「私はもう頑張れない」「何を頑張ればいいか分からない」そう思ったときに読んでほしいこと

こんにちは。心理カウンセラーPocheです。

「もう色々無理…」
「頑張らなきゃと思うのに、体がついてこない…」
「何もしたくないし、何をすればいいのかもわからない…」

そんなふうに感じることはありますか？

 

実は、これまでずっと頑張ってきた人ほど、どこかで「もう頑張れない」と思う瞬間が訪れます。

でも、それは決して「あなたの終わり」ではなく、「新しい生き方の始まり」なのかもしれません。

「もう頑張れない」と感じたときに、どうすればいいのかを一緒に考えてみませんか？

 

「頑張れない」のは、あなたが弱いからではない

 

✔ ずっと無理を続けてきたから、エネルギーが切れてしまった
✔ 本当は限界を超えているのに、それでも頑張ろうとしている
✔ 「頑張ること」が当たり前になりすぎて、自分の疲れに気づけなくなっていた

 

このような時になった時、「もうダメだ」と落ち込んだり、「どうして私は…」と自分を責めなくても大丈夫。

このような状態になるのは、「今は休むタイミング」だと知らせるサインだからです。

 

「頑張れない」のは、あなたの心と体が「これ以上無理をしたら危険だよ」とブレーキをかけている状態。

だからまずは、「頑張れない」ことを責めるのではなく、「今まで頑張ってきた証拠なんだ」と認めることが大切です。

 

 無理が効かなくなったときこそ、休むタイミング

「でも、こんなに休んでいていいの？」
「周りはみんな頑張っているのに…」

そんなふうに思ってしまうこともありますよね。

でも、無理が効かなくなったときこそ、本当に休むべきタイミングです。

 

人の心と体には、「回復のための時間」が必要です。

これを無視して無理をし続けると、ますます動けなくなってしまいます。

 

たとえば、風邪を引いたとき、無理に動いて治ることはありませんよね。

それと同じで、心も疲れてしまったときは、ちゃんと休むことで回復していくのです。動けないと不安になるかもしれませんが、「また動けるようになるために」止まる時間も必要です。

 

頑張らないことで見えてくる新しい選択肢

 

「頑張らないと、何も手に入らない」
「頑張れない自分は、ダメな気がする」

そんなふうに不安になることがあるかもしれませんが、実は「頑張らない」からこそ見えてくるものもあるのです。無理をしないことで今まで気づけなかった選択肢が見えてくることもあります。

 

たとえば…

✔ 「やらなきゃ」と思っていたことが、実はやらなくても大丈夫だったと気づく
✔ 周りに頼ることで、人との関係でイライラやストレスが減る
✔ 「好きなことって何だっけ？」と、自分の本当の気持ちに目を向けられる

 

今できることを1つだけ見つけてみる

「じゃあ、何をすればいいの？」

そんなふうに思ったとき、無理に何かをしようとする必要はありません。頑張れないほど疲れている状態だからです。

 

とはいえ、「何もできない…」と思うと、余計に不安になってしまいますよね。

そこでおすすめしたいのが、「今できることを1つだけ」見つけること。焦りや不安を感じないために、無理のない範囲で動いてみるのです。

 

🔹 「お水を飲む」
🔹 「カーテンを開ける」
🔹 「スマホを見ない時間を３０分つくってみる」
🔹 「５分だけ、本を読んでみる」

 

たったこれだけでも、「できた」という積み重ねが、少しずつ自信につながります。

「何もしていない」という焦りや不安が、和らいでいきます。

 

相談事例：「小さなことから始めて動けるようになったTさん」

Tさん（40代・女性）は、仕事や家庭のストレスが重なり、「何をするのも無理…」と感じる日々を過ごしていました。

「休んでも、気持ちが重くて動けません…。何をしたらいいのかわかりません…。でも動かなきゃって罪悪感も、すごいんです…。」

そんなIさんがカウンセリングで取り組んだのは、「1つだけやる」という方法でした。

 

たとえば…

🔹 「朝、カーテンを開けるだけでOK」
🔹 「コーヒーをゆっくり飲む」
🔹 「好きな音楽を1曲だけ聴く」
🔹「Pocheに１通メールを送ってみる」

 

もともと頑張り屋さんだっTさんは、最初は「たったこれだけ？」と半信半疑…。でも、実際に続けてみることで、少しずつ「これならできる」と思えることが増えていきました。

 

📩 Tさんから届いたメール

「何かしなきゃって焦って不安だったはずなのに、Pocheさんに『何もしなくていい』と言われたとき、正直ホッとしました。本当は誰かに、そう言ってもらいたかったのかもしれません。

朝Pocheさんにメールを送ることを5日続けて、その後は「朝カーテンを開ける」を3日続けています。Pocheさんに声をかけてもらったように『よし、今日も1つできた！』と思えるようになってきました。」

 

「頑張れない」ときこそ、自分に優しくすることが大切

「もう頑張れない」と感じるのは、あなたの心と体が「休んで」と伝えているサイン。

無理に気力を振り絞るのではなく、「今はそういう時期なんだ」と受け入れることが大切です。

頑張ることだけが人生のすべてではありません。立ち止まる時間があるからこそ、新しい選択肢が見えてくることもあります。

今は何もできなくても大丈夫。

そして少しずつ、自分のペースで歩んでいけますように。

あなたが「無理しない生き方」を見つけて、心穏やかに過ごせることを願っています。