「私なんて」が引き起こす心のブレーキ——あなたの可能性を止めていませんか?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「どうせ私なんて…」「私なんかがやっても…」
そんな言葉が、ふと心の中に浮かぶことはありませんか?
自分を下げるつもりはなくても、ふとした瞬間に出てくる「私なんて」という言葉。
この口ぐせが、あなたの行動や考え方に大きなブレーキをかけていることがあるのです。
Aさんの体験:「私なんて」が口ぐせ
30代の女性・Aさんは、かつて自分に対していつも「私なんて」と言ってしまう癖がありました。
職場で評価されても「たまたまだと思われてるだけです」と受け取れず、友人からの誘いにも「私なんかがいても楽しくないでしょ」と断ってしまうことが多かったといいます。
「本当は挑戦してみたい仕事があったのに、どうせ私には無理…と思ってしまって動けませんでした。
でも、誰かに止められたわけじゃないんです。
勝手に『私なんて…』と、自分でブレーキをかけていたんですよね。」
Aさんがそう気づいたのは、カウンセリングでじっくり自分の思考を振り返ったときでした。
やりたいのにできない、やろうとすると怖くて踏み出せない……。そんな自分を責めたり落ち込んだりして、ますます「私なんて」を強くしていました。
「私なんて」が引き起こすマインドブロック
「私なんて」と思うクセがつくと、一歩踏み出そうとしたときに不安や恐怖が膨らんでしまいます。
Aさんのように、「やりたいのに動けない」「どう思われるか気になってしまう」と感じることはありませんか?
「私なんて」が引き起こす代表的なマインドブロックは、次のようなものです。
「私なんかが人の役に立てるのか?」
→ 挑戦したいことがあっても、「私には無理」と諦めて行動できない。
「私なんて、どう思われるのか…」
→ 人目を気にして自分らしく振る舞えず、どこか他人に合わせすぎてしまう。
「私なんかが幸せになっていいの?」
→ 幸せを感じることに遠慮してしまい、自分を後回しにする習慣がついてしまう。
「私なんかが意見を言っても意味がない」
→ 自分の思いを伝えることに消極的になり、周囲に流されやすくなる。
「私なんて頑張っても報われない」
→ せっかくやってみたいことがあっても、「どうせダメ」と最初から諦めてしまう。
「私なんて」という思考はどこからきたのか
このような「私なんて思考」は、幼い頃の経験や周囲からの何気ない言葉がきっかけになっていることが多いです。
たとえば…
「出しゃばっちゃダメ」
「もっとちゃんとしなさい」
「我慢しなさい」
「どうしてあなたは…」
「〇〇ちゃんはできるのに」
「あなたはいいわね」
こうした言葉を繰り返し聞いてきた人は、
「私は目立ってはいけない」
「人の期待に応えなきゃ」
という思い込みを持ちやすくなります。
なぜなら、これらの言葉は「今のままの自分では不十分」「他の誰かと比べられている」と感じさせ、自己肯定感を下げてしまうからです。
繰り返し聞くうちに、「私は認められるために頑張らなければならない」と思い込み、自分を押し込めるクセがついてしまいます。
自分を認めることは、わがままではない
Aさんは、カウンセリングを通じて「私なんて」と思うたびに立ち止まり、こう問いかける練習を始めました。
「本当は、どうしたい?」
「これが誰かの話だったら、どう声をかける?」
すると、「自分を信じてみてもいいかもしれない」と少しずつ思えるようになったそうです。
「今はまだ怖いけど、やってみたい」
「人目が気になっても、自分の気持ちを大事にしたい」
そんな思いが、Aさんの中に少しずつ芽生えていきました。
自分にストップをかけているのは、過去の思い込みかもしれません。
あなたがダメだから「私なんて」と思うのではなくて、ダメだと思わされていたり、「できない」と植え付けられているだけなのかもしれません。
「私なんて」と思うのが、絶対にダメだということではありません。
このように感じることで一番つらく苦しいのは、あなた自身のはずです。ただでさえ苦しい状況において、「こんな風に思うのはダメだ」と自分を追い込む必要はありません。
でも、もし今のあなたが「このままじゃつらい」「もっと自分らしく生きたい」と感じているなら、焦らずに少しずつ心のブレーキを見つめてみませんか?
「どんなブレーキがかかっているのか」を知るだけでも、きっと気持ちが軽くなるはずです。
それが、「私なんて」から抜け出す大きな一歩になります。
一人で抱えずに、気持ちを言葉にしてみませんか?
「私なんて」という言葉の奥には、きっとあなたの大切な思いが隠れています。
自分だけでは整理できないその気持ちを、誰かと一緒にひもといていくことも、ひとつの方法です。
あなたが、自分自身を大切にしながら生きていけるように。
そのお手伝いができたら嬉しいです。