友人関係で無理していませんか?“ちょうどいい距離感”の見つけ方
こんにちは。
心理カウンセラーPocheです。
「友人関係で、私ばかり頑張っている気がする…」
「相手に合わせすぎて、正直しんどい…」
「このまま付き合いを続けるべきか悩んでしまう…」
そんなふうに、人間関係に疲れてしまうことはありませんか?
本来、友人関係は「楽しいもの」であるはずなのに、なぜか「しんどい」「疲れる」と感じてしまうことがありますよね。
今日は、そんな「人間関係のバランス」について、一緒に考えていきましょう。
「私がやらなきゃ」と感じる心理
人間関係で「自分が頑張らないと」と感じやすい人には、共通する心理があります。
例えば…
✅ 相手を不快にさせたくない
➡ 「気を遣えば、関係がスムーズにいく」と思い、無理をしてしまう。
✅ 人間関係は努力が必要と思っている
➡ 「私が頑張らなければ、この関係は続かない」と感じてしまう。
✅ 過去に「関係を維持する役割」だった
➡ 幼少期、家庭や学校で「気を遣う側」だった人ほど、大人になってもそのクセが抜けにくい。
このような心理があると、「私がやらなきゃ」と無意識に自分を追い込んでしまい、人間関係が「楽しいもの」ではなく「頑張らなきゃいけないもの」になってしまうのです。
頑張りすぎずに関係を続けるコツ
「私ばかり頑張っている」「相手にもっと合わせてもらいたい」と思うなら、それは少し関係を見直すサイン。
本当に大切なつながりは、無理をしなくても続いていくもの。
あなた一人が頑張るのではなく、心地よくいられる距離感を見つけることが大切です。
🔹 全部応えようとしない
➡ 「誘われたら断ってはいけない」「頼まれたら引き受けるべき」と思いすぎないこと。
🔹 「一緒にいると疲れる関係」から少し距離を取る
➡ 会うたびに気を遣いすぎてしまうなら、頻度を調整してみる。
🔹 「嫌われるかも」と思っても、無理に合わせない
➡ 価値観が違うと感じたときは、無理に同意しなくてもいい。強い言葉で否定しなければ大丈夫。
関係を維持するために、「何でも頑張る」必要はありません。関係を維持したい相手がいるのなら、それこそ「あなた一人」が無理し続けないようにしてくださいね。
頑張りすぎると疲れてしまい、「もう無理!」と突然関係を断ちたくなることもあるからです。
相談事例:「ちょっと距離を置く」を試したSさん
Sさん(30代・女性)は、友人との関係に悩んでいました。
・相手の話を聞くばかりで、自分の話はあまりできない
・「また会おうね」と言われると、断れずに予定を入れてしまう
・正直、一緒にいると気を遣いすぎて疲れてしまう
「関係を切りたいわけじゃない。でも、このままだとしんどい…。」ーそんな思いを抱えていました。
そんなSさんが、カウンセリングでPocheと一緒に取り組んだのは「少し距離を置いてみる」ことでした。
たとえば…
🔹 LINEの返信をすぐにしない
➡ 「すぐ返さないと失礼かも」と思っていたが、時間をおいて返信するようにした。
🔹 誘いを断る練習をする
➡ 「最近忙しくて、また落ち着いたらね」と、一度断ってみる。
🔹 自分から連絡するペースを変えてみる
➡ これまで「連絡しなきゃ」と義務感だったものを、「気が向いたら連絡しよう」に変えてみた。
上記について試す前は、「冷たいと思われるかな?」と不安そうだったSさん。
「何かあったら一緒に考えれば大丈夫!」というPocheの言葉に後押しされて実際に試してみたところ、「前より気が楽になった」「以前のように楽しく話せるようになった」と語ってくれました。
📩 Sさんから届いたメール
「最初は、『距離を置く=関係が悪くなる』と思っていたんですが、そんなことはなくて。むしろ、無理をしなくなったぶん、前よりも素の自分でいられる感じがします。
さらに驚いたのは、距離を取ったことで、相手の態度も変わったこと。以前よりもお互いに気を遣いすぎず、程よい距離感で話せるようになりました。前は『頑張らないといけない関係』だったけれど、今は『無理せず続く関係』になれた気がします。Pocheさんに、『頑張らないほうが関係が続くこともあるよ』『何かあったら一緒に考えれば大丈夫』と言われたのがすごく心に残っています。」
ちょっと距離を置く
人間関係には、心地よい距離感があります。
無理をしない距離感を見つけることで、よりリラックスして付き合えるようになることもあります。
「頑張らないと続かない関係」なら、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
少し距離を置くことは、「関係を悪くすること」ではなく、「関係を長く続けるために大切なこと」かもしれません。
あなたが安心して関われる距離を大切にしてみてくださいね。