「親に反対されそうで不安…」それでも自分の道を選ぶには?
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「親がどう思うかが気になってしまう…」
「自分のやりたいことがあるのに…」
「もう大人なのに…」
そんなふうに、親の期待と「自分の生き方」の間で悩んでいませんか?
親が良いと思うものが、あなたにとっても「良い」とは限りません。
親に合うものが、あなたに「合う」とも限りません。
だからこそこの機会に、「親の価値観に左右されてしまう理由」や「自分らしい生き方を見つける方法」について、一緒に考えていきましょう。
親の価値観に左右されやすい理由
親の意見に影響を受けやすい人には、いくつかの共通点があります。
たとえば、次のような思いを抱えていると、無意識のうちに「親の期待に応えること=正しいこと」と感じてしまいます。
✅ 子どもの頃から、親の期待に応えようと頑張ってきた
➡ 「いい子でいなきゃ」「親をがっかりさせたくない」と思いやすい。
✅ 親の意見=正しいものだと思ってしまう
➡ 「親が言うなら間違いない」「反対されるなら、私の考えはダメなのかも…」と感じてしまう。
✅ 親の期待を裏切ることに罪悪感を感じる
➡ 「育ててもらったのに、勝手なことをするのは申し訳ない」と思ってしまう。
✅ 親が苦労してきたのを見てきた
➡ 「親のように苦労したくない」「親の意見を聞いていれば安心」と感じてしまう。
✅ 自分で決めることに不安がある
➡ 「本当にこの選択でいいのかな?」と自信が持てず、親の意見を基準にしてしまう。
親の価値観に従うのはダメなこと!?
ここで言いたいのは、「親の考えが間違っている!」「親の価値観なんかに従うな!」という話ではないんですよ。
親の意見はひとつの選択肢であって、それが「あなたの正解」とは限らない…ということなのです。
今この記事を読んでくれているということは、きっとあなたも「親の意見と自分の意見」のズレや違和感に気づき、なんとなく生きづらさを感じている一人なのではと思います。
親の言っていることが正しいとか間違っている…ということではなく、「今の自分の生きづらさ」につながっていないかどうかという視点で考えてみてくださいね。
「理解する」と「従う」は別もの
親の気持ちを理解しようとすることは、決して悪いことではありません。
でも、「理解すること」と「その通りに生きること」は、別問題なのです。
例えば、親が「安定した仕事に就いてほしい」と言うのは、あなたの将来を心配する気持ち からかもしれません。
でも、親の時代と今では、社会の状況も、価値観も、大切にするものも違いますよね。だからこそ、「親の気持ちは尊重しつつ、自分は自分の道を選ぶ」ことが大切なのです。
「親に伝えなくてもいい」自分らしい生き方の見つけ方
「親のことが気になる…」という不安や恐怖、罪悪感といった気持ちは、すぐには消えません。
「親を説得しなきゃ」と思うと、それだけでプレッシャーになってしまいますよね。
だからこそ、まずは 親に伝えなくてもいい形で、自分の気持ちを確かめること から始めるのがおすすめです。
例えば…
🔹 「本当はどんなことをやってみたい?」と、自分に問いかけてみる。
🔹 「親に言わなかったら、どんな選択をしたい?」と考えてみる。
🔹 親の意見を抜きにして、「自分が納得できる選択」を紙に書いてみる。
相談事例:「親の期待」を気にしすぎずに生きる
・親が希望する会社に就職したものの、仕事が合わずに悩んでいた
・転職したいけれど、親に反対されそうで踏み出せない
・「自分の選択に自信がない」と感じていた
Kさん(30代・女性)はこのように、「親の期待に応えなきゃ」という気持ちを抱えていました。
そんなKさんがカウンセリングで取り組んだのは、「親に伝えなくてもいい形で、自分のやりたいことを探してみること」 でした。
たとえば、「親に内緒で副業について調べてみる」「親に報告しなくてもできる小さな挑戦をしてみる」……すると、少しずつ「親のための人生ではなく、自分の人生を生きる」感覚を持てるようになったそうです。
📩 Kさんから届いたメール(カウンセリング2ヶ月目)
「最初は、『親に反対されたらどうしよう』という気持ちばかりでした。この歳になって恥ずかしいですが、親にバレたらどうしよう…みたいな。でも、Pocheさんに『まずは親に言わなくてもいい形で、自分がどうしたいかを考えてみましょう』と言われて、気持ちがラクになったんです。
親と同居しているので『親の意見はスルー!』というわけにはいかないですが、最近は、『親の意見も参考にしつつ、最後に決めるのは私』と思えるようになっています。親との関係も、今の方が楽!以前よりも『親と話すのが怖い』と感じなくなりました。」
まずは、小さく始めてみる
「親の期待に応えなきゃ」と思うと、どうしても自分の気持ちを後回しにしてしまいがち。
でも、自分の人生を生きるためには、「少しずつでも、自分の気持ちを大切にする時間」を持つことが大事です。
そうすることでKさんのように、「親の期待」ではなく「自分の気持ち」を大切にする感覚を取り戻していけます。
あなたが、少しずつ「自分の人生を生きる」ことができるよう、心から応援しています。