[過去の影響] 生きづらさの正体は自分では気づけない思い込みかも
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心理カウンセラーPocheです。
今日のお話は、「過去がつくる思い込み」が、今のあなたにどう影響を与えているかについて。
まずは1枚の写真を見てみてください。
このパンダは、Pocheの漫画に登場するキャラクター「パン田さん」です。
実は、昨日嫌なことがあって、一日中ひとりで部屋で泣いていました。
この写真は、その翌朝に撮った写真です。
さて。
この写真に映るパンダは、どのような表情に見えるでしょうか?

「にっこり笑っている」ように見えるパン田さんの写真。
でも、「昨日一日中泣いていた」と聞くと、無理して笑っているように見えてきませんか?
どこか切なく、心からの笑顔に見えないかもしれません。
写真の見え方が変わる
でも反対に、
同じ写真にこう説明がついたらどうでしょう。
この写真は、「推しの声優さんに会えて、嬉しすぎて記念撮影したパン田さんです」

すると今度は、「照れている」「幸せでいっぱい」といった、まったく違う印象を受けます。
写真はまったく同じなのに、心の動き方が変わって、「相手の表情や雰囲気が違うように見える」ことがあるのです。
なぜこんなことが起こるの?
まったく同じ写真。
それなのに、「事前に与えられた情報」によって、なんだか違って見えてくる…。
私たちの脳は、目に映ったものをそのまま理解しているわけではありません。
何かを見たとき脳は、
過去の経験や記憶、「これまでの情報」をもとに、“きっとこういうことだろう”と瞬時に意味づけをします。
そのときに影響するのが、心の中にある物語や、過去の思い込み。
実際には、脳はこの「先に持っている物語」に合わせて、目の前の出来事を解釈してしまうことがあるのです。
生きづらさと「過去」の関係

そしてこの仕組みは、私たちが抱える「生きづらさ」にも深く関係しています。
たとえば…
心のどこかで「私はダメな人だ」と思っているとします。
すると、相手が普通の顔をしているだけで、「きっと私のことを良く思っていないんだ」と感じてしまうことがあります。
「私は愛されない」と思い込んでいる人は、誰かが優しくしてくれた時でさえ、
「どうせ社交辞令だろう」「裏があるのでは?」と疑ってしまうことがあります。
「私は何をやっても上手くいかない」と思い込んでいると、
上手くいきそうな時にブレーキがかかります。
なぜか途中で辞めてしまったり、やる気が失われたりして、そして結局「やっぱり私は上手くいかない」と落ち込んでしまうのです。
このように、
過去の経験から作られた思い込みが、今のあなたの感じ方に影響してしまうことは珍しくありません。
まるで、知らないうちに色のついたメガネをかけてしまっているようなものです。
ここでお伝えしたいのは、
あなたが「なんか生きづらい」「人間関係がしんどい」と感じるのは、決してあなたの性格や努力不足ではないということなのです。
「なんかしんどい」
「なんか辛い」
「なんか上手くいかない」
そんな感覚や悩みの裏には、「過去の思い込み」が隠れていることがあります。
「過去の思い込み」があるのが悪い、と言いたいのではありません。
むしろその逆で、
生きづらい「思い込み」を抱えながらも、
あなたは頑張って生きてきたのだと言うことをお伝えしたかったのです。
この思い込みがあるのは、あなたが「過去の環境」で適応しようと一生懸命に生きてきた証。
きっとその思い込みは、あなたを守るために必要だった時期もあったのです。
でも、大人になった今、そのメガネがあなたを苦しめていることもあります。
もしあなたが、「この思い込みから自由になりたい」と感じるなら、ひとりで頑張る必要はありません。
Pocheのメールカウンセリングでは、「過去の思い込み」を一緒に優しくほどいていくお手伝いをしています。
「なんかしんどい」
「自信が持てない」
「不安になりやすい」
そんな、言葉にしにくい悩みでも大丈夫です。
あなたが、自分らしく、もっと軽やかに生きられる日が増えますように。



