い」と指摘するような人がいる、厳しい世の中で生きているのですから、自分くらいは自分に甘くていいです。
それくらいじゃないと、あなたの心や体が持ちません。
「自分に甘いのでは」「自分に甘くていいのだろうか…」そう思う時点で、あなたは「自分にもっと甘くしても良い人」です。
自分の感覚や選択をもっともっと信じてみてくださいね。