10.アドバイスに従えなくても大丈夫。変われないんじゃない。相談できたことが、すでに前進
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心理カウンセラーPocheです。
勇気を出して誰かに悩みを打ち明けたとき…
思ってもいない答えが返ってきて、傷ついた経験はありませんか?
「どうしたらいいかを考えていかなきゃ」
「過去のことにこだわっても仕方ないよ」
「愚痴を言ってても、何も変わらないよ?」
「まず行動しないとダメだよ」
そんなふうに言われてしまうと、まるで「今の自分を否定された」ように感じてしまうことがあります。
「言わなきゃよかった」と、相談したこと自体を後悔してしまうこともあるでしょう。
とくに、返ってきた言葉が正論であればあるほど、励ましのつもりの言葉でも…
ときに「自分を責められている」「攻撃されている」と感じてしまうことがあるのです。
アドバイスを受け入れられない時
「言っていることはわかるけど…」
「分かっているけど、できない…」
そんなふうに感じることもあるかもしれません。
でも、それでもいいのです。
アドバイスに従えない=能力がない、ではないからです。
「やったほうがいい」と頭で分かっていても行動できないのは、やる気や能力の問題ではありません。
人には、それぞれのタイミングがあります。
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相談した時点で、あなたはすでに1つ行動できているのです。
不要なアドバイスもある
相談をすると、相手は「よかれと思って」自分の経験や考えを伝えてくれます。
でも、それがあなたに合うとは限りません。
・正論に聞こえても、今の自分には重すぎること
・相手の経験だからこそ通じるけれど、自分にはしっくりこないこと
…そんなアドバイスもたくさんあります。
アドバイスに従えないのではなく、「そのアドバイスが今のあなたに必要ない」「あなたに合わない」可能性があるのです。
つまりそれは、「アドバイス通り出来ない」のではありません。
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そして実は…
世の中には「聞かなくてもいいアドバイス」もたくさんあります。
ただ、実際に聞いてみないとそれが必要か不要かはわからないもの。
だからこそ、相談をして「選ぶ」というプロセスが大切なんです。
すべてを受け入れる必要はありません。
「これは今の自分には合わない」と思ったら、そっと横に置いておいて大丈夫。
選び取る権利は、いつでもあなたの側にあります。
相談をした自分を認めてあげて
大事なのは、アドバイスを受け入れたかどうか、行動できたかどうかではありません。
「誰かに相談できた」という事実そのものが、大きな一歩なのです。
もし合わないアドバイスに出会っても、それを通して「自分はどう感じるのか」を確かめられる。
それだって前進のひとつです。
どうか「従えなかった」と自分を責めずに、「相談できた自分」を肯定してあげてください。
その積み重ねが、あなたの心を守り、少しずつ未来を変えていきます。