「SNSを見ると落ち込む…」そんなとき、心を守るためにできること
こんにちは。Pocheです。
今日は、「SNSを見ると落ち込むのに、やめられない…」と悩んでいるあなたに向けて、そっと寄り添うようなお話をお届けしたいと思います。
「見るとつらい、でも見てしまう」心の葛藤
・SNSを見たあと、なんとなく気持ちが沈む
・他人の投稿を見て、うらやましく感じたり、自分を責めてしまったりする
・「また見ちゃった…」と、そんな自分にがっかりすることもある
そんな経験、ありませんか?
実際のカウンセリングでも、
「見ると落ち込むのに、やめられなくて…」
「でも、そんな自分がもっとイヤになるんです」
という声をよく耳にします。
でもまず、知っておいてほしいのは、
これは誰にでも起こりうる自然な反応だということです。
SNSにはたくさんの「きらきらした部分」が詰まっていて、見ているうちに「自分は何もできていない」「なんだか置いていかれてる気がする」と感じてしまうのは、決して弱さや性格の問題ではありません。意志が弱いとか、そういうことではないので安心してくださいね。
情報を「選ぶ」という視点を持ってみる
「SNSを見ると落ち込んでしまう…」と相談すると、「SNSを見なければいい」「SNSをやめればいい」とアドバイスを受けることがあります。
もちろん、それが可能なら、それも1つの選択肢となります。
…でも実際には、「見ない!と決めたのに見てしまった…」というふうに、ますます自分を責めてしまう人が後をたちません。
そんな時に私がいつも提案しているのは、「見るものを選ぶ」という意識を持つこと。
SNSを見ない!と決めるのではなくて、見るタイミングや、見る内容を「自分で選んでいく」という方法です。
SNSは、全てが悪ではありません。
見ることで元気が出ることもあれば、便利な情報が見つかることもあるでしょう。
だからこそ、
「SNS=悪」「SNS=見ない方がいい」と思い込むのではなく、
「何を見るか」に視点を変えてみてくださいね。
そのために、自分の気分や体調に合わせて、“どんな情報を受け取りたいか”を考えてみてほしいのです。
たとえば…
・疲れているときは、そっと癒される言葉を届けてくれるアカウント
・元気になりたいときは、前向きになれるメッセージを発信している人
・何か調べたいときは、情報収集に特化したアカウント
プライベートと情報収集用のアカウントを分けるのも1つです。
こんなふうに、目的や気分に合わせて“選ぶ”ことで、SNSとのつきあい方で悩む回数は減っていくはずです。
「今の自分に合ったもの」を選ぶ
同じ言葉や写真でも、 「元気なとき」と「疲れているとき」では、感じ方がまったく違います。
だからこそ、
「今の私は、どんなものに安心できそうかな?」
「今日は、どんな言葉を見たらつらくなりそうかな?」
と、自分の状態に合わせて“受け取るものを選ぶ”ことを、ぜひ意識してみてください。
それは、心や体をやさしく守ることにつながっていきます。
つい過去の自分と比べたり、 もっと頑張れていた誰かと自分を比べたりしてしまうこともあるかもしれません。
そんな時にも「情報を選ぶ」のは効果的です。
インスタやXなど、「おすすめ」に流れてくるのは「過去の自分が調べていたもの(興味がありそうなもの)」たち。だから、なんとなく画面を眺めていると、ついつい「過去の自分の悩み」に引っ張られて、気持ちが落ち込みやすいのです。
でも、情報やアカウントを気分や状態によって選ぶことができると、 「今」の自分をちゃんと見つめることができます。
今のあなたに必要なものを選べるようになると、 「過去の自分」や「誰か」ではなく、 「今ここにいる私」に、そっと目を向けられるようになっていきます。
最後に
SNSを通して、たくさんの言葉や価値観にふれられる時代だからこそ、その中から「自分にとって心地よいもの」を選ぶことが大切です。
「見ない」とか無理したり、がんばらなくても大丈夫。
「今の私にちょうどいい」を選べることは、ちゃんと“前に進んでいる証”です。
そして、もしも「どれを選んでいいかわからない」「自分の気持ちがよくわからなくなってしまった」と感じたときは、心を整えるためのサポートを受けるのもひとつの方法です。
ここにも、あなたの気持ちをやさしく受けとめる場所があることを、思い出してくださいね。
あなたが、SNSの世界でも、日常の中でも、少しずつ「自分を大切にできる時間」が増えていきますように。
今日という日が、あなたにとって少しだけやさしい時間になりますように。