「まだ足りない」と思う心に——「今日はこれでよかった」と感じるために
Sponsored Links
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「今日もやり残した気がする」
「もっと頑張らなきゃいけなかったのに…」
「これしかできなかった自分にがっかり」
そんなふうに、一日の終わりに「自分にダメ出し」をしてしまうこと、ありませんか?
やらなきゃいけないことに追われて、本当は休みたいのに「もうちょっと…」と無理を重ねてしまったり、
「自分しかいない」「みんなもやっている」という状況で、心も体も疲弊してしまっている人もいるのではと思います。
でも…
“まだ足りない”と感じてしまうのは、あなたがいつも一生懸命だからなんです。
本当に「努力が足りない」から、そう感じているとは限りません。
努力しない人なら、冒頭でお伝えしたような悩みを抱えることは「そもそもない」からです。
“足りない”の正体は「がんばりたい気持ち」
「もっとできたはず」
「本当はこうしたかった」
そう思うと、自分を責めたくなる日もあるかもしれません。
でもその裏には、
「よりよくしたい」「丁寧に向き合いたい」という誠実な気持ちが、ちゃんとあるんです。
つまり、「まだ足りない」は、“がんばりたい気持ち”のあらわれ。
それを責める必要はありません。
むしろ、「私、ちゃんと向き合おうとしてたんだな」「足りないって思うほど、一生懸命生きてきたんだな」と、やさしく受け止めてあげてください。
「今日できたこと」に目を向ける
完璧にこなすことだけが、頑張った証じゃありません。
今日も、たったひとつでも「できたこと」があれば、それは立派な一歩です。
たとえば…
- 朝ちゃんと起きられた
- ごはんを作った/食べた
- 無事に仕事を終えた/仕事や登校を見送った
- 返事を一通返した
- なんとか今日を乗り越えた
どんなに小さくても、「ちゃんとやったこと」が必ずあります。
それを見つけて、「今日もよくやったね」と声をかけてあげること。
それが、心に静かな満足感を育ててくれます。
大切な人や「推し」がいる人は、その人に声をかけるつもりで「自分に同じように声をかける」と良いかもしれません。
「何もできなかった」と落ち込む推しに、自分だったら何と声をかけるか…。
- 「いてくれるだけで私は嬉しい」
- 「こうやって、ちゃんと悩んでいる」
- 「何もできないほど、先に頑張ったのかも」
そんなふうに、推しにかけてあげたい言葉を「そのまま自分」にもかけてあげてくださいね。
この方法を続けると、少しずつ「自分」を推せるようになります。
自分を推せるようになると、自然と自分に優しくなっていきます。無理しなくなり、疲れにくくもなります。
「今日はこれでよかった」と言ってみる
一日の終わりに、自分に問いかけてみてください。
「今日も、ほんとうによく頑張ったよね?」
「これで、よかったんじゃない?」
そんなふうに言葉にするだけで、心が少しずつゆるんでいきます。
“まだ足りない”と感じる日こそ、
「今の自分で十分だった」「疲れているなりに頑張った」と肯定して信じてあげることが、あなたを癒す力になります。
おわりに
がんばり屋さんほど、「もっとやれるはず」と自分に厳しくなりがちです。
でも、それはあなたがちゃんと人生に向き合っている証拠。ダメなことではありません。
だからこそ、自分にこう言ってあげてください。
「今日の私は、今日できるだけのことをやった」
「だから、これでよかった」
その言葉は、明日のあなたの心を、きっとやさしく支えてくれるはずです。