「幸せだ」と思える日がくるのか不安なあなたへ:小さな一歩から始めてみよう
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「いつか幸せになれたら…」
そう願っているのに、ふとした瞬間に「でも、私には無理かもしれない」と感じてしまうことはありませんか?
周りの人たちは、楽しそうに日常を送っているように見える。
SNSを開けば、キラキラと輝く毎日に、自分だけが取り残されているような気がしてしまう。
「どうして私だけ、こんなにしんどいんだろう」
―そんな思いを、誰にも言えないまま、静かに抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
幸せを感じられない理由
メディアの情報を見ていると、「幸せを感じられる=良い人生」と感じるかもしれません。
幸せを感じるためにこうした方がいい、ここを変えた方がいい…そんな情報もたくさん目に入ります。
でも、幸せを「感じられない」ことが、あなたの努力不足を意味するわけではありません。
それはむしろ、これまでたくさんの痛みや寂しさを抱えてきた、あなたの優しさや頑張りの証でもあります。
たとえば…
幼い頃に、親から否定され続けた経験。
家庭の中で、自分だけが理解されていないと感じた日々。
「あなたはダメだ」「ちゃんとしなさい」と言われ続けた言葉の数々。
―そうした記憶は、知らず知らずのうちに「私は存在していていいのかな」という深い不安を植えつけてしまいます。
誰かに優しくされたとしても、「どうせ社交辞令だろう」と疑ってしまう。
少しでも失敗すれば、「やっぱり私はダメなんだ」と自分を責めてしまう。
―そうやって、心の奥で「幸せになること」を自分に許せなくなってしまうこともあります。
過去を抱えたままでいることの『見えない代償』
過去の傷が癒えないままでいると、今ここにある安心や温かさを、素直に受け取ることが難しくなってしまいます。
たとえば…
・誰かに助けを求めることができない
・つらい時ほど「こんなことで悩んじゃいけない」と自分を否定してしまう
・自分の感情や欲求にすら、鈍くなってしまう
こうして、気づかないうちに「本当の自分」が、そっと心の奥にしまわれてしまうこともあります。
そして残るのは、「私って何なんだろう」「生きていて意味があるのかな」という、深い虚しさや孤独感――。
いったんこの状態に陥ってしまうと、『自分以外のみんな』が実際よりも幸せそうに見えたり、充実して見えたり…。そんな『みんな』と自分を比べて、ますます自信を失ってしまいやすいのです。
重要なのは、そうした感情を否定しないこと。
こういった感情は、あなたが弱いから生まれるものではありません。性格の問題でもありません。
それはこれまでの人生の中で、十分に守られなかった心が、今も必死に頑張って耐えているというサインなのです。
もしひとりで抱えるのがつらいときは…
私たちは誰でも、「心の荷物を抱えたまま」では、うまく歩けません。
自分の痛みを、自分ひとりで抱え続けるには、あまりにも重たすぎることがあります。
だからこそ――
「うまく言葉にできないけれど、苦しい」
「どうしてこんなに生きづらいのか、わからない」
そんなあなたの気持ちを、そっと置いていける場所があってもいいのだと思います。
心の傷を、すぐに癒そうとしなくていいんです。
まずは、「こんな気持ちがあるんだな」と気づくことから始めてみませんか?
Pocheのメールカウンセリングでも、あなたの気持ちを一緒に少しずつ見つめていくことができます。
誰かと一緒に見つめ直すことで、自分の中にあったあたたかな感情や、ほんの小さな「安心」に出会えることもあります。
「いつか幸せになりたい」と願うあなたの気持ちは、もうすでに、大切な第一歩です。
その一歩が、どうか未来のあなたをやさしく照らしてくれますように。